この本を読め 「エンゾ早川」 平成25年7月25日(木)

この本を読め 「エンゾ早川」 平成25年7月25日(木)

f0131183_18115991.jpg

「エンゾ早川」とは本の題名ではなく、著者名です。

この人は、ロードバイク界ではかなり有名な方のようだ。
外見も交流関係も成り立ちも物言いも、そして文才も。
茅ヶ崎という華やかな場所で、華やかではないトライアスロン専門店を運営していたが、だんだんとロードバイク専門店になってきて、、、

というオヤジが、
「ロードバイクを楽しみたい」と思うオヤジ達にやさしく丁寧に教えてくれる。そんな本を多数出版している。


著書がいくつもある中で、一番のオススメは?ときかれたら、これ。
「オトナになってからロードバイクをはじめた人が速く走れるようになるために攻略すべき3つの局面」
エイ出版社 1200円

私がロードバイクに初めて乗って1時間もしないうちに、腰痛と股間の痛みに苦しんだが、、、
「初心者は腰痛と股間が痛むので、、、こうすればいい、、、。」
と書いてある!

クロスからロードになったら、足首(ふくらはぎ)が疲れることが多くなったので、なんでだろう、と思ったら、、、
「初心者は、ふくらはぎが疲れるようなら大問題。こうすればいい、、。」
と書いてある!

ビンディングシューズをはきたくないなぁ、と思ったら、、
「初心者は、ビンディングシューズをはかないと、こうなるから、、、、」
と書いてある!

なんでオレの心が分かるの?
ま、フォームやペダリング技術を初心者用に解説してある本は他にもたくさんあるが、この早川さんのは書き方がおもしろい。
だから、楽しくあっという間に読めてしまう。

自転車に乗らない人でも読めばいい。
きっと自転車に乗りたくなる。


………


そんなテクニックガイドとは180度別物(?)なのが、これ。

「ジロ ディ 箱根」双葉社 1600円

分類上は小説となっている。
リアル小説というか、エッセイというか、日記というか。
茅ヶ崎から箱根の往復路を舞台に、著者とロードバイク仲間が成長していく様子を描いた「作品」。まるで冒険小説のように、ワクワクしながら、あっという間に読み通してしまう。

なかでも、「三枚橋交差点」の話。

(抜粋ではなく、文体を換えて要約。)
「あっちとこっちは別世界。
三枚橋交差点を直進するのは、有名な箱根駅伝の通路。坂はどちらかというと緩いが、交通量が多い。
三枚橋交差点を左折するのは「箱根旧道」。強烈な坂がいくつもあり、交通量が少ない。
私はこっちを登る。
たとえ自転車乗りだとしても、あっちへ行く人間とは価値観も生活観も違うので、絶対に交流することはありえない。」


ロードバイクに乗るのはいいとして、
なんのために乗る?
どこまでがんばる気がある?
その辺の著者の価値観をガシガシと感じることができる。
そして自分も「箱根を上りたい。もちろん旧道を。」と思わざるをえない。いてもたってもいられなくなる。


著者さんが言いたいことは、
「この程度のことは誰でもできることです。ただし、それなりの努力が必要。その努力に費やす時間がもったいないかもしれないので、効率よく努力する方法を伝授します。そうすれば、あなたにも、、、、、ができる!」


彼の著書は全て、努力が嫌いな人には読めない本。

…と書くと、まるで私自身が努力大好きの理想の人みたいに錯覚するので、
そうではなくて、
エンゾ『やれるもんなら、やってみな。、、ほら、これくらいできるだろ』
と挑発されているようなんです。
だから、コノヤロと思いながら、むざむざと挑発にのってしまうんです。
言い換えれば、

努力することが大嫌いな人でも、ついつい努力してしまう本。


で、驚いたことに、
この人の写真が各所で公表されているのだが、、
かなりご高齢かと思ったのだが、(^^)

私より2歳も年下だ。


最後に、彼の唯一の欠点は、、、
W大学卒業ってことだろうか。あやのいちさんと同じ。(ネット公開情報)


………


私には箱根はないが、榛名がある。
[PR]

by akogarehotel | 2013-07-26 18:12 | 本気のサイクリング | Comments(0)  

名前
URL
削除用パスワード

<< ブセナ岬 海中展望塔 平成25... 初心者目線の「落車」 平成25... >>