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2172. 「モロッコ格安新婚旅行1999」(16) 僕らが旅に出る理由

「モロッコ格安新婚旅行1999」(16) 僕らが旅に出る理由



オザケンの歌ですよ。



………



予定もたてず、予約もせず、海外旅行に行くなんて、

まるで、竹槍で弓部隊に突っ込むようなもんだと、勘違いしていた。


こんなに楽しい冒険は、なかなかできるものじゃない。

こんなワクワクした経験は、人生でそうそうあるものじゃなかった。


その理由は、

「その場しのぎでも、意外とどうにかなる」という自暴自棄なものではないし、

「トラブルに遭遇したとき、どう対処するか」という修行的なものでもない。



そんなどうでもいい理由とは、全然違う。



ホテルを探すために、現地の人と接する。

移動手段がないから、現地で探索する。

食べ物を探して、そこらの路地裏へ迷い込む。

そして、人と出会い、人と「会話」する。


そうすれば、

宗教の違いに驚くこともあるし(こんなのは蛇足)、

自分とは違った価値観で生きている人間を目の当たりにするし、


でも、その中に共通点を見出すこともあるし、

敵対したまま敵で終わる人間もいれば、実は味方になる人間もいるし、、、


自分より優れている人間に出会うこともあれば、

自分より劣っている人間に会うこともあるかもしれないし(滅多にない)、、

自分より努力している人間、特に子供に出会うこともあれば、

努力のかけらもしていない人間、特に大人に出会うことも多々あるし、、。


たくさんの見えていないものが見えてきた。

他人が自分のことをどう思っているかも感じ取れる。

小さい意味では、目の前の外人が、僕のことをどう思っているのか。敵なのか、味方なのか。

大きな意味では、この国が日本のことをどう思っているのか。敵国なのか、味方なのか。



ツアー旅行を完全否定するつもりはない。

それはそれで、初心者用のとっかかりとして重要。プレシーズンマッチみたいに。


でも、自由旅行になれば、ツアー旅行の100倍以上のものが見えてくる。



と、まあ、

いちいち、こんなこと言わなくても、行ったことのある人にはすぐにわかる。

行ったことのない人には、残念だけど、全然わからないかもしれない。


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………



この新婚旅行を契機に、僕らは自由旅行にハマってしまい、

 モロッコ

 ミャンマー

 カンボジア

 モロッコ

 ウズベキスタン

 ミャンマー

と毎年1回、旅に出かけた。


夫婦ともに、休暇をとりずらい仕事をしているが、頭を下げてなんとかしてでも出かける価値はあった。


モロッコには2回行った。

どうしても、オマールにまた会いたくなったから。そのオマールが、僕らのことを忘れていなかったのが、とてもうれしかった。


↓場違い感満載のムラサキのターバンを巻いた僕と、オマール。

 「外人が浴衣を着ても似合わないよな」


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しかし、ミャンマーの2度目の旅行を最後に、もう海外へは行っていない。

その理由は、子供が生まれたからではなく、

ミャンマー旅行のときにデング熱に感染したから。


調子に乗って、農村部へ無防備に出かけてしまった。デング出血熱ではないので、死ぬことはなかったが、

楽しいからといって気軽に旅行するべきではないと反省した。



現在、テロの情報はかなり詳しく報道されているが、「病気(感染症)」のことはほとんど知られていない。

しかし、鳥インフルエンザ(超高病原性、感染したら死ぬ)が、中国、エジプト、サウジアラビアで流行しているのは間違いないし、東南アジアのどこかにSARSがいてもおかしくない。収束したはずのエボラ出血熱は、再びアフリカで流行中だし、アメリカでさえ、西ナイル脳炎という病気がある。


残念ながら、子供をつれて気軽に行ける場所は、なかなかない。

今は我慢。子供が大きくなるまで待ちましょう。



………



かわいい子には旅をさせろ

これは名言過ぎる名言だね。


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(ミャンマー旅行記へ続こうかと思ったけど、いい具合でまとまったので、しばらくお休みします。)






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by akogarehotel | 2018-06-23 00:02 | あちこち旅行記 | Comments(0)  

