2089. ライバルってものは… 藤岡オープン(卓球) 平成29年11月3日(金)

ライバルってものは… 藤岡オープン(卓球) 平成2911月3日(金)



【ちょっと長めの、親バカ卓球日記】

「膵臓…」を読んで以来、こんな記載が増えてもいいのかなと。



ライバルってのは、片思いの憧れみたいな、あるいは、妄想上の恋人みたいな。



………



僕の大学時代の話。


ライバルは日本医科大学のタチハラ君。

同じ200m個人メドレーの選手で同学年。

試合は1年間に3試合あり、医学部なので6年間。6×3=18 で 計18回、同じ試合の同じ組でレースをした。

最初は影すら踏めなかったけど、最後の最後のレースで初めて先着した。それが東日本大会で、3位(銅メダル)。


タチハラに勝つために練習した、とはいえないけど、


 「勝ったから、すっげぇうれしい!」


のは間違いない。

その快感が忘れられずに、いまだに泳いでいるのかもしれない。



でも、タチハラにとっては僕なんて眼中になかったと思う。

(もともと日本医科大学は根暗で有名なんだけど…うそです)キャプテン会議で会ってもほとんど話をしてくれないし。


僕はあいつをライバル視しているけど、あいつは僕をそうとは思っていないはず。

17回レースして、17回勝ってれば、それが当然でしょう。



………



さて、昨日の卓球の話。

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藤岡オープン。

誰が何を勘違いしたのか、辺境群馬のなかでもさらに奥地の藤岡に、なぜかたくさんの選手が集結する、非常にレベルの高い試合。

隣国埼玉からも実力選手が集まる。

田舎の小さな体育館では収容しきれない人数になる大試合。


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長男はブロック内では第二シード(最下段、紫)。

しかし、小野沢コーチが言う「選手選考がいい加減」な試合なので、実力選手がシード外になっていることが多い。

実際に、このブロックで一番強いと思われるのは、6番枠の「雄くん」。


彼は、長男のライバル

長男が卓球を始めたころに対戦して、ボロクソにされ、その後も練習試合で対戦したりした。去年は群馬県大会で対戦して、やはりボロクソ。

これまでに勝利どころか、1セットすら取ったことがない。

 (これを「ライバル」と表現しては、相手に失礼だね。)



しかし、この一年で長男は「進化」した。

先週、この対戦表が発表されてから、今日の雄くんとの試合だけを考えていた。

(通常の小学生が、今日は四谷大塚の全国統一テストを考えて生活しているが、長男の頭の中には、卓球とデュエマとパズドラしか入っていない。)



お互いが1回戦を楽勝して迎えた2回戦。

 雄くん 対 長男


雄くんにしてみれば、

「負けるはずのない相手。なんでシード扱いされてんだよ?」


長男は、

「今までは戦えなかったけど、もしかして、今日は?」



1セット目

11点で1セット。3セット取ると勝利。)

完璧に実力拮抗のシーソーゲームになった。


7-7 → 7-8 → 8-8 、点を取っては取り返される。

デュースになって、しかし、

 12-14

1セットを取られた。

今まで、1セットも取ったことのない相手にデュースなんだから十分。しかも、見た感じでは、球の威力は勝っている気がする。



2セット目

同じく拮抗した展開。同点のまま、9-9。

しかし、今度はその後を踏ん張って、11-9 でセットを取った。



2セット連続で、完璧なシーソーゲーム。こちらは予定どおり。そう簡単に勝てるわけないし。


さて、3セットめにむけて、監督としての僕の指示は、

卓球を全く知らない、ただ父親なので監督席にいるだけの僕の指示は、


 「2セット取ったらデュエマ1ボックス(4000円)買ってやる」


あとは、ちょっと悩んでいたようなので、


「サーブミスは仕方ない。サーブを手抜きして勝てる相手ではない。」




3セット目。

2回もサービスミスしやがった。

しかし、スマッシュの威力で勝ってる。なんと、

 11-8

セットを取った。



これでセットカウント 2-1

あと1セット取れば、勝ちだ。



というか、実は、、、、もう勝ってる。



………



… 負けるはずのない相手に、セットカウント 1-2 にされた。

… 次のセットを取られたら負ける。



 この状態で実力を発揮できる小学生は、普通、いない。

 雄くんは、心の優しい、普通の小学生だ。



4セットめにむけて、雄くんベンチでは、長ーーーいアドバイスがされている。

雄くんの監督は、雄くんのおばあちゃん(といっても若い)。試合で会うたびに挨拶をしているので、お互いによく知っている。卓球の超経験者だそうで、厳しい指導で有名。

クラブの指導内容が気に入らないという理由で、クラブを移籍させたりしている。

そんな厳しい監督から、「最後のセット」に向けて、長ーーーい指導をされては、、



  結果は見えている。




僕からの長男への指示は

 「無理しなければ勝てる」



はたして、

4セット目 11-4



セットカウント 3-1

ライバルの雄くんに初勝利!



………



3セット取らないと、勝利にはならない。

でも、「2セット取ればいい」 というのが僕の指示。


で、予定どおりに3セットめは「手のひらをかえすよりも簡単」。


小学生だからね。

言い方が悪いけど、競馬の馬みたいなものだ。

実力はあるだろうけど、発揮するかしないかは、その日の気持ち次第。それを操作するのは騎手としての、監督の仕事。

厳しく怒鳴ったからといって、力を発揮するわけではないよ。

安西先生が現実にいてもいいと思う。



その後、雄くんは泣いて、なおかつ監督に怒られていた。

怒られた理由が、4セットめの不甲斐なさならば怒られて当然。

だけど、負けたことを怒られたのなら、ちょっとかわいそう。



卓球経験者の親に育てられた子供って、本当にかわいそうだと思う。

永遠に勝ち続けられるわけないし、いつかは負けるし、負けたら怒られるし。家に帰っても監督がいるんだから、逃げ場がない。

楽しくなければ、辞めちゃえばいいと思う。



………



さて、長男の次の試合。


4枠(シード外)の悠くんと対戦。名前は聞いたことがあるが、実力は記憶にない。

しかし、弱くはなかった。1セット先取したものの、逆に2セット取り返されて、

 セットカウント 1-2


さっきの雄くんと同じだ。

そして、同様に失点がつづく。ポイントは、6-9 になってしまった。


しかし、ここから奇跡の巻き返し。なんと5ポイント連取。

 11-9

4セット目を取った!



ここは完璧に親バカ。

この5ポイントは神がかっていた。

お前、すごいな。こんな強い精神力を持っていたのか!?


「4セット目を取った奴の勝利」


これが僕の格言。

だから、このままの勢いでいけると思った、が、

相手が意外と強かった。

5セット目になって動きが変わった。こっちのスマッシュをカウンターしやがる。

 5-11


残念。敗戦。

これを勝ててれば、決勝トーナメントだっただけに悔やまれるが、僕の想定以上に実力差があったようです。



………



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長女も第2シード(最下段)。

しかし、第1シード(最上段)の選手は群馬県の女王。長女よりも3歳年上。負けたところを見たことがない。


1週間前に対戦表が発表されて以来、親が驚くくらいに練習をしていた。この辺のヤル気は長男よりも旺盛。僕の遺伝子が濃いらしい。


2勝して、3戦目で対戦。

しかし、さすがに1セットも取れずに敗戦。女王は強かった。

将来、長女が、彼女のことをライバルと言えるようになるかどうかは、、、



、、、どうでもいい。

ただ、楽しければそれでいい。





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by akogarehotel | 2017-11-04 15:04 | 子育てられ | Comments(0)  

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