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ジロ・ディ・箱根(箱根旧道、大観山) 平成26年4月8日(火)

ジロ・ディ・箱根(箱根旧道、大観山) 平成26年4月8日(火)

(ちょっと長いよ)

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聖地巡礼に行ってきました。
もちろん、聖地とは富士山のことではなく、
ヒルクライムの聖地といえば箱根旧道と大観山。


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「ジロ・ディ・箱根」双葉社、エンゾ・早川著。

これらの本の舞台となった場所が箱根旧道。
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↑地図の出典は「ラクダのコブのある自転車乗りになりたい」

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噂どおりの名坂でした。平均値なんて意味がないことを実感。
まずは、コース紹介。


【1:箱根旧道】
10.7km、標高差706m、平均勾配6.6%

スタートは国道1号の「三枚橋交差点」。
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ここを左折して、橋を渡ると勝負の始まり。
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スタート地点には、ちゃんと「ポカリスエット」の自販機があるので安心。しかし、カロリーオフのポカリスエットも販売しているのでご注意。
すぐ先にはセブンイレブンもある。

しばらくは「市街地」。人々が普通に生活しています。
それなのに、、そこかしこに、さりげなく、10%超の坂が出没します。
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湯元小学校の前も10%の坂。
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足元を取られて転んでいる小学生を二人、見かけた。こんなところで生活すれば、将来的にはかなり有望だろうけど、この旧街道は道が狭いくせに、観光車がビュンビュン飛ばしていくので、子を持つ親としては、あまり通学させたくない。

10%前後の準備運動を繰り返しながら、しばらく走ると交差点に到着。


[3.4km] 須雲川IC交差点
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ここを直進。
交差点を越えた途端に下り坂になる。
数百mの下りが続く。まさに「やめてくれぇ」。下ったぶんのしわよせはすぐにやってくる。


[4.3km] 天狗山神社、大鳥居
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大鳥居の目の前にコース随一の激坂。22%の左カーブ!
シリカ勾配計なので、正確な数値。一般道ではめずらしい勾配だ。
交通量が多いので、決して右側車線へ逃げてはいけない。

その激カーブを越えても、10%のダラダラ坂が約1kmつづく。
寄木細工の前で一瞬息を抜くことができる。


[6.4km] 七曲り(入り口)
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あまりにも有名な「七曲り」。ここから1kmは10%から16%のカーブの連続。
「七」は当然、表示偽装。実際には、カーブは「十三」個ある。
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七曲りを抜けると直線になるが、ここでも10%あるので、、だから、何?

そして、その直線の先に、これまた有名な「猿すべりの坂」。
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12%のカーブが二つ。
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12%なんて、本当はたいしたことないんだけど、、、ここまでの疲労を考えると、かなりこたえるんだよね。


[9.0km] 甘酒茶屋
猿すべりを越えたら、ご褒美の平地。
その平地の右側に、非常に有名な甘酒茶屋。
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こんなところで誰が甘酒を飲みに来るんだ?自転車乗りくらいだろ?と思っていたら、、、、
平日なのに、観光客で大混雑。外人客もたくさん。ガイドブックに漏れなく掲載されているんでしょうね。
ジャージ姿で入店しても悪くはないんだろうけど、、、
当然、素通り。

素通りした先には「最後の10%」カーブが6つ。
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ここで最後の力をふりしぼって乗り越えると、、、
ご褒美の平地と「お玉が池」。
ほぼゴール。
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[10.7km] どさんこラーメン
お玉が池から8%程度のカーブ(もはや平坦に感じる)を2つ越えればゴールが見える。
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ラーメン前の横断歩道がゴール!

ここから芦ノ湖までは下り坂。交通量も非常に多いので、気をつけて下りましょう。
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【2:大観山(冨士見峠)】
5km、標高差260m、平均勾配5.2%

スタートは芦ノ湖畔の「関所南」交差点。
箱根旧道を降りて、湖畔沿いに走ると最初の信号。角に「箱根駅伝」の石碑が建っている。
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スタートしてしばらくは、舗装不良、交通量多い。カーブ外側に砂利も多い。
しかし、うしろを振り向くと、これ!
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途中、箱根新道(自転車進入禁止)の分岐点を直進。
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すぐ次のY字路は道なりに左へ。
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全部「道なり」に「湯河原」方面へ。
このあたりから、交通量はグッと減る。路面のキズも目立たない。

そして、またまた、分岐点。道なりに左へ。
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勾配はほとんど平均値どおりに、6~8%。
いわゆる、ママチャリでも登れる勾配。
箱根旧道を上ってきた身分では、少し物足りないかもしれない。

