松戸記念競輪(市田復活) 平成25年8月15日(木)

松戸記念競輪(市田復活) 平成25年8月15日(木)


8月15日は特別な日なのだ。
市田が競輪に復活する特別な日だ。
そんな日に、たまたま、仕事が休みならば、当然出かけないといけない。
もちろん、松戸まで。


………

市田は、3月の落車で骨盤骨折と肺挫傷となった。

骨盤骨折だけでも、重傷だ。
骨盤骨折は、一般的に出血が多く、整形外科的に「メンドクサイ」骨折だ。
しかし、肺挫傷(肺損傷)は骨折なんてものとはレベルが違う。

個人情報のため、ほとんど発表されていなかったケガの状況だが、
復活とともに本人がインタビューで報告している。

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『肺の損傷がつらかったけど、現在はそれでも「正常人の101%」ある。』

このコメントに明るい話題はひとつもない。「101」という数字は全く意味がない。


【%VC(肺活量)】
肺活量は身長を基準に正常値が決められている。
その基準値に対して、自分の肺活量がどれくらいあるか。それが「%VC」(パーセントブイシー)。医学的に論じられる「肺活量」のこと。100%が正常。80%を下回ると異常。

肺活量は、もちろん、スポーツで鍛えれば増加するし、タバコ、大気汚染、肺癌、農薬による肺炎などで低下する。または、ケガにより肺の一部が破壊されれば、当然低下する。一方、気管支喘息では肺活量は低下しない。(医学部の試験に出やすいところ。)

で、この基準値というのが、意外と低めに設定されている。
私くらいの運動経験(大学水泳部)でも、学生時代に測定したら、%VCが120%もあった。(ちなみに私は小児喘息。)
プロの運動選手となれば、130%はあっただろうし、高橋尚子やインデュラインなら150%以上あるのでは?

で、ここからが肝心。
仮に、市田がケガの前に130%あったとしたら、
ケガをした瞬間に、その瞬間に、101%(またはそれ以下)になったとしたら

肺活量が一瞬にして、4分の3になったとしたら、
それは、肺の4分の1が一瞬にして破壊されたことを意味するが、

呼吸困難どころか、窒息の危険がある。
すぐに酸素吸入をしないと命の危険がある。
そんな大事故なわけだ。

肺癌の患者さんの手術の場合、肺の4分の1を切除したりする。
手術終了後は当然のように酸素を吸入しながら退室し、そのまま2週間くらいは酸素を吸ったままの生活になる。
肺挫傷とはそういうものだ。

だから「肺挫傷」と発表されたときから、医者としては、そんな可能性を考えて、生死不明と同じくらいに心配していた。

なので、今回の復活は涙が出るくらいにうれしい。
本当にキセキだし、
だからこそ、昨日(8月14日)、碓氷峠2往復くらいできないようでは応援する資格なんてない、と言い切ったわけだ。



だが、当然、まだ終わってはいない。
肺癌手術の患者さんは、そのままでは息苦しくて日常生活にも苦労する。自転車なんてもってのほか。
「呼吸リハビリ(肺リハビリ)」というトレーニングを行い、数ヶ月の後に、やっと酸素吸入をやめ、やっと日常生活で呼吸苦を感じなくなる。

市田が医者の想像を超える体力と体格と気力の持ち主であったとしても、もう少し時間が必要だ。
現時点では、まだやっと「普通の人間」に戻っただけである。


肺はふくらむ。
肺はトレーニングで鍛え上げることができる。
事故で壊れた肺は、破れた風船のように縮んで小さくなっているが、残っている元気な肺がふくらんでくればいい。
そうすれば、また肺活量は増える。以前と同じまで?それも不可能ではないかもしれない。

だから、本当の復活はまだ先なのだ。
でも、たったの半年で、自転車に乗っている元気な姿を見られるだけでも「奇跡的な復活」なのである。



………


松戸競輪の指定席発売開始時刻は午前8時半。
去年の小田原記念の苦い経験から、朝5時半に起きて新幹線で松戸へ向かう。
発売時刻には100人弱の行列。
奮発してロイヤル席(3000円)を購入。市田の快気祝い。

