塩沢峠と御荷鉾(みかぼ)林道 平成25年11月19日(火)

塩沢峠と御荷鉾(みかぼ)林道 平成25年11月19日(火)


ということで、丹荘駅から塩沢峠へ行ってきました。
処々のブログで、群馬最大の激坂という情報だったのですが、、、

一言、
バイエルンのオランダ人FWだろ、これ。
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アリエンロッベン!

20%(推定だけど、たぶん確定)の坂が数百メートル続きます。

「壁」というとリアリティがないから、
あえて、
「滑り台」と表現します。これなら、決して表示偽装ではない。
子供の遊び場にあるアスレチックの滑り台と、ほぼ同じ勾配。でもって、距離は無限大。

観音山の大谷以上に『恐怖を感じた坂』でした。

多分、自転車で上ることを想定していない。
というか、
下りることはもっと無理!


………

新前橋駅 9時32分
高崎駅で乗り換えて
丹荘駅 10時09分着

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無人駅で、さびしく自転車を組み立てて、西へ向けて出発。
新宿(しんしゅく)という交差点を右折してからは、国道462号で「神流(かんな)方面」へ。
塩沢峠スタート地点までは約30km。

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数km走ると、鬼石(おにし)にあるセブンイレブンに到着。
ここから先には、コンビニはない。

鬼石から神流湖まではマイルドな上り。
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この国道462号は非常に走りやすい。道幅も広く、舗装も良い。
それなのに、さらに舗装改良工事なんてのをあちこちでやっている。
交通量が多いわけでもないのに、どこにそんなお金があるのだろう?


30分ほどで神流湖が見えてきた。
下久保ダムの「要塞」。
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そして、神流湖。
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周辺には「冬桜」とか「きょうりゅう王国」とか「三波石」などと観光資源が豊富のようだが、無視して先を急ぐ。

大きな神流湖が終わる頃、やっと目的の塩沢峠が前方に見えてきた。
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塩沢峠の入り口である、神流町(かんなまち)に到着。
丹荘から32km。2時間弱。
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意外と賑やかな街並みだ。
ヒルクライムで銀行を見かけるなんて、初めてかも。
小さな商店や食堂がいくつもある。自販機もある。しかし、コンビニはない。

その神流町の町外れが塩沢峠の「スタート地点」。
いくつもの案内板が並んでいる。
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ここを右折する。
交差点の右角には神社がある。しっかりとお祈りをして、完走を祈願する。


………


塩沢峠の概要。
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Step1 3.5km 
準備運動。10%弱のだらだらした直線。赤城の料金所付近のよう。2車線。民家が点在。

Step2 1.5km
悪天時通行止めのゲートを越えると道幅が狭くなり「滑り台」の始まり。
ここから距離1500mで標高差160m。しかも直線。
滑り台を1段のぼって、少し平坦。また1段のぼって、ちょっと平坦。この繰り返し。
最後の500mでは標高差90mを上る。単純計算で18%。途中に平坦部があるのだから、、、最高何パーセントなの?

Step3 2.0km
待望のカーブ区間。要所要所は10%弱だけど、まさに息抜き、まさにパラダイス。カーブってのは、こんなにありがたいのか!

Step4 1.2km
最後にもう一度イベント。10%超のカーブと直線。途中には距離700mで標高差100m(平均15%)の区間がある。
ゴール前は見通しのいい直線。つい、もがいてしまう。

合計距離8.2km 標高差740m 平均9.0%
平均値なんて、まったく意味がないと痛感する。


………

神社で15分ほど休憩。
しっかりと補給する。もちろん、目標は着地なしだから。

さて、スタート。
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牙をかくす虎のようなスタート地点の風景。


Step1 0km
ときどき下りや平坦もあるので楽な気分で上っていく。しかし、全平均9%なのだから、平坦なんてないほうがいいに決まってる。
塩沢ダムも通過。
さっき、もっと大きな下久保ダム要塞を見ているのだから、ここの写真は必要ない。

Step2 3.5km地点
「連続雨量○mmで通行止め」のゲートを越えると、雰囲気が一変。虎が牙をむく。
20%くらいあるんじゃないの?という滑り台みたいな坂が連続。
30mくらい上ると、一段落。そしてまた滑り台。そして一段落。この繰り返し。
なんとか着地せずに(おそらく)最後の坂の前まではたどり着いたが、、、

最後の坂を見て、もう無理!
(ページトップの写真)
思わず笑ってしまう。なんなのこれ?!
今までより、一段と勾配が増した坂が、視界のテッペンまで続いている。

残念ながら、2,3回踏んだところで力尽きた。

顔では笑いながら、内心、恐くてたまらなかった。
上れるわけない、というよりも、斜面に倒れそうだ。方向を間違えれば、崖下へ落っこちる。
観音山大谷(500mで平均16%)で感じた以上の恐怖感だ。