しかし、絶景がそんな不満を吹き飛ばす。
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後半は、ほぼ全域が撮影ポイント。晴天ならば富士山と芦ノ湖を常に見ながらのヒルクライム。贅沢すぎる。
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そのまま走って、前長5kmのゴール。
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ターンパイクのドライブイン。
大駐車場と展望台があるが、休日は大混雑なので要注意。





「ジロディ箱根」では、
小田原→箱根旧道→大観山→湯河原→小田原 これを2周する。
さらに、茅ヶ崎から小田原までも自走なので、そこそこの距離になる。

………


ただし、私は、平地と下りが大嫌い。
湯河原からの海沿いの国道なんて、「誰かが金をくれるなら走ってやってもいい」レベル。

なので、山登りだけ2周してみた。


小田原 →6km→ 三枚橋 →箱根旧道11km→ 芦ノ湖 →8km→ 大観山

(下り)大観山 → 芦ノ湖 →箱根旧道→ 三枚橋

(2本目)三枚橋 →箱根旧道→ 芦ノ湖

(下り)芦ノ湖 →箱根旧道→ 三枚橋 →小田原

走行距離72km


………

ということで、4月8日、火曜日。
ついに聖地へ!
ワクワクしながら早起き。
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新幹線で小田原駅に到着。朝8時。
有名な『競輪場が見える女子高』の生徒がたくさん横を通っていく。
競輪場から見える、ではなく、競輪場(バンク内)が見える女子高です。
(正確には女子高ではなく共学らしいけど。)

痛い視線を感じながら自転車を組み立てる。隣にも同じようなローディさん二人組。同じく箱根を目指すとのこと。
さすが「聖地」。平日なのに。

箱根を目指して、国道1号線を西へ。しばらくは箱根駅伝と同じ道。
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なんと、野生のサルがいる。しかも何匹も。しかも親子も。国道1号だぞ。
ここは高崎山か?

6kmほど走ると「三枚橋交差点」へ到着。
箱根駅伝は直進。
箱根旧道は左折。

スタート脇の自販機でポカリスエットを3本補給。
大塚製薬バンザイ。そして、いざスタート。

2週間後に初レース(八ヶ岳)を控え、さらにここは箱根旧道。
だから、今日はトライアル気分の本気モード。
途中で写真など撮らずに、タイム重視で上りきる。

最初は市街地。
しかし、市街地なのにこの勾配はありえない。
インナー2速でハァハァ言ってる自分を恥ずかしく思ったが、勾配計は12%とか。それなら当然か。

引き足意識のシッティングだけで須雲川ICの信号を通過。
信号を過ぎた途端に100m程度の下り坂。
道を間違えたかな?と思い信号まで戻ってみたが、、間違いではないようだ。
本当に下るの?

平均勾配に対する「しわよせ」が恐い。
でもって、そのしわよせは、すぐにやってきた。
天狗山神社の大鳥居カーブ。
なんじゃ、こりゃ!?
左カーブなのでイン側は階段みたい。
でも、1本目はシッティングでクリアした。引き足重視。

その後は有名な七曲り。
勾配10%で約1kmは、観音山Dコースと同じ。まぁ、元気なら、なんてことはない。

甘酒茶屋の前の平地では時速20km。
外人観光客から奇異な視線を浴びながら通過。
茶屋直後の10%坂は、時速9kmに落ちたものの、
「え、もうついたの?」な感じで、どさんこラーメンに到着。

タイムは、46分!!


…私はロードバイク歴半年。箱根旧道初挑戦。
エンゾ・早川氏の箱根初挑戦時のタイムは、1時間10分。
その初挑戦時に登場する人物のなかでの最速タイムは、47分。

おれすげ?

もっとも、その後、早川氏のタイムは、41分まで短縮し、
さらに、初挑戦で41分なんていう人物も登場する。

でもオレ、早川さんより2歳も年上だし、着替えや輪行バックの入ったパンパンな重たいリュックサックを背負ってたし、、、、

ただの妄想です。はい。

でも、これでツールド八ヶ岳が楽しみ?


………

芦ノ湖まで降りたところで、しばらくは観光旅行。
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驚いた。平日なのに人間がたくさん!しかも外人ばっか。
観光バスもたくさん。
ということは、自転車には不遇。
これ、休日だとどうなっちゃうの?


