2200. 磐梯温泉ホテル(アルツ磐梯スキー場) 平成31年1月1日(火)
磐梯温泉ホテル(アルツ磐梯スキー場) 平成31年1月1日(火)
磐梯山
それって、バンダイナムコ?
というのは、中学生の長男と同じレベルです。
………
磐梯温泉ホテル:
その昔、スキーバブル絶頂期に「アルツ磐梯ホテル」という名前で堂々とオープンした、当時は「豪華なホテル」。
バブル崩壊後に、星野再生工場が買い取り、リニューアルオープンした。スキー場には「アルツ」の名前が残っている。
星野リゾートによくあるパターンなのだが、リフォームして内装を豪華にして、食事内容を代えて、スタッフを教育して、、、
そのぶん、「値段」も豪華にして、、、
でも、施設そのものは古い。
残念ながら、水回りやエアコン機能は不十分のまま。
レンタルスキーも、かなりボロボロ。
温泉というくせに、大浴場は小さく、ぬるい。
室内プールがあるが、水温は水泳部員設定であって、リゾート設定ではない。
ま、でも、贅沢は敵!と思えば不満もなく、
金額にお得感はないものの、子供が楽しそうにしていればいいかな。
ちなみに、子供は、食事がバイキングで、部屋にWifiがあれば満足します。
………
1月1日。
朝6時(さっき寝たばっかりな気がするが…)、
祖父母の家に子供たちを迎えに行き、そのまま新幹線で出発。
高崎→大宮→郡山(福島県)→(JR磐越西線)→磐梯町→(送迎バス)→ホテル
磐越西線は福島県(郡山)と新潟県(新津)を結ぶローカル線。車窓には、猪苗代湖や磐梯山が見え、沿線にはラーメンで有名な喜多方や会津若松がある。中学生の頃に、前橋から一人旅で来たことがあるくらい、乗り鉄には魅力的な路線。
しかし、そんなことには興味のない子供たちは、電車内でパズドラに夢中だが。
乗り換えがたくさんある割には、近い。正午にはホテルに到着。
こじんまりしたホテルで、レストランはひとつしかない。しかも昼は営業していないという。昔ながらのスキー場ホテルによくあるパターンだけど、現代の星野リゾートにしてはめずらしい。ゲレンデに行けばたくさん食堂があるので、特に問題にはならない。
長男の意欲は、スキー:ゲーム = 4:6 くらい。
長女は、スキー:ゲーム = 8:2 くらい。
兄弟なのに不思議なもんだが、スキー場に来たので、
『 休憩したい、ゲームしたい。 』
なんて言葉は聞こえない。
リフト終了まで、しっかりスキー。
その後、「物足りない」という長女に頼まれて、ホテル内の室内プールへ。
長男はもちろん部屋でゲーム休憩。
リゾートホテルらしく、室内プールを備えているが、、、、
水温が推定20度。
この冷たさでは、水泳部以外は泳げない。(僕は水泳部)
だから、こんな感じの貸しきり状態。
子供にも水温は関係ないらしい。
「全然寒くない」といって、水遊びに興じる。遊びに付き合っている僕のほうが寒さに震える。泳いでいれば寒くないが、じっとしているのは無理。
泳ぎを止めたら死んでしまうマグロのようだ。
………
1月2日
翌日も朝からスキー。
『 リフトに10回乗ったら、お年玉増量。 』
と言ったら、長男が本気を出した。僕が休憩している間にも一人で滑ってる。
ちなみに、リフトは乗車時間が10分以上かかる超ロングなもの。
営業終了時刻にちょうど10回乗り終えた。
夜。
冷たいプールにはこりたので、今夜は長女と一緒にナイタースキー。
ナイターは何回滑っても500円という価格崩壊設定。
長男はもちろん部屋でゲーム休憩。
………
1月3日
翌朝。
宿泊者限定で、朝7時半から滑ることができる。
長女にせかされて、早起きして滑らされた。
星野リゾートに泊まる客に、そんな体育会系なんているわけない。だから、ゲレンデは貸しきり状態。プールにつづいて、ゲレンデも貸しきり。
中学生くらいの男の子が一人で滑ってた。偉い。
うちの長男は、もちろんまだ夢の中。
昼まで滑って、
午後1時のバスで帰路へ。
年始の超混雑新幹線に乗り、夕方6時に帰宅。
近いなぁ。
★★★
アルツ磐梯スキー場、磐梯温泉ホテル
施設はボロイ。
ホテルスタッフの対応は素晴らしいが、スキー場スタッフがシロウト。
リフトの並び方、ゲレンデ食堂の管理、リフト券売り場の整理など、おぼつかない点が多数。レンタルスキーも悲しい装備。
プールは寒いし、部屋そのものも寒い。
朝食、夕食メニューは、一応許せるが、他の星野リゾートに比べると明らかに格下。
悪いところばっかりだ。
でも不満がほとんどない。
なぜ?
その理由は、日本人しかいないから。
最近は、どこの観光地へ行っても外国人ばかり。
同じ星野でも、トマムはまるで異国。プリンスなら苗場も志賀も外人だらけ。
外人が悪いとは言わない。礼儀のない人間が悪い。
順番を待てない奴が邪魔。列を乱す奴は来るな。そういうタイプは日本人には少なく、日本以外のアジア人種には限りなく多い。(やはり、まだまだ日本人は世界に自慢できる人種なんです、まだ。)
そんな礼儀のない奴が、ここには一人もいない。
リフトや食堂がどんなに混んでいても、割り込む奴がいない。だから、多少待つのも許せる。
ホテルのフロントでわめいている外人がいない。だから、ホテルのロビーが快適。
磐梯山は小さなリゾートなので、おそらく外国にほとんどアピールしていないのだと思う。だから、こんなに快適なんだろう。
また行きたいスキー場です。
↓ゲレンデから猪苗代湖が一望できます(光っているのは空ではなく、湖面)。
↓1本の高速リフトに乗るだけで、ロングクルージングが可能なコース設定。コース幅も広い。
あっちに見えるのは上級者コース。圧雪されていないコブがおいしそう。
子供が休憩中にちょっと楽しませてもらった。コースから見る猪苗代湖。斜面の角度がわかるでしょうか。
………
ちなみに、スキー客はすべてが日本人ですが、
ボード:スキー = 8:2
で、その日本人ボーダーが、上手い人ばかり。
飛ばす人、ではなくて、上手い人。
上手い人は、マナーもしっかりしている。ゲレンデで座ったりしないし、無駄に左右にカーブしないし。
これも快適な理由のひとつでしょうね。
みなおした、ふくしま
by akogarehotel | 2019-01-11 18:12 | あちこち旅行記 | Comments(0)