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2019年 08月 21日 ( 1 )

 

2253. 東日本医科学生総合体育大会 令1年8月11日(日)

東日本医科学生総合体育大会 令1年8月11日(日)




卓球ブログ続編のつもり。



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東日本医科学生総合体育大会というイベントがあります。

医学部限定の「インカレ」みたいなものです。


もちろん、レベルはインカレには及びません。

でも、例えば、100mフリーの優勝タイムは、インカレが49秒くらい?に対して、医学部が52秒くらい?「かけはなれている」というほどではないと思います。

少なくとも、授業を優先しなければならない限られた時間であることを考えれば、通常の運動部と同等の練習内容で頑張ってます。



………



なんで運動部なんてやってるんだよ。医者なんだから勉強しろ。

という意見があるかもしれませんが、それは100%勘違い。



極端な言い方をすれば、

 「医者になるんだから運動部くらいやれよ。

  そんなものもできないなら、まともな医者になれないよ。」


上記は僕の個人的な意見ですが、僕の出身大学でも同様のことを言っています。

ちゃんとした理由があるからです。


医者に限らず、社会人にとって必要なのは、

 ・体力

 ・時間配分の仕方

 ・人とのつながり

で、これらの重要性を知り、その対策を理解することができる方法のひとつが「運動部」です。


一般的に医者は、

24時間どころか、48時間連続勤務がこなせる体力と、どこででも眠れる精神力が不可欠(働き方改革とかおかしなことを言ってますが、医者はみんな笑って見てる。)。

忙しい勤務のなかで病棟と手術室と研究室の往復など、時間の使い方を工夫しないといけない。

そして、一番大事なのが全ての「人とのつながり」。他人に対して礼をたてて、協力してもらって、こちらからも協力するという人間関係が作れないといけない。


「私、一人で大丈夫です。失敗しませんから」

なんていうふざけたキャラは、マンガだけの世界です。



これらを学生時代に形成してくれるのが運動部なのだと、僕や、僕の大学は実感しているのでしょう。だから、ほぼ全ての名誉教授が、運動部で名前を売っていた人でした。

 「あの教授は、昔、テニス部で優勝したんだってさ」とか。



だから、僕の大学では運動部入部率が90%以上、のはず。


しかし、例外として、天才はこの常識を凌駕します。

東大医学部では運動部入部率は非常に低いそうです。

運動部とは別に、自分自身で勝手にいろいろと手を伸ばすことができるからです。学生のうちから、海外の医療を研究したりとか、学生団体に参加するとか。運動部以上のことができる学生は、それでいいんです。



「運動部なんて、先輩と一緒に酒を飲むだけの集団でしょ?」

それでいいじゃん。

酒乱の先輩の扱い方や、社会の厳しさをちゃんと勉強させられてます。



「そんなこと言っても、卓球も水泳も個人種目だから、その程度の付き合いでしょ?」

これが大きな誤解。

分からない人にはわからないので、文章のムダかもしれませんが、

 すべてのスポーツが「チームスポーツ」

水泳も卓球も陸上もテニスもゴルフも、それがもしも運動部という単位なら、すべてそれらは団体スポーツなんです。

自分の好成績を他人が喜び、他人のタイムを自分も喜ぶ。

自分ひとりで練習するのではなく、他人を追いかけて練習する。

練習するのは自分のためだけではない。


このことを理解するために運動部に入れ、といっても過言ではありません。

子供たちが、将来、そんな気持ちでスポーツをしてくれるとうれしいです。どんな種目でもどんな環境でも構わないから。



………



やっと東医体の話。


すべての医学部運動部にとって、一年間で一番大きな試合が、この東日本医科学生総合体育大会(東医体)です。

全日本と言いたいところですが、医学部生は忙しくて遠くまで行けません。東日本と西日本の分割式になってます。種目によっては有志が集まって「全日本」を開催することもあるそうですが。


シーズンの最後にあるので、非常に盛り上がります。

水泳に限っていえば、毎年毎年、演出がレベルアップして、見ているほうも楽しくなります。決勝戦に出場する選手は、オーロラビジョンで映し出されて、もうヒーロー並みです。

(いいなぁ、俺たちのころにはそんなことしてもらえなかったのに…)




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今年の東医体は、8月10日、11日に、千葉習志野で開催。


いくらOBとはいえ、毎年応援に行くわけではない。

水泳部の顧問は同級生のワダ君。そのワダ君が海外出張なので、代わりに引率を頼まれた。誰も引率者がいないと、

 『 学生だけにしておくと、何かやらかしてしまうから 』

おせっかいな親心です。



結果:

各種目で1位から8位までに点数が与えられ、その合計点数で大学対抗の総合順位が決定する。各種目の優勝よりも、大学対抗の順位のほうがはるかに価値がある。

数の勝負じゃん、というが、大学医学部の定員は全て同じ(100人)なので、有利不利はない。あえて言えば、東京女子医大は100人全て女子学生なので、女子総合として有利かもしれない。



去年の大会が終わり、卒業生や新入生を加味して考えた今年の予想は、

 「さすがに優勝は無理でしょう。3位か4位くらい?」


しかし、シーズンが始まってからの個々のタイムの伸びが素晴らしい。練習が充実しているらしい。

7月、前哨戦となる「医歯薬看大会」を圧勝。

そして、この大会も、ギリギリヒヤヒヤはあったものの、

 男子 総合優勝

 女子 総合優勝



大事なのは、「大事なのは結果ではない」こと。

部員の彼らが、総合優勝を目指してみんなで頑張ってきたことが素晴らしい。下馬評4位だから、4位くらいでいいや、ではなく、優勝を目指したことが素晴らしい。

(甘すぎるけど)優勝してもしなくても、彼らのこの一年の頑張りは間違いなく素晴らしい。間違いなく、将来、医者としての糧・過程になる。


だから、運動部が義務なんだよ。



………



もう少し、思い出話を。

僕が学生の頃、背中を追いかけ続けた、3歳年上のアダチ先輩。

不平不満を絶対に言わず、黙って背中で語る漢(おとこ)。

誰からも慕われ、誰からも愛されたキャプテン。


そのアダチ先輩と、数年ぶりに再会した。

なんと、今大会の大会長だ!偉くなりましたねぇ。




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………



僕が大学1年生のとき、東医体は新潟だった。

散々な結果は今でも覚えているが、もっと覚えているのが、大会終了後に新潟市内のビアガーデンで行われた打ち上げのこと。なんと、新潟で開業医をしているOBの先生が「全額おごり」だと!

学生にとって、宴会全員ぶんという会計が、天文学的数字であることは間違いない。それをおごってくれる?!

そのOBの先生の名前は忘れた(^^)が、OBとはこういうものだという精神は忘れてない。



数年前(過去ブログ)に、仙台で男女アベック優勝したときは、わざわざ仙台まで行って、サトウ君と合計して全額ごちそうした記憶。大阪で大病院を経営しているサトウ君と、小さな開業医の僕との、出資比率はヒミツ。









by akogarehotel | 2019-08-21 13:10 | ただの日常日記 | Comments(0)