芦ノ湖を右に見ながら湖畔を南下。
「関所南」の信号を左へ曲がり、大観山コースの始まり。
序盤は、舗装が悪く、交通量も多く、苦痛なコースだったけど、ターンパイクの分岐を越えてからは、全て改良。
路面良好、交通量少ない、そして、大絶景。
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常に富士山を左に見ながらのヒルクライム。

ここは「レースモード」ではないので、あちこち止まりながら写真撮影。
田舎モノにとって富士山は神様です。

大観山コースは、平均値どおりの坂道で急勾配もない。気分よく上ると、数分でターンパイク(トーヨータイヤ)のドライブインに到着。
絶景の撮影ポイントだけど、駐車場も巨大だけど、、、
休日は大混雑の予想。。。。

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富士山の絶景を写真に収めて、芦ノ湖へ降りる。
昼が近くなり、湖畔はいっそう賑やかになってきた。
芦ノ湖畔のセブンイレブンで早めの昼食休憩。

オレンジラインを戻れ、そして逝け
椿ラインを戻れ、すぐ逝ける
という親切なメールを無視して、箱根旧道を戻る。写真を撮らないといけないからね。

甘酒茶屋、猿すべり、七曲、大鳥居などの写真を撮りながら、三枚橋まで降りきった。
その途中、10人以上のヒルクライマーとすれ違った。こんなにロードバイク人間と遭遇したのは平日ヒルクライムを開始して以来、初めてのことだ。
さすが「聖地」。

さて、2本目。
三枚橋のセブンイレブンでガリガリくんを補給して、いざスタート。

気分的には「全然疲れてない」「2本目だって、ちょろいぜ。」
しかし、それが全くの幻覚だと気付く。すぐに気付く。

引き足で登れるなら、いくら走っても疲れない。
これはローラー練習で実証済み。
しかし、今の私の実力では、引き足で登れる勾配は10%まで。
それ以上は、「無意識のうちに」踏み足を使っている。この「無意識」が大問題。
自分が意識していないのに、いつの間にか太ももを酷使していたらしい。そんなこと全然気付かなかった。
それが、、、、
温泉街の10%超の坂で、ちょっとダンシングした途端、怪しくなった。太ももに赤信号。。。。

そして、須雲インターの先の下り坂を越えたところに待ち受けるのは、、、
大鳥居22%カーブ!

数時間前の1本目はシッティングでクリアしたのに、、、、
ダンシングでギリギリヘロヘロ。

大鳥居を越えたあとは、実は走り応えのある「ダラダラ坂」。10%の直線。
なんとか引き足重視で走るものの、、、、

「やべぇ、着地しそう」
「今までで、こんな苦しい坂は初めて。。」

時速5kmとか。
だめ、恥ずかしいから秘密にしといて、って感じ。

もちろん、その後に待ち受けるのは名物「七曲り」という名の「十三曲がり」。
右カーブで勾配が緩んだ瞬間に、シッティングで体力温存。
左カーブで絶壁を登るときは、、、、、マジで目をつぶりたくなる…

「これ、着地しても仕方ないんじゃない?」

背中のリュックの重さも、心へドスンとのしかかる。
ポカリを飲むときにさえも自転車がフラフラしてしまう。
もはや、タイムどころじゃない。

奇跡的に七曲りを過ぎた。
あとは立ち止まる「理屈」がない。猿すべりまでの10%路も、12%の猿すべりも、「ここまで来たのならもう止まれない」。

…甘酒茶屋に到着。
さっきよりもたくさんの観光客だ。
ノロノロと、ヘトヘトで登るオレって、かっこ悪ぅ…

思いっきり踏んでも時速20kmなんて出ねえし、、、
というか、もう踏めないし、、、、

茶屋を過ぎると「最後の10%」。
止まる理由がない。

お玉が池が右に見えたら、ほぼ達成感。
その後の8%前後の坂は、もはや坂ではない。引き足ならまだまだ元気。

他人に見られたら恥ずかしいくらいの食いしばり状態で、どさんこラーメンの駐車場にゴールした。
そして、タイムを見てビックリ!


2本目 53分!


どんなにヘトヘトでも「最低限の速度」が維持されてたみたいだね。
それにしても、エンゾ・早川氏の本のなかで、

目標タイム
1本目 50分
2本目 55分

とのこと。
おれつえ?
10万円のジャイアントつえ?(まるで全白)



………


その後は、大観山には行かなかった。
8%程度の坂なら何の不自由もなく登れるし、
登ってしまったらオレの大嫌いな下りがあるし、
芦ノ湖畔は観光バスで大混雑だし、、
早く帰って家の掃除をしないといけないし、、、

どさんこラーメンで2度目の昼食。
甘酒茶屋とは違って、ガイドブックには掲載されていないんでしょうね。
午後1時半、お客は僕だけでした。
みそラーメン 700円
(ドリンクメニューはありません。水だけ。)


帰り道。
箱根旧道を下り、
早雲神社を見たら「改装工事中」??
界箱根の前を通り「一度は泊まってみたいな…」

小田原から新幹線で帰宅。
当然のビール。
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いつもどおりに、うますぎる。他のお客の目が白いけど関係ない。


午後5時、自宅へ到着。
あーーー、楽しかったぁ!



ヒルクライムコースガイドへリンク

エンゾ・早川さんの本の記事へリンク
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by akogarehotel | 2014-04-10 18:47 | 本気のサイクリング | Comments(0)  

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