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2164. 「モロッコ格安新婚旅行1999」(10) 砂の道を行く

「モロッコ格安新婚旅行1999」(10) 砂の道を行く



ワルザザートからエルフードまで200kmの距離を、時速80kmですっ飛ばして、3時間弱で到着。ここからサハラ砂漠(メルズーガ)までは、あと50km。

地図上では、もうすぐそこ。


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しかし、ここからが本当の「砂漠への道」

ゴールに近づくほど、険しい道になる。ロールプレイングゲームと同じ。



………



エルフードの町の出口に検問があった。

機関銃を構えた軍人が待機している。(写真を撮るわけにはいかない。)

銃をちらつかせながら、我々のフィアットに近づき、オマールとアラビア語でなにやら会話している。

「日本人観光客を乗せてる」みたいな話で、軍人が時折、こちらを見る。

オマールが紙幣を1枚、軍人に渡して、通行許可。


検問を通り抜けた。

サハラ砂漠の砂の上に国境線を引くわけにはいかないので、町外れのギリギリのところに検問がある。あまり仲のよろしくない隣国(アルジェリア)を想定した国境警備だろうか?

と平和な日本人は想像したが、


オマールによると、


 『 あいつらはクソ軍人さ。何にも仕事なんかしないのに、金が欲しいから検問を造って、こうやって我々から金を巻き上げているのさ。通行料といったって、誰が調べているわけでもない。全部、自分のポケットに入れてるよ。軍人しね。 』

(意訳)



………



軍人の検問なんて、どうでもいい。

それよりも大きな問題が、この先に待っている。

それは、


町を出ると、すぐに道が消える。



ここから先は、岩の砂漠「岩漠」。

本物の砂だらけの「砂漠」にたどりつくまで、この岩漠が約50kmつづく

そこに道はなく、固い石ころの地面だけ。フィアットが、どんなに低速で走っても、ガタガタと車が分解しそうなくらいに大きく音を立てて、揺れながら走る。何度も頭を天井にぶつけそうになる。

安全運転の僕らの横を、トヨタ4WDが猛然と追い越していく。

さすが、文明国家の兵器は性能がいいなぁ。


しかし、文明国家の兵器も、もちろん小国産のフィアットも、「石」の上を走れても、「砂」の上を走ることはできない。

日本人には想像できないかもしれないが、砂の上を車で走ろうとすると、タイヤが空回りして進めない。それでも無理してアクセルを踏み続けると、そのうち砂を吹き飛ばして、穴ができ、タイヤがはまって、完全にゲームオーバー。

一度、砂の中に入ってしまうと、そこは「あり地獄」を意味する。



地面をよく見ると、ピンク色のリボンのような目印が、点々と埋められている。

そのリボンをたどっていくと、アリ地獄を回避しながら、先へと進めるが、一度、見失ってしまうと…


よそ者はよせつけない。

たとえ文明兵器だろうが、そう簡単に砂漠を越えることはできない。

それが、本物の「砂の世界」。


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(オアシス付近の岩漠。道らしいものは写ってますが、「道」ではない。)

「砂」ではなく、「石」の上なら、不安定ではあるが走ることができる。


今まで、時速80kmでかっ飛ばしてきたオマールが、一転して、獲物を狙うような本気な目つきになり、必死で前方の地面を見つめている。

隣で鼻歌ばかり歌っていた黒マントのハッサンも、同じく、映画撮影でも始まったかのように「本気の顔」になり、路面を指差しながら、あれこれオマールに指示している。

「あっちを走れ、こっちを走れ」と言っているらしい。


ハッサンにとっては、まさに自分の庭だが、それでも油断はできないらしい。

今までの神速がうそのように、時速20km前後で、ゆっくり、そして丁寧に、くねくねと、道なき道を進んでいく。

途中、いくつかの砂ポケットを見つける。だれかの車が陥ったようだが、おそらく人力で復活したのだろう。

しかし、もしこのフィアットがあり地獄に落ちたとして、アラブ人2人と貧弱な日本人2人で引き出すことができるか?それができないと、砂漠(正確には岩漠)で日干しになってしまう。

だから、オマールもハッサンも超本気。

話しかける隙もないくらいだ。


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↑オアシス近くには、通りやすそうな道が、まだ残る。


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↑かなり「砂漠」が近くなると、こんな感じ。

砂浜のように砂紋が見える。ここは車では絶対に通れない。


四駆なら?と思うだろうが、車の重量は大きな負担になる。決して安全ではない。

2時間近く走った。

人も車も、ガタガタでへとへとになったころ、いよいよ「砂漠(サハラ)」が見えてきた。



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砂漠って、山なの?





