2149. あちこち旅行記 「壮絶な新婚旅行」 平成30年

あちこち旅行記 「壮絶な新婚旅行」 平成30



福井から前橋へ移る1999年の3月に結婚して、そのすぐ4月に約1週間の新婚旅行に出発した。


医者の新婚旅行だからね、どこかの島へ飛んで、豪勢なツアーでしょ、、、

そんなわけない。

だから、壮絶。

(ちょっと言いすぎですが。)



………



僕は、何歳になっても「乗り鉄」。愛読書は時刻表。全て旅行は分単位で計画され、全ての物事が、正確に分単位で動かないと納得しない。

海外旅行の経験は2回。ドイツの学会と、NZのスキー。ともに、ツアー会社で完璧な計画。受験戦争のおかげで、英会話は通常生活で困らないレベル。


一方、妻は、、、

とりあえず、英語は無理。受験したけど、もう忘れた。

海外旅行は2回。マレーシアとトルコ。



新婚旅行については、全て妻の一存。

僕は「別に、どこでもいいよ。」と、ちょっと甘く見ていた。



………



新婚旅行の行き先は、モロッコ。

アフリカのモロッコ。

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新婚旅行でアフリカってあるの?という1990年代。

モロッコの首都を答えられる人が1割いたかどうか、というモロッコ。


 『カサブランカっていう映画の舞台だよね。でも、その映画は見たことない』

というモロッコ。



しかも、バックパック旅行。

往復の航空券だけ買って、あとは現地で調達する。

宿泊やモロッコ内の移動手段は、その場でどうにかする。


「宿なんて、探せるの?」と心配する僕に対して、

「楽しみだね~」と妻。

だって、英語を話すのは俺だろ?


ちなみに、モロッコの公用語は、アラビア語とフランス語。ただし、英語もそこそこ通じる。サハラ砂漠などの奥地では、現地のベルベル語というものがある。


「カサブランカと、マラケシュと、あと砂漠にも行こう」と妻。

その移動手段を探すために、英語を話すのは俺だろ?


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バックパッカーの聖書でもあり、命綱でもある「地球の歩き方」↑



………



1999年4月。


もう3度目になる、夜の成田空港。

登山にでも出かけるような大きなリュックを背負って、フランス行きの航空機に乗った2人でした。

モロッコへの直通便はないので、フランス(パリ)で乗り換えるのが一般的です。



  … … …



10時間のフライトで、パリのシャルルドゴール国際空港へ到着。

約2時間待ちで、モロッコ(カサブランカ)行きの飛行機に乗り継ぐ。



モロッコはフランスの植民地だった影響で、フランスから頻繁に飛行機が飛んでいる。

フランスは、今も昔も、移民に寛大な国。植民地時代の縁で、アフリカ大陸からたくさんの移民が流れ込む。だから、サッカー代表は、肌の黒い人が多い。


それらのアフリカの国々は、植民地ではないとはいえ、経済的にフランスに依存している度合いが強い。

発展した町のあちこちには、フランス資本の企業が並んでいるし、働いているのはもちろんフランス人。貧富の差がどこまであるかわからないが、間違いなく「富」にいるのは、フランス人。「貧」レベルの現地人から、妬まれて当然であり、テロが起きて当然でもある。

フランスとモロッコの間を一日に何本もの飛行機が往復しているといったって、利用しているのはほとんどがフランス人、または他国からの観光客だ。モロッコ人が飛行機に乗るなんてことは、富裕層以外はありえない。



(以下は個人的な感想。)

フランス人は、鼻もプライドも高い人種。

自国の言語が世界最高と考え、それを話せない人種を極端にさげすむ。それは英語に対しても同じ。たとえ国際空港で英語で話しかけられても、フランス人はフランス語で返事をする。

そんな態度が、アフリカ大陸でも頻繁に認められたら、現地からの反感を買って当たり前。僕がモロッコへ行った、この1999年、胸を張って街中を闊歩しているのは、ほぼずべてが西洋系の人種だった。



………



モロッコとフランスの時差はほとんどない。

昼前にモロッコ(カサブランカ)のモハンマド5世国際空港に到着。

(空港に人名をつけるのはいいけど、それがどこの都市か全然わからなくなるよ。)



カサブランカは、モロッコ第一の都市。

首都は、ラバト。カサブランカは、経済その他、政治以外は全ての中心都市。

オーストラリアのシドニー、NZのオークランド、アメリカのニューヨーク。

よくあるパターンですね。



………



空港から市街までは、バス・タクシーもあるが、当然、電車で移動。

乗り鉄だから、これは楽しい。切符の買い方は、ドイツで練習済み。

大きな空港駅の豪華なホームで電車に乗る。予想外にきれいな電車は、これも予想外に空いていて、約30分でカサブランカ中央駅に到着。同じく、豪華な巨大な駅舎。

そして、ホームに下りた瞬間に、アフリカの日差しを痛感する。



 「暑ーーーーいーーーー」

まだ4月なのに?



