2072. 俺は水泳が嫌いだ 平成29年9月16日(土)

俺は水泳が嫌いだ 平成29年9月16日(土)



(妄想長文)

スイミングスクールで、よく見かける光景。


幼稚園生が「いやだー、帰りたいー」って泣いて、親を困らせてる。

無理矢理、スイミングスクールに通わさせられているようだ。かわいそ。

くそおや○ね。



………



スイミングスクールに通う幼稚園児の気持ちが分からないもんかな、親には?

自分が通ったことがないんだろ。



水泳歴45年の僕の経験だと、

幼稚園時代のスイミングスクールってのは、


プールはなんだか薄暗い。

隣の奴の顔も良く見えないから、仲良くなるわけなく、友達もできない。

コーチの顔すら認識できないから、いつまでたってもひとりぼっち。

プールの水面も黒く恐く、溺れたら死んじゃうじゃん。水を飲んだら苦しいじゃん。


一方、親は高みの見物、または昼寝。

ふーーん、○ね(←幼稚園児のころの俺)



「あの頃のお前は、プールで泣いてばかりだった」と親。

当たり前だっつうの。


子供に拒否権はなく、なんだかんだと1年間続けさせられた。

卒園とともにスクールは終了(当時、スクールは幼稚園児限定だった)。


その最終日は泳力テスト。

ほとんど全ての園児は、「何m、泳げるか?」というテストだった。ほとんどのちびっこが10m程度しか泳げない。

一方、僕を含めた3人の「優等生」は、50mのタイム測定。

「何m、泳げるか?」なんてやったら、永遠に泳ぎ続けてしまうから。当時、1km泳いだこともあった。

ヤル気のかけらもない生徒だったけど、「素質」はあったらしい。


しかし、スクールで泳力を鍛えたと同時に、

親への不信感と、水泳に対するマイナスイメージも大きく育った。



………



第二次暗黒期は小学4

再びスイミングスクールの赤紙。

前橋水泳協会という名門の、いわゆる「選手コース」。


なんで泳ぐの?

なんで速く泳がないといけないの?


イモ洗いみたいなコースで他人とぶつかりながら泳がされて、楽しいわけない。

相変わらず、プールの照明は暗いし、視力が悪いからコーチの顔は永遠に覚えない。あるのは、水を飲んだら溺れるという恐怖感だけ。

3ヶ月に1回の記録会も、「目標完泳」という意味不明。だって、ダッシュして水を飲んだら、溺れちゃうじゃん。水底のラインを数えながら「丁寧にゆっくり」泳いだ記憶。


泣いて、1年くらいで辞めた。

水泳嫌い、水泳を命令する親○ね(←あくまでも、当時の俺)



………



小学6年のとき、前橋市の水泳大会に小学校代表として出場。

種目は、100Fr

しかし、「速く泳ぐ必要性」を全く理解していない僕は、泳ぎながら、プールサイドにいる担任の先生に向かって 「笑って、手を振る」という曲芸。タイムも順位も全く興味がなかった。



………



中学では水泳部。

だって、得意なもので女の子にアピールしたいし。

しかし、これが第三次暗黒期。


中学になると先輩後輩という立場が発生する。

先輩に悪気はないんだろうが、先輩が威張って、後輩が我慢する、という構図。


「なんであいつらに命令されて泳がなきゃいけないんだよ、そもそもそんなに水泳が好きってわけじゃないし」


ということで、いつの間にか幽霊化。

しかし、学校が終わって早く帰ってくるところを親に気づかれ、プールへ引き戻される。

またしても、親の命令で泳がされる。



3年になると自分が「先輩」。つまらなくはない。

7月の前橋市大会では、800mで1位、400mで2位。

しかし、夏休みは遊び優先。ほとんど部活にいかず、8月の県大会はボロボロ。


だって、夏休みに遊ばないで、いつ遊ぶのさ!

なんのために泳いで、なんのために練習するの?

みんなが泳ぐから、仕方なく泳ぐ。



………



高校は水泳部(競泳)ではなく、水球部。

こんなに面白いスポーツはない。競泳とは大違い。

楽しかった。



………



大学ではふたたび競泳部。


新人勧誘のときにアイスホッケー部に入れられそうになったので、とっさに、


「水泳部に決めてます」

と答えてしまった。


しかし、大学の水泳部は今までとは違った。

速くなりたい、練習したい、と思わせる。

なぜ?それは経験した人にしかわからない。

女の子だけが理由ではない。

寸暇を惜しんで、学校に行かずに、プールに行った。練習が楽しかった。


人生を通して初めて、まともに水泳をしたのが大学時代。

水泳って、こんなに楽しいものなの!?



………



昨日、小学校の運動会だった。

f0131183_18163656.jpg

運動会では、全校生徒を縦割りに4つにわけて、各組(団)の対抗戦形式。

終了後、最下位だった組(団)の団長さん(6年生)の挨拶、


『 結果は悪かったですけど、みんなと一緒に戦えてよかったです。ありがとうございました。 』


小学6年生ごときの言葉に感動した。

彼は、なぜ速くなりたいか、なぜ練習したいかがわかってる。まだ小学生なのに。



………



親に無理矢理放り投げられたって、ライオンじゃないんだから、ヤル気がおきるわけない。親への不信感がつのるだけ。

そんなこと言われても、子供に泳げるようになって欲しいなら、


親子で一緒に泳ぎに行く


親が一緒に泳いであげればいい。

自分はめんどくさがってて、子供がうまくやれるわけない。

そんなこと言われても、水泳なんて教えられないし、と言うなら、


「けのび」だけやらせろ


壁を蹴って、そのままの姿勢でただ進むだけ。これが上手くできれば、あとは年齢とともに自然に泳げるようになります。



★★★



もしも文章中の「水泳」を「勉強」に変えても、あながち間違いではないと思う。





[PR]

by akogarehotel | 2017-09-17 18:15 | ただの日常日記 | Comments(0)  

名前
URL
削除用パスワード

<< 2073. Iか、Sか、どっち... 2071. 福井旅行記 その2... >>