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by akogarehotel | 2018-05-23 13:26 | あちこち旅行記 | Comments(0)  

2163. 群馬県の卓球物語 平成30年5月19日(土)

群馬県の卓球物語 平成30年5月19日(土)



(長ったらしい話なので、最後の結論だけで、全部わかるようになってます)



マンガや映画のような物語が、スポーツの世界にはたくさん、たくさん起こってるんです。坂道ペダルや、映画「ピンポン」のような話がたくさん。

本気であればあるほど、各選手にとって「物語」は重くなります。



………



この土曜日に卓球大会があった。

全国大会群馬県予選(小学生)


「全農」という会社がスポンサー。

毎年神戸で開催される全国大会には、あの石川佳純がゲストに来て、テレビ中継される。おそらく一年で一番大きな大会。

その県予選。

各部門で上位3人が全国大会に出場できる。



「カブ女子」部門。

カブとは、小学校3年生と4年生。



卓球の世界にも「競走得点」というものが存在する。

これまでの成績をもとに、非公式ではあるが、各選手の得点順位が決まっていて、それをもとに「シード順」が決まる。

予選リーグは、4~5人のグループ。そのうち上位1人だけが決勝リーグに進める。

各グループには、一人ずつシード選手が振り分けられていて、何事もなければ、そのシード選手が予選を通過する(はず)。

シード選手としては、「予選通過は当然。決勝3位で全国切符」と意気込みながら、今日の会場にやって来たわけだ。



しかし、小学生の世界では、突然、超新星が出現することがある。

そんな新人選手は、超実力者なのに、競走得点が低いのでシード扱いされない。予選グループに普通にまぎれこんでいる。予選でそんな選手と当たってしまった他の選手(特に、シード選手)にとっては、非常に不幸なことだ。

それが、本気のスポーツの世界。



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各グループの一番上がシード選手。


超新星が2つ。

第2グループと第4グループに出現した。



………



第4グループのシード選手は、Bさん。

TITという名門チームに所属。

「シード選手だけど、ちょっと弱い。あわよくば3位入賞。」(情報通)


そのグループに超新星が出現してしまった。



Mさん

3姉妹の真ん中。姉は前橋で負け知らず。姉妹そろって、マエタクという群馬県民の誰もが知っている超実力チームに所属。とりあえず「すごいチーム」。

「つい2、3ヶ月前に卓球を始めたばかり。その頃は温泉卓球だったけど…」(情報通)



結果は、超余裕でMさんの勝ちぬけ。

1セットも失わず。

たった2ヶ月で、ここまで育てるマエタクに恐怖を感じる。


一方、第2シードなのに、予選敗退のBさんの心境は、小学生には厳しいものだろう。



………



第2グループのシードは、Dさん。

全国に出場したこともあるが、ちょっと伸び悩み。秀卓会という「楽しいチーム」で楽しく練習しているので、本人も回りも、それでいいらしい。

(情報通) 「運がよければ3位入賞も不可能ではないけれど…」



そこに、まぎれこんだNさん。

太田REOという、東毛地域を一手に引き受けるチーム。卓球だけでなく、小学生のスポーツ全体を盛り上げようという太田市政の影響もあるらしい。

左利きのNさんは、ちょっとくせのあるサーブを出してくる。数ヶ月前までは、そんなに目立った選手ではなかったが、


(情報通) 「急にうまくなってた。サーブがすごい。左利きというのも武器。以前はDさんが勝ったことがあるはずだけど。」


シード選手のDさんは全く歯が立たず、第2グループからは、新星Nさんが通過。



一方、第1グループと、第3グループからは、それぞれシード選手のAさん、Cさんが通過した。



…………



決勝は4人総当りのリーグ戦。

全国への切符は3枚。



Aさん :第1シード。楽しく練習する秀卓会。一応、「優勝目標」。

Cさん :第3シードだが、前評判では2位の実力。あわよくば優勝を狙う。

      最低でも3位入賞。名門高校の下部チーム、Jutokuジュニア。

Mさん :第2シード撃破。恐いマエタクの秘密兵器。ひそかに優勝を意識している。

Nさん :第4シード撃破。太田REOの成長株。左利きの難解サーブでどこまで?