でも、アフリカに来たぜぇ。

ワイルドだろぅ?

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………



一息ついたのも、束の間。

これから、カサブランカでするべきことは、(ツアー旅行なら全く必要ないが)、


 ① リコンファーム

 ② 今日の宿を探す

 ③ 次の予定地(マラケシュ、またはワルザザード)への交通手段確保



リコンファームとは、「帰りの飛行機にも乗りますよ」という確認。

なぜそんなことが必要なのかわからないが、すごーーく面倒。空港や街中のエールフランスの窓口へ行って、手続きをしないといけない。

ツアー旅行なら、もちろん必要なし。


繰り返すけど、モロッコの公用語はフランス語。英語を話した時点で、見下される。

やるべきことが多すぎて、緊張がほぐれるときがない。カサブランカの街を楽しむ暇もない。新婚旅行とは思えないくらいに、ストレスがたまっていた。



 「無計画な旅行」の、どこが楽しいんだよ!

と、このときは思っていたのだが。。。。




長くなったので、つづきへ。

これ、新婚旅行?

(つづく)







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by akogarehotel | 2018-04-12 19:29 | あちこち旅行記 | Comments(6)  

Commented by マサノリ・ツキノ at 2018-04-12 21:51 x
奇遇ですね。あこがれさんとは、年齢は違いますが(私といくつ違い?)、結婚した年は同じですね。
私は、1999年4月入籍、7月に式を挙げて、北海道へ新婚旅行に行きました。
あこがれさんの様に英語が堪能じゃない(勿論嫁も)ので、海外は初めから選択肢になかったのですが・・・
国内でもびっくりすることはありまして。
ちょうど帰りの飛行機に乗る日、新千歳に向かってる最中に、
ハイジャックのニュースが。
(犯人がレインボーブリッジくぐろうとした、機長が殺されちゃったあの事件です)
お陰で帰りの飛行機に乗る際に、めっちゃめちゃ厳重なチェックをさせられましたよ。
Commented by akogarehotel at 2018-04-13 00:41
ツキノさん

ツキノさんのほうが1年上ですよね。
でも、奇遇ですね、結婚が同じ年だなんて。
まぁ、その後、信長で繋がる方が奇跡的なご縁ですが。

英語が話せなくても海外へ行けるらしいですよ。
妻は全くダメですが、学生時代に4回も海外へ行っています。

夏の北海道は、またそれで楽しいですけどね。富良野とか?旭山とか?
Commented by マサノリ・ツキノ at 2018-04-14 17:48 x
夏の北海道はとても良かったです。
でも北海道でも夏は暑いのね(笑)
1日目が函館、2日目が札幌、3日目が富良野、4日目が
日高と、レンタカーで回る欲張り旅行でした(笑)
日高には日高ケンタッキーファームへどうしても行きたかったので(笑)
Commented by akogarehotel at 2018-04-15 13:09
函館から日高までって、車で行く距離じゃないでしょ。
「北海道」って、ひとくくり過ぎ(^^)

北海道から札幌ですら、遠く感じます。

数年前に夏の富良野に行ったけど、暑かったですね。ソフトクリームばかり食べてました。冬の北海道は、移動トラブルがあって、気軽には行けないですから、夏が正解でしょう。
Commented by マサノリ・ツキノ at 2018-04-16 22:12 x
日付よく見て(笑)
函館から札幌、札幌から富良野、富良野から日高って順で
移動したんですよ。
まぁ、それでも富良野から日高でも結構ありましたけどね(笑)
日高で泊まったログハウスには冷房が無く、ガチで
冷蔵庫開けっ放しで寝たのはいい思い出でした(笑)
Commented by akogarehotel at 2018-04-17 08:12
4日かけても、函館から日高は車の距離じゃないでしょ。
1日かけても、函館から札幌は車の距離なじゃないでしょ(^^)
それじゃ、旅行じゃなくて、移動になっちゃう。

函館か日高のどっちかで我慢しろ、ってとこですね。
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