「いねむり先生」 平成25年9月15日(日)

「いねむり先生」 平成25年9月15日(日)

  
半沢直樹すら興味がない私が、テレビドラマなんてものを久しぶりに見ました。
半沢直樹の裏番組を。


「いねむり先生」

伊集院静の事実に基づく自叙伝。
妻、夏目雅子を白血病で亡くし、その後、阿佐田徹也(劇中表記「徹」)と出会い、過去の人生を見つめなおすというもの。
要所要所に、麻雀と競輪のシーンが盛り込まれている。

私は原作を読んでいないが、おそらくそこそこの長編でしょう?
それをギュギュっとドラマ枠に縮めた感が強い。
よく言えばスピーディ、悪く言えば省略形。よく見ていないと、伊集院静が何を言いたいのかを見逃してしまう。
が、それを助ける名優、西田敏行。さすが競輪大国福島が生んだヒーロー。
見た人すべてに、よくわからない感動を与えてくれる。

おもしろかったですね。
少なくとも時間の無駄ではなかった。


(ちなみに、本来は「阿佐田哲也」。劇中に西田が色紙にサインしたのは「阿佐田徹也」。
違う?)


………


しかし、一番、目についたのが、

一番、怒りたいことが、、


競輪界のやる気のなさ。。。。

JKAだか、競輪選手会だか、日本自転車振興会だかが、しっかりと「協力」と出ているのに、、、

お前ら、ちゃんと協力してんの?
それで、競輪の宣伝になるとでも思ってるの?


なんで、平成盤のユニフォームなの?
現在の平成のユニフォームは9色。
阿佐田徹也のころの、昭和の時代は、7色。5、7、9番車は2色使用した縞々模様だった。
旅館や町並みが昭和風なのに、なんで競輪場だけが、「全部平成」なの?

小物に関しても、
阿佐田哲也が新幹線や、居酒屋で支払うときのお金は旧札。500円札まで登場する。
なのに、なんで競輪場で車券を買うときだけは、福沢諭吉なの?

ま、マークシートが登場しなかったのは許す。
というか、万が一、登場してたりしたら、すぐにテレビを消す。


しかし、車券そのものは、バリバリに現代風の印刷モノ。
ついでに、その場面、
テレビでのゴールシーンは、8-6。
「当たった。大穴だ。」と喜ぶのは許す。8-6だものね。でも、手持ちの車券には、2-6と印刷してある。

なめてんのか?


弥彦競輪でのシーンは、もはやお話にならないレベル。

だって、7車立てだよ?
ありえない。

しかも、そのレース直後のシーン。
伊集院静役の藤原くんのセリフは、

『10レースが終わりました。』

いつの世の中に、第10レースが7車立てだったことがある?
私の記憶が正しければ、日本の歴史上、そんなことは一度もない。


要するに、「レースシーン」の製作協力が全くないんだよね。
実際にあった適当なレースビデオを、テキトーにはさんであるだけ。
たった9人のバイト選手に古いユニフォームを着て走ってもらうだけでいいのに、それができない。
やらない。
やる気がない。


頭に来たから、明日の京王閣オールスター決勝は1円も買わない。


………

それに引き換え、麻雀界の気合いは違う。

もはや芸能人というよりは、麻雀界の人となった萩原聖人は当然。
さらに、阿佐田哲也の直弟子の小島武夫が牌さばきを指導し、自らも出演。
(競輪でいえば、レースシーンに中野とかヤマケンとかが出るのと同等。)


しかも、劇中の1分もないであろう麻雀シーンの、あがり形まで気を配っている。

阿佐田哲也が、③⑥(3、6ピン)のどっちを捨てるか悩んでリーチしたところを、伊集院静が③⑥(3,6ピン)のシャボであがるとか。たぶん、誰にも気づかれないところに、ものすごく気を使ってる。


ま、倒した牌がきれいに理牌されてるのは、テレビだから仕方がないけど。


だから、一層、競輪界の手抜きが目立っちゃうんだよね。


………


最後のシーンがあっけなく登場したので、少し補足。

阿佐田哲也は、心筋梗塞による「心破裂」で死亡。突然死。
あの肥満で、たばこをふかしていれば、医学的には当然の結果。

ただし、本人も劇中で

『人は病気で死ぬのではない。寿命で死ぬのです。』

と言っているので、十分理解していたと思われる。

ただ、有名な阿佐田哲也原作の「麻雀放浪記」のセリフ。

ドサ健 『死んだら負けだ。負けたやつはハダカになる。それが決まりだ』

阿佐田哲也も、年をとって人生観が変わったんでしょうね。



ということで、

「いねむり先生」の原作を読んでみたくなった。
ついでに、
今回の作品がDVD化されるという。DVDでもう一度見てみたい。

ちなみに、阿佐田哲也の作品は「全て」読んでしまったので、これ以上ないのが残念だ。
麻雀放浪記は何度読み直したかわからないくらいだ。


でも、一番おもしろいのは 「ドサ健バクチ地獄」。


………

今夜は星がきれいだな。明日は晴れるかな。
[PR]

by akogarehotel | 2013-09-16 00:36 | この本を読め | Comments(4)  

Commented by ビバ at 2013-09-19 00:28 x
最後の台詞は確か鹿賀丈史が真田広之に向けた天和の仕込みの合図だったよねぇ?
懐かしい・・・
Commented by akogarehotel at 2013-09-19 15:37
惜しい!
というか、そんなことを間違える?!

鹿賀丈史(ドサ健)に対して、哲(真田広之)が組んだのは出目徳。
出目徳の合図で真田広之が天和を仕込む。

このセリフの次に、
『このぶんなら、明後日も晴れるな』
と言って、2回連続天和。
怒り狂う鹿賀丈史が電球に頭をぶつける。

最後は出目徳が天和をあがって死ぬ。
「死んだ奴はハダカになる」

「麻雀放浪記」と「私をスキーに」。あのころの超名作だよね。
あと「カリオストロ」もほぼ同時期か。
Commented by ビバ at 2013-09-20 19:47 x
そうですねー ^^;
Commented by akogarehotel at 2013-09-21 16:38
ごめん、俺も間違い。

出目徳があがって死んだのは、天和ではなく九蓮です。当然だよね。


★そんなことより【重要】お知らせ★

群馬県選手権 9月29日(日)
朝8時半 敷島県営プール

なお、当日、赤城県道付近は渋滞が見込まれますので近づかないようにしましょう。
名前
URL
削除用パスワード

<< 台風一過の草津白根ヒルクライム... ポケモントレッタという非常にヤ... >>