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着地地点から下を見たところ。
これって、帰り道はどうするの?
間違いなく、歩きだろ、これ。

気を取り直して再スタート。平坦部分でなんとかクリートをはめる。
その後、もう一回着地したが、なんとかStep2の激坂をクリアした。

処々ブログを見ると、何気なく皆さんクリアしているけど、、
みんな、そんなにすごいの?
現時点では私には絶対に無理だ。


Step3 5.0km地点
くねくねカーブ区間。
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今から上る道がすぐ「上」にある。
けど、これくらいは先ほどのStep2「滑り台」にくらべればヌルい。
何よりも、カーブであれば応用が利く。

この息抜き区間には紅葉のトンネルもある。
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(もはや写真優先。着地上等。)


Step4 7.0km地点
もういちど虎が襲いかかる。もしかしたら15%以上あるのかもしれないが、カーブなのでなんとか上りきる。
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最後の直線は、ゴールが見えているだけに、ついつい踏んでしまう。
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(ゴールから見たところ)

そして、ゴール。8.2km。
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さすがに自分史上、最高の激坂でした。
そして、峠からの風景。
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この景色があるから、「山」に上るんだよね。


神社をスタートしてから59分。
途中、メールしたりしてたにしては、早いな、おれ?
しかし、「完走」できなかった。。。。



………

では、帰りましょう。
丹荘駅の電車の時刻まで、約2時間だ。

で、塩沢峠を下り始めた。

が、、、、、

2kmほど下りて、Step4を越えたところで、、、


ブレーキが壊れた。
後輪ブレーキのワイヤが緩んでしまい、全く機能しない。

どうしよ。。
20%の坂を前輪ブレーキだけで下りられるわけがない。
自転車を押して歩く?
あと7kmくらいあるのに、歩いたら何時間かかる?


そういえば、
塩沢峠の上に「御荷鉾(みかぼ)林道」というのがあったはず。
「関東屈指の林道」と宣伝されていたが、、、
どこにたどり着くかは、オレ知らない。
でも、どこかにはたどり着くんでしょ?


気を取り直して、下りてきたStep4(700mで平均15%)をもう一度上りなおした。ブレーキが壊れていても、上ることはできるものね。
そして塩沢峠に再び到着。
峠の交差点を右へ向かった。たぶん帰る方向。たぶん。


………


「みかぼ林道」。関東屈指という割には狭くないか?
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しかし、
こんな景色の中で「迷子状態」。
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先日の「夜の深谷」での迷子よりも寂しいかも。
携帯はバリバリ圏外。あたりまえ。

ちょっと走ってると、こんなものを見つけた。
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国道462号も含めて、この地域の道路が随分と綺麗だった理由が判明。
このあたりは、中曽根領なんですね。


さて、どこに着くか分からない道を、15kmくらいは走っただろうか。
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基本的に下り坂なので、間違いではないようだが、、

「落石注意」の看板の横で、実際に落石している。
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「土石流危険地域」という看板をいくつも見かける。
「ガードレール下 転落車多数」という看板もある。
なんだよ、この道は?

もはや「動物注意」なんて、かわいく思える。

トンネルがあった。
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トンネル内には照明などない。私はライトを持ち歩かない主義なので、完全に真っ暗。早く、帰りたいよー。

しかし、トンネルを抜けてしばらく走ると、視界が開けた。
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神流湖!!
塩沢峠から20km弱。約1時間で迷子状態から開放された。


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帰ってから地図を確認すると、むしろ近道だったのか?という感じ。
緩やかな下りの連続だから時間も節約になった。


予想外の好展開。この調子なら予定通りの電車に間に合うかもしれない。
神流湖から丹荘駅までは約15km。
軽自動車の番手に入りながら、時速30kmを維持して踏み続けた。
(スタミナはたっぷり残ってるんだよね。でもパワーがないから、塩沢を上れなかったんだ。)
信号がほとんどなく、舗装良好の道なので、平均30kmを維持することはさほど困難ではなく、30分ちょっとで丹荘駅に到着できた。

丹荘駅発 1537
新前橋駅着 1616

自宅にロードバイクを置いてから、「遅い昼食」へ。
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ビールがうますぎる!

本日の走行距離 84㎞


………


塩沢峠を上るにはパワーが必要だ。


塩沢峠を下るには、、、、、、塩沢峠は下ってはいけない。
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by akogarehotel | 2013-11-21 19:40 | 本気のサイクリング | Comments(0)  

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