2075. この本を読む?? 「村上海賊の娘」 平成29年9月25日(火)
この本を読む?? 「村上海賊の娘」 平成29年9月
チョーガッカリ。
村上義弘、じゃなくて、
村上武吉とか、来島村上とか、因島村上とか、鈴木重秀とか、本願寺顕如とか、小早川隆景とか、児玉就英とか、
が登場するので、てっきり「戦国モノ」だと思ったら、
なんと「ファンタジー」でした。
一言でいうと、まったくパイレーツオブカリビアンですね。
そういうものが好きな人はうれしいだろうけど、この題名で、この表紙で、それって
…広告にいつわりあり
じゃろ?
本屋大賞で、「もっとも売れている本」らしいけど、みんな騙されてない?
………
主役は、船が爆発しても死なないし、鉄砲や弓矢が絶対に当たらないし、
敵ボスは何回倒されても(進化して)復活するし、
敵が投げた手榴弾を、すぐに拾って投げ返して返り討ち、なんて実際にあるか?
戦争の最中に敵と味方の総大将が、一騎打ちをしながら会話をするって、やりすぎじゃね?
まるで弱虫ペダル。自転車のレース中に選手同士が会話するわけないじゃん。でもドラマだから仕方ない。
だから、この「村上の娘」も「ドラマ」。空想のドラマ。
木津川河口の戦いは毛利方が勝った、という1%の史実に、99%の架空妄想を肉付けした作品。
あくまでも、それが好みならいいけど、
いわゆる「歴史もの」に比べると、安っぽい。
2時間ドラマの脚本としてはピッタリなので、映画化を目論んでいるのかもしれないが、船戦なのでかなりお金がかかりそう。
読み始めたので、なんとか頑張ったけど、最後は苦痛でしたね。ボスが3回くらい生き返るから。まだかよ、またかよ!という感じ。もはや「戦術」じゃなくて、「魔術」か「妖力」。
「のぼうの城」と同じ人らしいです。「のぼう」はDVDを借りたけど、つまらないので途中で息絶えた記憶。
口直しに「左近」を買ってきた。これは面白そうだ。
by akogarehotel | 2017-09-26 22:36 | この本を読め | Comments(8)
パイレーツオブカリビアン、ですか(笑)
わかりやすいたとえですな。
ps・何かの間違いで、wccf店舗大会優勝しました。
次はエリア大会です。まぐれでもうれしい。