子宮頸がんワクチンの「推奨」を中止 平成25年6月14日(金)
子宮頸がんワクチンの「推奨」を中止 平成25年6月14日(金)
驚天動地のニュース。
ヨーロッパのSARS(MERS)ほどではないが、今年一番の国内ニュース。
子宮頚がんワクチンの推奨中止
子宮頸がんの予防注射を、つい昨日までは、自治体が補助金を出してまで、
『どんどん注射しなさい!』
と言ってたのに、今日から急に、、、
『注射しても、しなくてもいいです。というかホンネは注射禁止。』
まさに180度の方向転換。
公的には「ワクチン推奨の中止」という表示。つまり、自治体が補助金を出すことはもちろん、「注射をしましょう」と宣伝することも中止。医療機関での宣伝も中止。
「どうしても注射したい人だけが、勝手にやりなさい」と。
これを「ワクチンそのものの中止」と言えないのは大人の理由。
これまで注射しちゃった人に申し訳ができないし、開発したメーカーとの交渉も済んでないし、
でも、実質「ワクチン中止」であることは、誰でもわかる。サルでもわかる。
………
子宮は「とっくり」のようなくびれた形をしている。
くびれた部分が「頚部」。大きな部分が「体部」。なので、子宮がんは、子宮頸がんと子宮体がんに分類される。
このうち、子宮頸がんは、昔から、「不特定多数との性交渉」をする女性に多いと”おぼろげに”言われていたが、その原因が最近になってわかってきた。
つまり、パピローマウイルスなどの、ウイルスが性交渉により感染し、ガンを発生させるらしい、と。
(男性には何も害はない。女性だけ。なんだか、ずるい。ちなみに子宮体がんは、子宮頸がんとは別物なので、ワクチンで予防することはできない。)
で、パピローマウイルスに対する予防注射をしておけば、たとえ「不特定多数と性交渉」してウイルスに暴露されても、がんが発生しなくてすむ。
てことは、、、
不特定多数?という問題だが、、
単一人であったとしても、感染の確率は下がるが、ゼロにはならない。
だから、予防注射したら安心だよね、という意見。
ある意味、納得できる。が、、、
【注意】【重要】
念のため、
不特定多数 → 子宮頸がんになりやすい
これは正しい。
しかし、
子宮頸がん → 不特定多数
これは正しくない。
「逆」「対偶」という言葉を知っていれば当然。
一応、念のため。
………
そんな理由で(性交渉の時期を想定して)、
小学校高学年から中学生に対して、子宮頸がんの予防注射が無料でどんどん行われるようになったのだが、、、
小学校?というツッコミは、私の担当外。
でも、「うちの娘に予防注射したほうがよいでしょうか?」なんて、お母さんに訊かれると、、、
返答に困りますね。「性交渉は?」という質問もしずらい。
私は、「性交渉時期を想定して、予防注射時期が推奨されています。娘さんの時期を考えてください。」
と答える。
そんなこと言われたら、私のところへ予防注射に来る人はいない。そりゃ、そうだ。
しかし、現実は、あちこちで子宮頸がんワクチンが注射された。
どれだけの親が、「自分の子供の性交渉時期」を想定して、予防注射を受けさせたのだろうか。
しっかり理解していれば、小学生の娘に注射をさせることはないのでは?
なんて考える私は時代遅れ?
で、問題なのは、
昨日までは、「市が全額補助」という宣伝があった。だから、細かいことをいちいち気にせずに注射を希望してくる患者さんが多かったわけです。
「市が補助」ということは、「迷わず注射しろ」と同じ意味と受け取る人が多いから…
そんな現状で、「やっぱり中止」なんて言われたら、
今まで注射した人たち、どうするの?
………
予防注射の副作用(副反応)は、
①注射した部位が腫れたり、痛い。
→これくらいは、許せ。時間がたてば治る!はずが…
②注射後早期にショック。発症する可能性は極めて低いが、
→入院して救命可能だが、失敗すると、、
③注射後長期(数年)に脳障害。発症する可能性は極めて低いが、
→治療方法がない。死亡と同等。
で、子宮頸がんはまだ2,3年のワクチンなので、①②が問題になってるのだが、、、
①が、なかなか治らないらしい。
しかも、接種した人の半分近くに症状があるらしい。これはひどい。
………
個人的には③のほうが恐いです。
そういう人を目の当たりにする職場にいたからですが、
すべての予防注射で③が生じる可能性がある。
その確率は非常に低く、せいぜい100万人に1人かもしれない。
しかし、人生で何回の予防注射をするか?
インフルエンザを年に2回もすれば、0歳から20歳までの間に60回くらいの予防注射をするかもしれない。
百万分の1のロシアンルーレットを60回撃てるか?自分の子供に向かって?
実は予防注射って恐いよね、と思う。
だから、子宮頸がんに限らず、必要なさそうなものは、子供には打たせないつもり。インフルエンザが2回も必要だろうか。感染したら即タミフルのほうが、圧倒的に安全な治療だと思う。
ま、そんな個人的な意見はともかく、
………
「やれ」と言われた子宮頸がんワクチンのおかげで、障害が残った。
この責任、どう取ってくれるの?