マエタクの指導力と練習量には定評がある。

将来も卓球を続けて、ひょっとしたら全国レベルになりたければ、群馬ではマエタク以外に選択肢がない。だから、他チームでそこそこ強い子が、急にマエタクに移籍していたりする。

現在の中学1年女王が2人、小学6年女王が2人。マエタクには4人もの絶対王者がいる。



そのマエタクが、小学4年世代で育て上げた秘密兵器が、Mさん。

中学1年の絶対女王の妹さんだ。しかし、卓球を始めて2,3ヶ月。過去の試合の実績など全くない。

それが… たった2ヶ月で、こんだけできるか?というくらいに育てた。やはり、マエタクは恐い。そして、本気のようだ。


Mさんは、予選を1セットも失わずに楽勝。

そして、決勝リーグも、(結果的に)Bさん、Nさんとの試合を3-0で圧勝。


残るは、第1シードのAさんとの対戦だけ。事実上の決勝戦。



………



一方のAさん。


名目上の第1シードだが、それはあくまでも、この世代に有力選手がいないため。

いくら弱小群馬県でも、小学5、6年生の部の優勝者も、小学1,2年生の優勝者も、全国大会に行けば、1回か2回は勝てるレベルだ。しかし、小学3,4年生だけは、そこまでの選手がいない。

本人も、第1シードなんて、恥ずかしいと言っている。


でも、小学生の頭では、シード順どおりに優勝することが当然とも思っているらしい。

手の甲には、子供っぽい字で、


 『 ぜっ体、勝つ 』


と書いてある。(誤字だ。)


予選は、3-1、3-0、3-0、3-0 で通過。

1セット落とすのは、ご愛嬌。


決勝リーグでは、

 3-2 Nさん

 3-1 Cさん

見るものを楽しませながらの勝利。



そして、最終試合。Aさん対Mさん。


2セットずつ取って、2-2。

マエタクMさんが、今日、初めてセットを取られた。

(卓球は、1セット11点。3セット取れば勝ち。)



そして、最終セット。

僕はこの場に行っていない。すべて聞いた話。


ある人 『 マエタクの応援がすごくて。1点取ると、すごい大騒ぎ。 』


Aさん自身は 『 応援なんていらない。恥ずかしいし、余計に緊張する。 』



結果は、

 Aさん 11-9 Mさん



ある人 『 Mさんが負けた時の、マエタクコーチが、すごーーくガッカリしてた。本気で勝とうと思ってたんだね。 』



見事、第1シードの重責を果たした優勝のAさん。

伏兵で、最後の最後だけ勝てずに準優勝のMさん。



ドラマだ。



………



しかし、ドラマはもうひとつある。



決勝リーグの残りの2人。

CさんとNさんの最終戦。事実上の3位決定戦。

Cさん、Nさんともに、A、Mの2人に負けて2敗。

2人が戦って、勝ったほうが3位で全国へ。負けたほうは何もなし。



2セットずつ取って、2-2。勝負は最終セットへ。

小学生に、このプレッシャーは厳しすぎる。かわいそう、と言っては甘いか?


最終セットは、太田の成長株のNさんが取って、勝利。

負けたCさんは涙ポロポロ。あわよくば優勝、悪くても3位と思ってきたのに、結果は4位。これをバネにする精神力が、小学生にあるだろうか。



………



長い前フリは、終わり。



ということで、うちのA子さんが優勝しました。

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全農がスポンサーなので、優勝賞品がハム詰め合わせです。

「あたしが稼いだハム」と自慢して、「許しがないと食べちゃダメ」と言ってます。


「今までの試合のなかで、一番うれしい」

と言ってます。そりゃそうだ。親からしても、今までの試合の中で一番喜んだ。



………



全国大会は、7月に神戸。

目標は1勝。オリンピック精神なので、期待しない。旅行気分。



その次の大きな試合は、8月の群馬県総体。

ふたたび、上記4人の対決。今度は勝てるかどうか、わからないなぁ。







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by akogarehotel | 2018-05-21 19:05 | 子育てられ | Comments(3)  

2162. ドラム発表会 平成30年5月13日(日)

ドラム発表会 平成30年5月13日(日)