指定席を購入したら、駅前のマックで時間つぶし。同じようなオッチャンが多数。開場時刻の10時になったら再び競輪場へ。

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準備万端。
もちろん「市田の金ヘル」を忘れずに。
新聞を1つ買ってきたら、入場時に1つ無料。合計2つもある。


というか、初めての「ロイヤル席」。
バブル時代の遺産ですか?涼しくて、静かで、ムダに豪華。
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当然、フリードリンクなのだが、お姉さん(おばさん)に注文して持ってきてもらうので、逆に不便かも。


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お客さんも多いのでは?
暑いけれど、小田原よりは日陰が多く、指定席がなくても不可能ではないかもしれない。

そして「アウェイ絶好調」の法則
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1Rでいきなり、新幹線往復ぶんのプラス。



2Rが終わると、3Rの展示。
いよいよ市田の登場。
バンクを3周してくれる。
スタンドから市田に大声援が飛ぶ。
もちろん、俺も叫ぶ。金色のヘルメットを振る。
首を振って答えてくれる市田。
(競輪では、選手が観客へアクションをしてはいけない。八百長防止のため。そんな規則なんて、なければいいのに。車券の発売のない全プロ(単なるレース)では、佐藤慎が観客に投げキッスしていた。)


しかし、
「応援車券は儲からない」の法則。
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今日は、この車券を買うために松戸まで来た。
(名前を入れるために100円車券も購入。)

市田を1着にした当たるはずのない車券。
だって、休養明けで、まだ完調ではなくて、いきなり初戦から1着が取れるほど、プロの世界は甘くないでしょ?
「誰も応援しなくたって(誰も車券を買わなくたって)、俺だけは応援するよ(俺だけは車券を買うよ)。」
と思って。


そしたら、なんと1番人気?
松戸の番組屋さんの配慮なのか、意地悪なのか。
『調子が悪い』と宣言しているのに、一番人気??


みんな(お客さん)、肺挫傷を甘く見すぎているんじゃない?


だから結果は仕方ない。
それでも、しっかりと、一度は大西をブロックしたじゃないか。
番手から出られなくて6着だったけど、大差負けではないじゃないか。
完走しただけでも、
酸素吸入をしなくていいだけでも、
車椅子じゃないだけでも、
全然、十分でしょ?


レース終了後は、応援が野次に変わってしまったけど、本当の「復活」まで、もうちょっと待とうじゃないか。
福井県民にしかわからない「復活」という言葉の意味がある。
福井記念がなぜ「フェニックス」といわれるか。



それにしても、車券が下手なやつほど声がでかい。
(あまりの野次られようから、そのまま「お帰り」にならないか心配だったけど、eSHINBUNのサイトで「まだまだがんばります」とコメント。よかった、安心しました。)


………

ということで、12レース中、4レース的中したけど、大きくマイナスな松戸競輪が楽しく終了。

そういえば、脇本君もがんばってたね。

そういえば、記念競輪につきものの「素人自転車大会」的なものも楽しませていただきました。坂田選手、ありがとう。


上野に移動して、久しぶりに「オフ会」。
村上さんが無事に合流できるか、みんなでヒヤヒヤしたけど、会えて安心。
ついでに、また新刊される本を頂いてありがとう。
それにしても、公務員コンビは飲み屋探しのプロだね。いわゆる、町の達人。上野までテリトリーなの?恐るべし。
御徒町の社長さんとは数日前から群馬でニアミスしてたと聞き、ビックリ。
好青年No1は、相変わらず未来豊富な好青年だった。
そして、実は「一度、ロードを買おうと考えたことがある」合コン大王様、ロードを買ってください、乗ってください、一緒に北海道へ走りに行こう。僕のジャイを進呈してもいいです。


(あえて、いろいろな呼び名を使ってみました。失礼。ちなみに、岡ちゃんが来れないことをみんなで寂しがってました。)




★追記
群馬県にお住まいの方は、本日付け(8月18日)の上毛新聞を買ってみてください。地域欄の「グリーンドームふわふわイベント」に注目。
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by akogarehotel | 2013-08-18 11:48 | 競輪ブログ | Comments(0)  

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