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破傷風とアスベスト 平成23年4月16日(土)

破傷風とアスベスト 平成23年4月16日(土)


破傷風ウイルスはあちこちの土の中に潜んでいる。
裸足で遊んで走り回って、いつのまにか傷を作ると、その傷口から感染する。
潜伏期数日後に発症すると、全身けいれん、呼吸困難などで非常に死亡率が高い。
子供はそんなこと知らずに走り回って怪我をするので、子供には予防注射をする。いわゆる「三種混合」の中に含まれている。しかし、ワクチンの効果は10年で消える。
大人になれば、むやみに怪我をしないだろ、ということで問題ないが、被災地ではそうはいかない。

一般に、東南アジア、アフリカなどへ渡航する際には破傷風の予防注射が推奨される。(けど、僕自身は一度も注射したことがない。そんなこと知らなかったから。)


予防注射にも副反応(副作用)があるので、絶対に、とは言えないが、
被災地で瓦礫を片付けるなら予防注射を考えるほうがいい。瓦礫の中で「かすり傷ひとつなし」という自信がないなら、注射を考えるべきだ。
釘のひとつくらい、踏んづけるでしょ?

破傷風の予防注射は少なくとも2回必要。1回注射したあと、3週間後にもう1回。これで効果が1年持続。
ひとりにつき2本も必要。なのに、、、、薬屋にまだ在庫があるという。

みんな、大丈夫なの?
無防備すぎる。


★★★

アスベスト

吸い込むと20年後に肺癌(中皮腫)になる。
まさに「ただちに影響を及ぼすものではない」。

レベル1:建物の石綿剤除去作業
レベル2:建物の断熱材除去作業
レベル3:建物の成形板などの除去作業
レベル4:足場組み立て、掃除など

それぞれに応じて「法律」で決められた装備がある。「法律」で。
レベル1では宇宙服並の装備が必要。

レベル3とレベル4でさえも、グフみたいな「毒ガスマスク」が必要と。「法律」ね。
↓こんなマスク。4000円もするのを買ってしまった。
破傷風とアスベスト 平成23年4月16日(土)_f0131183_13284927.jpg



つまり、被災地で倒壊した建物(2006年以前に建築された学校、公民館、ガソリンスタンド、などなど)を掃除している人たちはレベル3かレベル4適応のマスクが「法律」で義務付けられているはずなんだけど…

テレビでそんな場面を見たことがない…

気軽にボランティアなんてやってる場合じゃないよ。
学校の体育館とかに永遠に住んでて大丈夫なの?
誰かが指摘しているはずなんだけど。

確かに、マスクが品薄なので、そのへんは期待しておこう。




ま、なんだかんだで、レンホーが嫌い。
石原が好きというわけではないですが。

by akogarehotel | 2011-04-16 13:29 | 放射能と医療の真面目な話 | Comments(0)  

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