ドラムをやってるよ、という人が実はたくさんいることが分かった。

ということが、ドラムを始めたことによる収穫か。


シミズトシイチさんとか、峰さんとか、カズの子供とか。



………



『 バンドをやろう。その後に飲む酒はおいしいから 』


rosuket師匠に言われ、では、自転車バカの4人を集めて、


ヒロサワさん:ボーカル

rosuket師匠:ベース

ハトポさん:ギター

私:ドラム



でも、素人が自己流で練習しても、なかなかうまくならない。

1年前に「ドラム教室」に通い始めた。


そこは、クラシック音楽が中心の教室。お子様のピアノ教室や、音大受験生などが通っている。うちの子供も、小学校1年の頃から、ピアノとドラムに通っている。

レッスン数は選べる。忙しいので「2週間に1回」。1年間で、たったの25回。


それだけでは不十分なので、自宅で練習する。

甥(都内へ進学)が置いていった電子ドラム。アンプが壊れて、音が出ないが、叩くことはできる。

毎日練習。自転車に乗ることを完全に辞めて、時間は全てドラム練習に注入。



そして迎えた、教室の初発表会。

ピアノの小学生に混ざって、大人のドラム。ちょっと恥ずかしい。

ドラムの先生がピアノで伴奏してくれる。ピアノとドラムの二重奏。



僕は、トレイントレイン(ブルーハーツ)

 原曲よりもテンポを落とすと、初心者でも叩ける名曲

→リンク



ドラム歴6年の長男は、じょいふる(いきものがかり)

 レベル高いなぁ。要するに親ばかブログ。

→リンク



その他に、子供たちはピアノの発表もある。(動画はなし)

長男 パイレーツオブカリビアンメドレー

長女 くるみ割り人形メドレー



………



人生で最も緊張したのが、20歳のときの水泳の試合。

練習が足りず、まわりの選手が全員怪物に見えた。


今回は、しっかり練習したので、全然緊張しない。



と思ったら、

最初のスネアを叩いた瞬間に、全ての記憶が吹っ飛んで、

ドキがむねむね状態。


テンポがどんどん速くなって、序盤で大きなミス。

その後は、ミスはないものの、速いテンポのまま終了。

この年齢になっても、浮き上がっちゃうんだよね。と反省。

ちなみに原曲のテンポは175。僕の予定テンポは150。

(ケイデンスと同じ意味。1分間にスネアを叩く回数。180なら、1秒に3回叩く。)


だから、速くなることに問題はないんだけど、

ピアノ伴奏の先生には迷惑をおかけしました。



来年の発表会は、ダイアモンド(プリンセスプリンセス)か、セカオワを想定。

より上級です。



………



↓応援に来てくれた「バンドメンバー(仮)」

「自転車に乗る人は変人ばかり」という印象を残していきました。

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さて、緊張するドラムが終わったので、これでやっと自転車に乗れます。


ありがたいことに、ありがたいことに、セコ君から催促されたので、

8月のたかはらやまトライアスロンにエントリーしてしまった。

仕方なく、仕方なく。



ドラムの翌日から自転車と水泳の練習を再開しています。






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by akogarehotel | 2018-05-17 18:38 | 子育てられ | Comments(0)  

2161. 受験戦争 外伝(その2) 群馬の中高一貫校の大学進学率が悪い理由

受験戦争 外伝(その2) 群馬の中高一貫校の大学進学率が悪い理由



子供が通い始めて1ヶ月が過ぎ、それなりに理由が分かってきました。

一方、前橋高校水球部のアダチ先生からも、前橋高校の内情を教えてもらったので。



………


平成29年度の東大合格者数:


群馬県立前橋高校 定員320人

 東大 14人 、現役9人(理III 2人)、浪人5人


群馬県立中央中等(中高一貫) 定員120人

 東大 1人


太田(市立?)中高一貫校

 東大 2人



群馬県の中学受験は、中央中等学校の一択。「受験を考える優秀な小学生」のほぼ全てが中央中等を受験する。倍率は例年4倍。

4倍という厳しい関門をくぐってきた小学生が入るのが中央中等。

そこを落ちて、一般中学から高校受験をして入学するのが前橋高校。


補足:もしも小学受験をするなら、群馬では群馬大学付属小学校の一択。定員は80人程度。ただし、付属中学までしかないので、高校はそれぞれ受験する。群馬大学付属中学生の多くが前橋高校へ進学する。

付属小学校への評価は様々なので、それほど熾烈な受験戦争にはならない。



群大付属小を除いた、県内の優秀な小学生(上位4分の1以上)が入学したはずなのに、大学受験ではこの惨状。

なぜなのだろう、と、一応、先生方も考えているのだと…


理由がたくさんありすぎる。

それが分からないの?