という訴えが、国と地方自治体に対して多発する。
そりゃ、保証せざるを得ないから、、、
いっそう経済が悪くなる。
『「全額補助する」と言っただけで、「注射しろ」とは言ってない。』
驚天動地のニュース。
ヨーロッパのSARS(MERS)ほどではないが、今年一番の国内ニュース。
子宮頚がんワクチンの推奨中止
子宮頸がんの予防注射を、つい昨日までは、自治体が補助金を出してまで、
『どんどん注射しなさい!』
と言ってたのに、今日から急に、、、
『注射しても、しなくてもいいです。というかホンネは注射禁止。』
まさに180度の方向転換。
公的には「ワクチン推奨の中止」という表示。つまり、自治体が補助金を出すことはもちろん、「注射をしましょう」と宣伝することも中止。医療機関での宣伝も中止。
「どうしても注射したい人だけが、勝手にやりなさい」と。
これを「ワクチンそのものの中止」と言えないのは大人の理由。
これまで注射しちゃった人に申し訳ができないし、開発したメーカーとの交渉も済んでないし、
でも、実質「ワクチン中止」であることは、誰でもわかる。サルでもわかる。
………
子宮は「とっくり」のようなくびれた形をしている。
くびれた部分が「頚部」。大きな部分が「体部」。なので、子宮がんは、子宮頸がんと子宮体がんに分類される。
このうち、子宮頸がんは、昔から、「不特定多数との性交渉」をする女性に多いと”おぼろげに”言われていたが、その原因が最近になってわかってきた。
つまり、パピローマウイルスなどの、ウイルスが性交渉により感染し、ガンを発生させるらしい、と。
(男性には何も害はない。女性だけ。なんだか、ずるい。ちなみに子宮体がんは、子宮頸がんとは別物なので、ワクチンで予防することはできない。)
で、パピローマウイルスに対する予防注射をしておけば、たとえ「不特定多数と性交渉」してウイルスに暴露されても、がんが発生しなくてすむ。
てことは、、、
不特定多数?という問題だが、、
単一人であったとしても、感染の確率は下がるが、ゼロにはならない。
だから、予防注射したら安心だよね、という意見。
ある意味、納得できる。が、、、
【注意】【重要】
念のため、
不特定多数 → 子宮頸がんになりやすい
これは正しい。
しかし、
子宮頸がん → 不特定多数
これは正しくない。
「逆」「対偶」という言葉を知っていれば当然。
一応、念のため。
………
そんな理由で(性交渉の時期を想定して)、
小学校高学年から中学生に対して、子宮頸がんの予防注射が無料でどんどん行われるようになったのだが、、、
小学校?というツッコミは、私の担当外。
でも、「うちの娘に予防注射したほうがよいでしょうか?」なんて、お母さんに訊かれると、、、
返答に困りますね。「性交渉は?」という質問もしずらい。
私は、「性交渉時期を想定して、予防注射時期が推奨されています。娘さんの時期を考えてください。」
と答える。
そんなこと言われたら、私のところへ予防注射に来る人はいない。そりゃ、そうだ。
しかし、現実は、あちこちで子宮頸がんワクチンが注射された。
どれだけの親が、「自分の子供の性交渉時期」を想定して、予防注射を受けさせたのだろうか。
しっかり理解していれば、小学生の娘に注射をさせることはないのでは?
なんて考える私は時代遅れ?
で、問題なのは、
昨日までは、「市が全額補助」という宣伝があった。だから、細かいことをいちいち気にせずに注射を希望してくる患者さんが多かったわけです。
「市が補助」ということは、「迷わず注射しろ」と同じ意味と受け取る人が多いから…
そんな現状で、「やっぱり中止」なんて言われたら、
今まで注射した人たち、どうするの?
………
予防注射の副作用(副反応)は、
①注射した部位が腫れたり、痛い。
→これくらいは、許せ。時間がたてば治る!はずが…
②注射後早期にショック。発症する可能性は極めて低いが、
→入院して救命可能だが、失敗すると、、
③注射後長期(数年)に脳障害。発症する可能性は極めて低いが、
→治療方法がない。死亡と同等。
で、子宮頸がんはまだ2,3年のワクチンなので、①②が問題になってるのだが、、、
①が、なかなか治らないらしい。
しかも、接種した人の半分近くに症状があるらしい。これはひどい。
………
個人的には③のほうが恐いです。
そういう人を目の当たりにする職場にいたからですが、
すべての予防注射で③が生じる可能性がある。
その確率は非常に低く、せいぜい100万人に1人かもしれない。
しかし、人生で何回の予防注射をするか?
インフルエンザを年に2回もすれば、0歳から20歳までの間に60回くらいの予防注射をするかもしれない。
百万分の1のロシアンルーレットを60回撃てるか?自分の子供に向かって?
実は予防注射って恐いよね、と思う。
だから、子宮頸がんに限らず、必要なさそうなものは、子供には打たせないつもり。インフルエンザが2回も必要だろうか。感染したら即タミフルのほうが、圧倒的に安全な治療だと思う。
ま、そんな個人的な意見はともかく、
………
「やれ」と言われた子宮頸がんワクチンのおかげで、障害が残った。
この責任、どう取ってくれるの?
という訴えが、国と地方自治体に対して多発する。
そりゃ、保証せざるを得ないから、、、
いっそう経済が悪くなる。
『「全額補助する」と言っただけで、「注射しろ」とは言ってない。』
by akogarehotel | 2013-06-15 13:20 | 放射能と医療の真面目な話 | Comments(0)