2018年 05月 04日 ( 1 )

 

2159. 「モロッコ格安新婚旅行1999」(9) 砂の世界へ

「モロッコ格安新婚旅行1999」(9) 砂の世界へ



世界の車窓から~

今日は、モロッコのカスバ街道を旅します。

(今回は、写真中心)



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アトラス山脈の南側。サハラ砂漠の外周に沿って、ワルザザートからエルラシディアまでの道は、街道の途中にたくさんのカスバ(城砦)が立ち並び、カスバ街道と呼ばれています。

その城砦のなかで最大のものが、ワルザザートにある世界遺産のアイトベンハッドゥ。


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僕らを乗せたフィアットは、時速75kmで砂漠を目指して走り続ける。


と言いたいが、

実は、フィアットの速度計が壊れているので、何キロで走っているのかわからない。速度計はゼロをさしたままだ。



ついでにいうと、ガソリンメーターも壊れている。

給油のタイミングは、オマールの野生の勘に頼るが、どちらかというと、速度計よりもガソリンメーターを修理して欲しい。砂漠の中でガス欠になったら、ひ弱な日本人は1日と、もたないから。



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エルフードまでは、荒野の一本道。

岩だらけのむき出しの地形を、アクセル全開で走り抜ける。

ラクダが出てきたら、ひいちゃうよ。

砂だらけの世界なのに、もちろん、生活している人もいる。


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カスバ街道を一望。


まだ、全然砂漠に近づいてもいない。

なのに、一部のオアシスを除いて、砂だらけの世界。

その数少ないオアシスに、人が肩を寄せ合って生きている。今でこそ平和だが、昔は、その貴重なオアシスを奪い合い、その勝者だけが生き延びていた。

その戦いの痕跡がカスバ、すなわち城砦。


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だからこそ、この地域にはたくさんのカスバがある。

世界遺産があるということが、決して、うれしいことではないかもしれない。



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↑平均的な町並み。

砂だらけの建築物の中に、電線が通っている。いったい、どこから?

黒い服を着た人は、もう見慣れました。



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数ヶ所のオアシスには町ができている。

町中は、少し速度を落としているが、それでも時速40kmくらいか。

人が出てきたら、ひいちゃうよ。

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道路は一応舗装されている。

ただし、道幅は5mくらい。これは「片側5m」ではなく、「両側で5m」。


対向車が来なければ、道路の真ん中を走ればよいが、

対向車が来れば、端へ寄る。しかし、彼らは減速しない。

舗装部分の外側は、砂や石や草。

片輪がはみ出るか、はみ出ないかのすれすれで、すれ違う。


この道路状況を考えると「飛び石」が一番危ない。

対向車がはねた石がこちらを直撃するパターン。


対向車とすれ違うとき、運転手のオマールと、助手席のハッサンが、フロントガラスに親指を押し付けていた。何かの挨拶?と聞いたら、


「飛び石でフロントガラスが割れないように」だって。


確かに、モロッコではフロントガラスが割れた車をときどき見かけるし…

恐いと思っているのは、後部座席の日本人だけ。

推定視力5.0の動物オマールは、マルボロタバコをくわえながら、楽しそうに突っ走っています。



ワルザザートから、3時間弱で砂漠手前の町、エルフードに到着。

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気が利くオマールに、


 『 ここから先は砂漠だから、水を買っておけ 』


と言われ、2リットルを3本購入。これが、3日分の生命線。



砂漠のホテルで、蛇口をひねって水が飲めるわけない。




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by akogarehotel | 2018-05-04 01:15 | あちこち旅行記 | Comments(0)