★★★



結論を先に。

中央中等の進学率が悪い理由。


★認知度(信頼度)が低く、本当に優秀な小学生(と親)は受験しない。

★選別方法(入学試験問題)があやふやで、本当に優秀な子供を合格させてはいない。

 (以上は、前回ブログのとおり、既に分かっていたこと。下記が新発見。)

★遠距離通学。

★夜10時まで塾。

★英語やりすぎ。



………



子供が入学する前に、中央中等の進学率のことは知っていたので、当初は、


 「よほど、クズみたいな教育をする学校」


と思っていた。

しかし、ごめんなさい、実際は全然そんなことはありません。

入学式に行って、見直しました。


 ☆ 全ての生徒に部活を勧めている。

 ☆ 毎日、午後6時まで部活動がある。

 ☆ 特に、ブラスバンド部は素晴らしい。


てっきり、「部活なんて不要」「ひたすら勉強しなさい」的に、子供のお尻を叩いている学校かと思ってたが、全然そんなことはなかった。

むしろ、予想をはるかに越えて、部活動を推奨している。



中学生なんて、勉強しなくていいんだよ。

社会勉強すればいいんだから。

中学生の間にするべきことは、運動とコミュニケーションだけ。

今から勉強してたら、6年間、続くわけがない。



ということで、中央中等自体の教育方針は間違っていない。

(唯一、気になるのは、修学旅行がシンガポールということくらい。)



では、なぜ進学率が悪いのか、

の答えは上記の通り。



………



★遠距離通学

 なぜか美談とされている某生徒のこと。

毎朝5時に起きて、朝6時に電車に乗り、さらに乗り継ぎ、そして自転車。学校に着くのは朝7時半。片道1時間半の通学時間。

学校が終わると、塾を経由して帰宅。寝るのは12時近く。そしてまた翌朝5時に起きる。偉いねぇ。


偉い?じゃなくて、かわいそう。


片道1時間半。往復で3時間。

なぜ、1日のうちの8分の1をも無駄にしないといけないの??

親が考えてあげようよ。引っ越すのが無理なら、3時間も無駄にして通う価値のある学校かどうか、考え直そうよ。

一日3時間も無駄にしていたら、結果は好ましくないと思います。


通学中に勉強する?

僕の経験からは、そんなことはできない。高校時代に東京まで通ったけど、往復の時間は睡眠か、マンガ読むか、だった。


中学生に、この3時間のハンデはかなり大きいし、結果的に、しわよせを食うのは睡眠時間だ。たった6時間の睡眠で学校に行っても、まともに授業なんか聞けるわけないし、じゃぁ、なんのために学校に行ってるんだよ、と。


中央中等には、通学時間が1時間以上かかる子供が、かなりいるようです。

30分以内の子供は、30%もいないはず。


ちなみに、うちの子供は、自転車で10分です。だから通わせてる。もしも遠いなら、最初から行かない。



★夜10時まで塾

なんと、「ウすい学園」という塾には、学生の90%近くが通っている。うちの子も、「みんなが行くから」という理由で通っている。

そこの塾が、通常は週1回で夜9時までの講義だけど、試験期間だけは、週2回で夜10時までになる。


「うちの塾は、こんなに一所懸命ですよ」と必死でアピールしているわけだが、

でもって、そんな呪文に引っかかる親がたくさんいるわけだが、



10時まで塾で勉強していたら、家に帰って寝るのは11時を過ぎる。

睡眠時間はせいぜい6,7時間しかない。

こんな状態で学校に行って、学校の授業を聞けるの?

学校の授業を聞けないで、塾で勉強すればいいの?


こんなことしてるから、大学受験という公式試合では、成績が振るわないんだよ。



まずは、学校の授業ありき。

授業内容の100%ではなく、120%を吸収しろ。

そのためには、神経が研ぎ澄まされてないといけない。眠いなんて、お話にならない。

学校の授業をしっかりやってれば、他に勉強する必要はない。授業が終わったら、部活でもゲーセンでも行けばいい。



夜10時まで塾にいて、眠い状態で学校に来る奴と、

夜8時まで卓球をしてる奴と、

夜7時までゲーセンにいる奴のなかで、

誰が一番成績がいい?



