ヒトメタニューモウイルス(hMPV) 平成26年4月2日(水)

ヒトメタニューモウイルス(hMPV) 平成26年4月2日(水)


その前に、

自分の会社が潰れそう、というか潰れるのがほぼ決定しているのに、ブログで「○○のパイがおいしかったよー」とか
「おみやげに○○を買ってきました」とか書いてる奴らって、どうなん?
そんなこと書くくらいなら、あの日以来、更新が止まっている部長さんのほうが、ちょっとだけマトモですかね。
ま、一般ファンのコメントを堂々と削除してしまう会社だから、緘口令が敷かれているのも当然といえば当然だけど。。。

東京オリンピックまで、もつのかな?
京都と福島は無理でしょ。市長選挙を契機に廃止。
(前橋は微妙。ドームの別利用を推進している割には、市長本人が自転車好き。)

………


さて、本題。

先週の月曜日のこと。
日曜日に「日曜当番」の仕事をしたので完全休養日。せっかくだから、箱根へ聖地巡礼に出かけようと思っていたが、、、

日曜の夜から子供が発熱。さらにひどい咳。

うーん。
月曜日は病院へ。
うちの子供の半径100m以内に4人も医者がいるのに、ちゃんとした小児科医は一人もいない。競輪が好きな医者なら約2名いるけど。

時節柄、インフルエンザが非常に流行しているので、競輪が好きな医者がインフルエンザ迅速検査をしたけれど陰性だった。


………

ちゃんとした病院で、ちゃんとした検査の結果、「ヒトメタニューモウイルス」と判明した。


★ヒトメタニューモウイルス
(ナントカ属ナントカ科は面倒なので省略。)

気道に感染するウイルス。
小児、特に3歳以下の乳幼児に感染すると重症な肺炎を生じることがある。
咳、発熱などの気管支炎症状が主体で、鼻水、関節痛もある。
2000年ころ、オランダで発見されたという記事があるが、ウイルス自身はかなり昔から存在していたらしい。(塩基配列より推測できる。)
その後の統計で、3月から6月に流行しやすいことがわかった。

発熱と咳なので、臨床症状だけではインフルエンザやRSウイルスとは区別できない。診断のためには、明治製菓から販売されているウイルス迅速診断キットなどを利用する。

ウイルス一般的に言えることだが、有効な治療法はない。
咳止め、水分補給などで、3日から5日で解熱するのを待つ。

………

冬に、咳と高熱を主体とするウイルスは、主に3種類。
★インフルエンザウイルス:12月から不定期
★RSウイルス:12月から2月
★ヒトメタニューモウイルス:3月から6月

発症時期だけで鑑別することは不可能なので、それぞれの検査キットが販売されている。しかし、どれも、ウイルス採取法(鼻から綿棒)が微妙で、検出率が低いことが問題。
また、保険適応には「一度に2つまで」という条件がある。3種類全部を検査しても金額が同じなので、医者はあまりやりたがらない。さらに、ヒトメタニューモウイルスには「レントゲン検査をした人」という条件もあるので、実施率はさらに低くなる。

つまり、

どうせ治療法がないのだから、検査しなくても仕方ないかな、がホンネ。


………

一般的な「ウイルス」のなかで、有効な治療法が存在するのはインフルエンザウイルスだけ(あとエイズウイルス)。巷では、インフルエンザであるとガッカリし、インフルエンザではないと言われると喜ぶ患者さんが多いが、医者としては全く理解できない。

治療法がある疾患が嫌われて、
治療法がない疾患が喜ばれる?


インフルエンザが嫌われる理由のひとつは、タミフルの副作用かもしれない。
幻覚興奮などのタミフルの副作用報道は、医者から見れば、
「タミフルの人気が低下するように世論操作されている」
としか思えない。その理由は、決して、ライバル会社の意地悪という簡単なものではない。
タミフルを濫用することにより、タミフル耐性インフルエンザが生じてしまうことを防ぐためであろう。どんな特効薬でも、大量に使用すれば必ずその薬に効かないウイルスが発生してくる。
タミフルの大量使用により、タミフル耐性(タミフルが効かない)インフルエンザの発生を極力抑えたいという意志がどこかにあるのでしょう。


医者としては、目の前のお客さんを治してあげたいからタミフルを処方するけれど、
お客さんのほうから、「タミフルいりません」と言われれば、
そうですか、がんばれ。
としか言えないですね。


そんなわけで、そろそろタミフル耐性インフルエンザが発生してきている。来年はタミフルはもう使えないかもね。


………

ということで、
最近、ひどい咳と発熱のお子様は、ヒトメタニューモウイルスの可能性が高いのではないでしょうか。特に、今年すでにインフルエンザに感染したことがあるのなら、疑いがより強くなります。
とはいえ、取り立てて治療法はないから、安静補液で我慢。咳があまりにもひどい場合には肺炎の心配があるので、そこそこの病院へ。
小学生なら、そこまで重症化する可能性は低いですが。
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by akogarehotel | 2014-04-03 19:32 | 放射能と医療の真面目な話 | Comments(0)  

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