胸部レントゲン検査とか検便とか 平成25年11月18日(月)

胸部レントゲン検査とか検便とか 平成25年11月18日(月)


たまに、マジメな話。

『大腸がんになると便が細くなる』

これは、教科書に載っている基本的なこと。

では、その「逆」。
「便が細くなった人は、大腸がん」
これは、どれだけ正しいか?

「便が細い」といって受診する患者さんには大腸がんを疑え、とはうるさく指導されるけど、実際に、「便が細い」ことで受診した患者さんのなかに大腸がんの人がどれだけいるか?
1000人に1人くらいしかいないんじゃない?

でも、その一人を見つけるのが医者の仕事だから、
結局は1000人全員に精密検査(大腸カメラ)を勧めるわけだ。
100万人に一人じゃなくて、1000人に一人だから、検査する側もほとんど悪気はないと思う。
でも、やられる側は、、、?
個人的には、嫌なら断っても全然構わないと思う。


一方、胸部レントゲンは?
大腸カメラは痛い検査だけど、胸部レントゲンは痛くない。
放射能もほとんど問題ない。
(むしろ赤城山のワカサギのほうが痛い。)


「健康診断で毎年、胸部レントゲン検査を受けましょう」

なんて言われてるけど、、、

『胸部レントゲン検査を施行しても、肺癌による死亡率を低下させることはできない』

と、厚生省の友人がよく言っている。
「健康診断なんか受けたって、肺癌は減らないよ」と。
おそらく事実だと思う。

でも、そんな「夢をくじくような話」をしないでよ!
ということは、お役人さんも理解しているから、決して、
「胸部レントゲン検査は意味がありません」
なんて発表はしない。
そんな「サンタクロースは実在しません」なんて発表はしません。

だって、サンタクロースは実在しなくとも、十分に価値があるでしょう?
夢を与えているでしょう?
健康診断も同じこと。
健康診断の項目に「レントゲン検査」があるだけで、

…健康診断って大事なんだな。
…肺癌ていう病気は恐いな。
…タバコやめようかな。
…いつかは健康診断を受けようかな、今年は遠慮しておくけど。

って思うでしょう。
国民の潜在意識にいろいろと訴えてくれる。

ゆえに、
肺癌以外の治療にも利用できることも含めて、
たとえ肺癌の治療率を向上させることがなくとも、
「肺癌検診としての胸部レントゲン検査」は必要なんだよ。

だけども、もしも、

国民の医療費が高額になりつつあるので、必要のない健康診断は中止しよう、
なんていう政治的な動きが起きるようだったら、、、、

この国は本当にやばくなる。
そんなときは急いで外貨預金をしよう。


え、おれ?
生まれてこのかた、今まで一度も、
健康診断なんてやったことないし。。。。

だって大事なのは、「健康診断があります」と宣伝することであって、
「健康診断の受診率」を増やすことではないから。
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by akogarehotel | 2013-11-19 19:48 | 放射能と医療の真面目な話 | Comments(0)  

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