僕の大学の同級生は、みな、「勉強時間の長さを自慢する奴」が大嫌いです。

一日10時間以上も勉強したから、東大に受かりました、、、、

そんな奴は、ゴミだから!

将来、使い物にならないから!

少なくとも、僕のまわりに勉強時間が二桁のやつは、ほとんどいない。



我が家の家訓 『 夜10時以降は勉強禁止 』




★英語やりすぎ

「やってないと、すぐに消えていく知識」の代表格が『言語』、つまり英語。

いくら英語を完璧に習得しても、使っていなければ徐々に消えていく。


中学1年のうちからハイレベルなものをやっていたって、維持するには…

大学受験までの6年間の、そこそこの時間を英語に費やさないと、せっかく得た英語知識を忘れてしまう。

でも、時間は誰にでも24時間しかない。

そんなことしているから、英語はそれなりにできるけど、他の教科はさっぱりな高校3年生ができあがってしまう。



じゃぁ、そもそも英語はそれなりのレベルになる?

今、流行の英語教育は、英会話の延長みたいなもの。理科の授業を英語でやったり、友達と英語で討論したり。英語討論が受験問題になることを想定しているので仕方ないが、


通常の受験英語は、特に東大レベルの英語は、長文読解。

よくわかんない長ーーーい、誰かの研究発表みたいな英文を読んでから答えるもの。だから、まずやるべきことは「会話」ではなく「読解」だ。難しい単語の文章を、ひたすら読み漁る必要がある。


そういう授業、やってる?


だとしても、そんな勉強を始めるのは高校生からで、間に合うはず。

中学生のうちに、英語の討論ができたって、何もうれしくない。何も偉くない。



あの林先生も言っている。

英語だけは「今でしょ」ではない。本当に必要なギリギリのときにやればいい。

って。



………



ある程度、原因がわかったので対策はできるはず。


 ☆ 睡眠時間の確保(理想は9時間) 

 ☆ 通学時間は30分以内

 ☆ 部活優先

 ☆ 中学3年で英検3級あれば十分(それくらいは必要)

 ☆ 塾に行ってもいいけど、9時には帰宅



★★★



一方、アダチ先生を介してうかがった名門前橋高校のお話。


今年、「東大医学部に現役で2人合格」ということで、ヤフーのトップ記事にもなった。

記事は「前橋高校として、異例のこと。奇跡だ」みたいな書かれ方。


異例でないことはないけど…

僕のときは、1つのクラスから(浪人含めて)東大医学部1、慶応医学部2、京都医学部1、東大理II 1、群大医学部数人でしたので、、、僕たちも異例かな?



じゃぁ、その2人の東大医学部現役秀才君について、前橋高校さまの意見は、

 ・ もともと優秀

 ・ 塾(予備校)の力

という非常に謙虚なものでした。



これが、前橋高校の数少ない「いいところ」です。

つまり、やりたい奴が勝手にやればいい。かっこよく言うと、「自由な校風」。

(そもそも、受験に精通した先生がいるわけないので、これ以外の答えようがない。)


前橋高校では、最低限の勉強環境だけは提供します。それ以上は、各自で考えなさい。それが考えられない人はそこまでです。

与えられたことをやるのではなく、今、何が必要なのかを考える

そろそろ大人になる人たちは、そういう考え方の練習が学生時代に必要でしょうね。



僕の大学が典型的です。

授業の出席は取らない。どんだけ休んでもいい。しかし、テストおよび将来について、お前らが必要と思うことを、今、やれ。


お利口さんのフリをして、学校または塾の机に座って授業を聞いていればいい

そんな簡単なことは誰にだってできるし、そんな簡単なことで自分が成長するなんて思ってほしくない。






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by akogarehotel | 2018-05-12 15:13 | 子育てられ | Comments(0)  

2160. 忙しい言い訳

忙しい言い訳

ブログ停滞の言い訳、つまり個人記録

…と、最後に、水球の映像。



GWは休息日なしだった。

4月29日(日)
 卓球の試合。前述ブログのとおり、3位(長男)と準優勝(長女)

4月30日(月祝)
 祝日当番。おかげさまで激コミ。100人超えでした。。。。

5月3日(木)
 早朝から卓球練習(の送迎)。午後は子供とWii Party U。
 唯一の休息日。

5月4日(金)
 午前中、田島杯(水球)。一応、監督というご身分。
 午後、バレエ発表会(長女) 

5月5日(土)
 子供と甥を連れてラウンドワン。フリータイムで6時間ほど。引率なので自分のゲームはなし。

5月6日(日)
 午前中、田島杯(水球)。
 毎年のことですが、学生さんのやる気は偉いです。ただ、練習時間と練習環境のため、県内ハイレベルのチームとの試合は、悲しい現実です。
 試合が終わると、ベンチ裏で教科書読んで勉強しているのは、前橋高校だけです。
 午後、長女とプールへ。夏の授業が始まる前に練習しておきたいんだって。


………

ということで、
僕が監督できなかった5月5日の水球の試合映像

 前橋高校 対 前橋南高校
 前半(8分!)

