2018年 05月 26日 ( 1 )

 

2165. 「モロッコ格安新婚旅行1999」(11) これが砂漠だ

「モロッコ格安新婚旅行1999」(11) これが砂漠だ



ついに念願の砂漠にやってきた。

砂と岩の混在する岩漠ではなく、純粋に砂しかない、真の砂漠に。


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視界一面が砂だらけ。目に見えるものは砂と空だけ。

(遠くに青く見えるのは岩漠)


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砂は風で飛ぶ。当然。

だから、砂漠はずっと平らで、ずっと同じ地形でいるわけがない。時間とともに、風とともに、でこぼこが生じる。

そして、長い長い年月とともに、そのでこぼこが「山」になる。

山といっても、せいぜい200m程度の高さです。


では、あの山に登ってみましょう。


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砂漠と砂浜は、全く同じ品物。

砂浜の上を靴で歩いたら、靴の中に砂が入って歩きにくい。それと同じ理由で、砂漠の上は裸足で歩く。

虫がいたら恐い?

そんなもの、地表には出てこない。草一本すら、滅多に生えていないのだから。




もちろん、晴天のサハラ砂漠だが、それほど『 暑い~ 』とは感じない。

気温は50℃前後だというが、湿度が限りなく低いために、体感温度は低いのだそうだ。

砂は、さらに冷たい。


その理由は、高校生の地理で勉強した。

砂漠は、内陸にあるために、昼と夜の気温差が著しい。昼は50℃にもなるのに、真夜中になると一転して、5℃近くになる。砂漠の地面の砂は夜の冷気で冷やされているので、とても歩きやすい。むしろ日本の真夏の砂浜のほうが限度を越えている。

だから、地中に潜れば小さな虫が生息できる。

ということは、夜の砂漠は雪国なみの気温ということ。(夜の散歩は後述)


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気温よりも、滑って登りずらい苦難を乗り越えて、不気味な虫を踏まないように進む。

オマールを先頭に、砂漠を歩く3人。

ちょっとしたくぼみに入ると、視界が途絶えて、歩いている方向がわからなくなる。

オマールに逃げられたら、間違いなく遭難する。


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「山」は、すぐそこに見えるのに、歩いても歩いても、全然近づいてこない。

歩き続けて、2時間。坂が急峻になり、だんだんと風が強くなってきた。自分たちの足跡が、あっという間に消されていく。帰れるのかな?僕らのフィアットは、はるかかなたに点のように見えているけれど、あれを見失うと…


頂上が近くなると、我々日本人は、四つんばい。

強風で滑落しそうだ。


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しかし、身長190cmのオマールは、直立姿勢で風を真正面に受けながら、すいすいと歩いていく。彼らの運動能力にあらためて敬服する。

いつしか、やっと頂上に到達。


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頂上といっても目印があるわけではなく、周りに高い場所がないから、だいたいこの辺か?という地点。

たしかに、360度周りを見渡すことができる。


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僕らのフィアットは、日本人の視力ではほとんど認識することができないくらい遠くにある(らしい)。



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地面の砂に、名前なんか書いたりしてみるが、速攻で風に吹き消される。



僕らが余韻を楽しんで斜面に座り込んでいる間、オマールは一秒たりともじっとせず、斜面を登ったり降りたり、登ったり降りたり、、、、お前のエネルギーはどこまで無限なの?




さぁ、下山。

これは、いわゆる登山とは違い、ラクで楽しい。

なぜなら、砂は天然のクッションだから。


歩いて降りるなんてメンドクサイ。

飛び降りればいい。すると、砂の上に気持ちよく着地する。


今度は、思い切り助走をつけて飛ぶ。まるで、スキージャンプのようだ。

さっきよりも大きな落差を飛び降りる。2,3mの高さはある。着地は気持ちいい。



帰り道は、あっという間だった。30分もかからない。

砂漠では、「砂スキー」をすることもあるという。宿でスキー板を貸してくれる。

しかし、板を担いで、あの山に登る気にはなれない。

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by akogarehotel | 2018-05-26 13:01 | Comments(0)