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2118. 受験戦争今昔(12) 『試合』 平成30年2月

受験戦争今昔(12) 『試合』 



高校3年の冬、

年が明けて1月。共通一次試験が間近に迫ってきた。

この頃は、ほとんど高校に行っていない。出席日数を計算すると、1月中旬以降は一日も登校しなくても卒業できる計算だった。当然、計算通りに、一日も登校しなかった。



1月下旬、

共通一次試験。(今のセンター試験)


前の日から興奮して眠れなかった。

意気が昂(たかぶ)って高揚して気合が入りすぎて、眠れなかった。こんなことは人生で、後にも先にもこのときだけだ。

やや睡眠不足で試合に臨んだけど、まぁまぁな感触。


センター試験は5教科。各200点で、合計1000点満点。

理科、数学、英語は満点の200点だった。

社会でちょっと間違えて、でも、もっと悲惨なのは国語の141点。平均点よりちょっといいだけ?

で、合計すると909点。

予備校が発表した東大理III(医学部)の合格目安得点が910点。あと1点足りない。


要するに、「これじゃ受からない」。


しかし、そもそもが今年合格するつもりはないので、この909点という結果には満足。当初の予定通り、東大理IIIを申し込んだ。

もちろん、前橋高校(多胡先生を除く)からは文句ぶうぶう。


 「 東大理I(理工学部)なら超安全圏なのに~ 」



★★★



東大の二次試験(試合)は3月。

その前に、別の試験。


2月中旬。

東京タワーの近くに本部のある「育ちと品のよい名門大学」の医学部。

受験会場は神奈川県の日吉(ひよし)という街。

東京の渋谷から、東横線で40分くらい。


今回の受験には父親はついてこない。ホテルを取っておいたから一人で行って来い、って。しかし、その予約してくれたビジネスホテルの場所が、、、池尻大橋?

渋谷から別路線で2駅。

つまり、日吉に行くには、超ラッシュの渋谷駅を経由しないといけない。

(受験時期はホテルの確保が大変なんです。)

なんか、神様が「渋谷で遊べ」って言ってる?



………



試験前日、ホテルに荷物を預けて、試験会場まで下見へ。いわゆる、スクーリング。

大混雑の渋谷駅で、東急線に乗り換え。代官山、田園調布など、田舎モノには敷居の高い駅を過ぎて、ほどなく日吉へ。

この日は、理工学部の入学試験日だったので、そこそこの人数が出入りしている。



大学の入り口を確認して、帰ろうとすると、

いきなり、世に言う「女子大生のお姉さん」数人に取り囲まれてしまった。


なに??


 『 君は地方からの受験生?遠くまで合格発表を見に来るの大変でしょう?確認して連絡してあげる。特別に、2次試験の結果まで含めて、6000円にしておくよ。 』


なるほど、大学にはこういう学生もいるのか。

サークルってのは、こうやってお金を稼がないといけないのか。

よくぞ、こんな詐欺まがいの方法を考えついたねぇ。

それにしても、このおねいさんたちは品がないなぁ。

でもって、俺って見るからに「田舎から来た受験生」なんだなぁ。



こういうアクシデントは楽しくて仕方ない。

隣では、同じような受験生がいやがって帰ろうとしているのを、無理矢理に手をつかまれている。


 「縁起物は断らない」


いくつかある座右の銘のひとつ。

6000円払って、お願いした。

縁起物なので値切らない。

合格発表くらい自分で見ろ、というべきだが、このときは合格する気がなかったので、発表(落選)を確認してもらえるのは手間が省けてうれしい。



………



池尻大橋のホテルに戻ったら、まだ夕方5時。

さて、、、探検に出かけよう。

この頃から、


 「 初めての街に出かけたら、ゲーセンを探す 」


という習慣が身についていた。

この習慣は現在まで続いている。先日の帯広でもゲームセンターを捜し歩いた。



ホテルから適当に歩き出す。雰囲気とにおいのする方向へ歩き出す。

この嗅覚は、まさにファンタジスタ。

5分もせずにゲーセンを発見。


 「 勝負前にはゲーセンで遊ぶ 」


はジンクスであるとともに、緊張をほぐすという根拠もある。疲れるほど遊んじゃいけないけどね。

1時間くらい遊んで、定食屋で夕食。

この定食屋のテレビでかかっていた名曲「マイ・レボリューション(渡辺美里)」は、今でも忘れられない。何かのドラマの主題歌でしたね。自分の人生の思い出の一曲。



………



翌朝、試験当日。

渋谷(田園都市線)のラッシュは尋常じゃない。押しつぶされながら、乗り換えて、日吉へ移動して、いざ試験。


今シーズンの2試合め。結果は上々。

数学、物理、化学はほぼ満点(推定)。

しかし、英語は半分より、ちょっといいかな程度。

(英語の問題は狂っているとして非常に有名。)


試験会場で会ったサカタは、『物理が難しかったぁ』と。

(だから、お前は、常に2番なんだよ)



さて、

その後、

1週間もしないうちに、女子大生のおねいさんから電話が来た。


 『 おめでとうございます。合格してましたよ。二次試験も合格確認をご希望なら、また6000円を振り込んでください。 』







by akogarehotel | 2018-02-05 18:40 | 子育てられ | Comments(0)  

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