結果は、0-2 ですが、試合内容は十分です。
後半は画像をあげませんが、あっという間に足が止まって、点差が開いてしまいました。




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by akogarehotel | 2018-05-11 22:43 | ただの日常日記 | Comments(0)  

2159. 「モロッコ格安新婚旅行1999」(9) 砂の世界へ

「モロッコ格安新婚旅行1999」(9) 砂の世界へ



世界の車窓から~

今日は、モロッコのカスバ街道を旅します。

(今回は、写真中心)



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アトラス山脈の南側。サハラ砂漠の外周に沿って、ワルザザートからエルラシディアまでの道は、街道の途中にたくさんのカスバ(城砦)が立ち並び、カスバ街道と呼ばれています。

その城砦のなかで最大のものが、ワルザザートにある世界遺産のアイトベンハッドゥ。


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僕らを乗せたフィアットは、時速75kmで砂漠を目指して走り続ける。


と言いたいが、

実は、フィアットの速度計が壊れているので、何キロで走っているのかわからない。速度計はゼロをさしたままだ。



ついでにいうと、ガソリンメーターも壊れている。

給油のタイミングは、オマールの野生の勘に頼るが、どちらかというと、速度計よりもガソリンメーターを修理して欲しい。砂漠の中でガス欠になったら、ひ弱な日本人は1日と、もたないから。



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エルフードまでは、荒野の一本道。

岩だらけのむき出しの地形を、アクセル全開で走り抜ける。

ラクダが出てきたら、ひいちゃうよ。

砂だらけの世界なのに、もちろん、生活している人もいる。


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カスバ街道を一望。


まだ、全然砂漠に近づいてもいない。

なのに、一部のオアシスを除いて、砂だらけの世界。

その数少ないオアシスに、人が肩を寄せ合って生きている。今でこそ平和だが、昔は、その貴重なオアシスを奪い合い、その勝者だけが生き延びていた。

その戦いの痕跡がカスバ、すなわち城砦。


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だからこそ、この地域にはたくさんのカスバがある。

世界遺産があるということが、決して、うれしいことではないかもしれない。



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↑平均的な町並み。

砂だらけの建築物の中に、電線が通っている。いったい、どこから?

黒い服を着た人は、もう見慣れました。



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数ヶ所のオアシスには町ができている。

町中は、少し速度を落としているが、それでも時速40kmくらいか。

人が出てきたら、ひいちゃうよ。

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道路は一応舗装されている。

ただし、道幅は5mくらい。これは「片側5m」ではなく、「両側で5m」。


対向車が来なければ、道路の真ん中を走ればよいが、

対向車が来れば、端へ寄る。しかし、彼らは減速しない。

舗装部分の外側は、砂や石や草。

片輪がはみ出るか、はみ出ないかのすれすれで、すれ違う。


この道路状況を考えると「飛び石」が一番危ない。

対向車がはねた石がこちらを直撃するパターン。


対向車とすれ違うとき、運転手のオマールと、助手席のハッサンが、フロントガラスに親指を押し付けていた。何かの挨拶?と聞いたら、


「飛び石でフロントガラスが割れないように」だって。


確かに、モロッコではフロントガラスが割れた車をときどき見かけるし…

恐いと思っているのは、後部座席の日本人だけ。

推定視力5.0の動物オマールは、マルボロタバコをくわえながら、楽しそうに突っ走っています。



ワルザザートから、3時間弱で砂漠手前の町、エルフードに到着。

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気が利くオマールに、


 『 ここから先は砂漠だから、水を買っておけ 』


と言われ、2リットルを3本購入。これが、3日分の生命線。



砂漠のホテルで、蛇口をひねって水が飲めるわけない。




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by akogarehotel | 2018-05-04 01:15 | あちこち旅行記 | Comments(0)