2088. この本を読む? 『君の膵臓をたべたい』 平成29年10月31日(火)
この本を読む? 『君の膵臓をたべたい』 平成29年10月31日(火)
医者には、間違いなく嫌われる題名。
当然だけど、題名からして期待できないので、読む気がなかった。
でも、同級生(医者)に勧められたので、読んでみました。
読んでみてビックリ。
とても新鮮な気持ちにさせてくれる、未知の世界を教えてくれる小説。
泣ける、ということは全然重要ではない。
新しい気持ちにさせてくれる本。
結末に不満があるけれど、間違いなく他人に勧めたくなる本です。
………
クラスで人気者のその女の子は、実は膵臓の病気であと1年の命。家族しか知らないその秘密を偶然にも知ってしまった「僕」は、同じクラスだけど、友達が一人もいない目立たない存在。その2人が、残りの人生をどう過ごすか。
つづきが楽しみで、ワクワクしながら、どんどん読んだ。
ネットカフェにわざわざ自分の本を持っていって読んだ。
めずらしく3日で読みきった。
結末には大きく異論があります。
作者が「こんなこと誰も想像してなかっただろう?」と鼻高々な様子が浮かぶけど、「誰も想像しえない結末」は推理小説だけでいいよ。
みんなが思うような想像通りの結末になってくれても、十分に感動する大作だったと思います。
言い換えると、結末なんてどうでもいいんだよね。
作品のなかの一言一句すべてが、新鮮で素晴らしいから。
【注】結末というのは、ラストシーンのことではなく、主人公の結末です。
(読んだ人にはわかると思う。誤解のないように。)
本来なら、100%大絶賛だけど、上記の欠点があるので、75%。
映画をDVDで観ようかどうかは、迷うところ。(でも観てしまいそう。)
次はデュークさんに勧められた「三国演義」です。
by akogarehotel | 2017-11-01 12:56 | この本を読め | Comments(0)