2171. 「モロッコ格安新婚旅行1999」(15) 帰還

「モロッコ格安新婚旅行1999」(15) 帰還



砂漠での楽しい二日間が終わった。たったの二日間だった。


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帰り道の写真。

町々にある市場。さりげなく撮った写真。店の人に話しかけたかったけど、なんだか失礼と思って遠慮した。


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帰り道にある観光地、トドラ谷。

オマールが気を利かせて、寄り道してくれた。

観光客に混じって、地元民とヤギが歩く。自分の体積の倍以上の草を背負っているヤギ。


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夕方、ワルザザートへ到着。

なんだか懐かしい。


ホテルロイヤルのモハンマド兄ちゃんがキープしておいてくれた部屋へ。

久しぶりにシャワーを浴びて、久しぶりに大の字で寝る。



………



翌朝、まだ暗いうち、

オマールにもう少しだけ、ご足労。

ホテルからワルザザート空港へ。


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ワルザザート空港

航空機は、観光客と、ごく一部の金持ちしか利用できない。当然、乗降客も多くはない。

この当時、ワルザザート空港からは、カサブランカ行きが週に3本あるだけ。

「日本に行きたいけど、俺達には飛行機代がない。」 というオマールの言葉が悲しい。


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しかも、こんな小型飛行機。

ワルザザートは、これで済んでしまうレベルの町ということ。

ちなみに、RAMとは、ロイヤルエアーモロッコ(モロッコ王国航空)の略。




感慨にひたりながら、ワルザザートを後にする。

RPGのように5日間かけて移動した距離は、たった1時間の飛行で終了。

「スタート」の地、カサブランカに舞い戻った。



………



カサブランカでは、オマールが予約してくれた海岸沿いのホテルに1泊。

なにもかも気が利く奴です。


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砂浜では、子供たちがサッカーに興じている。

アフリカらしい。



………



翌日、もう慣れたもので、電車に乗ってカサブランカ国際空港へ。

パリを経由して、成田へ帰国した。



パリで、成田行きが欠航になってあせったり、空港のフランス料理店で冷たくされて怒ったりしたけど、

モロッコ内のできことに比べれば、些細過ぎる出来事なので、詳細は省略。







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by akogarehotel | 2018-06-21 00:15 | あちこち旅行記 | Comments(0)  

2170. 『空前絶後の~、やっちまったなぁー』平成30年6月17日(日)

『空前絶後の~、やっちまったなぁー』平成30年6月17日(日)



この年齢になって、初めてお笑いライブに行ってきました。

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子供が「行ってみたい」というので、3週間前にチケットを買いにいったら、本当に最後の最後が残っていた。最後列の端っこ。

そんな席でも、せいぜい1000人くらいしか入らない小さなホールなので、芸人の方を非常に身近に感じることができた。少なくとも、セカオワのコンサートよりは近距離だ。


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サンシャイン池崎

平野ノラ

超新塾

Aマッソ

ものまね軍団

ブルゾンちえみ

クールポコ

アンガールズ



最後の舞台挨拶を含めて、あっという間の2時間でした。



池崎の、いつもの『空前絶後の~』に続いて、

『つるまうかたちの~』と言うと、観客席が「群馬県」と答える。


続いて、

『さんばせきとともになだかい~』と言うと、「ふゆざくら」と答える。


地方営業って、こういうもんなんだね。細かい心遣いに感動しました。

そもそも、みなさん、頭が切れますね。瞬間的なアドリブが早い。

人気があるのも理解ができます。


そんな人たちに、たった1000人しか入らない藤岡なんぞに来てもらって、群馬県民として本当に恐縮してしまいます。



長男は『やっちまったなぁー』が気に入ったようだけど、

長女的には「気持ち悪い人」だそうです。クールポコは、女子ウケはしないようです。






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by akogarehotel | 2018-06-18 18:21 | ただの日常日記 | Comments(0)  

2169. 「モロッコ格安新婚旅行1999」(14) 砂漠の人々

「モロッコ格安新婚旅行1999」(14) 砂漠の人々



↓ラバラカのロビー兼集会所にて

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左から、ハッサン、僕、ハッシム、妻、オマール。


………



ハッサン

ホテルのオーナー。

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(一番右がハッサン)

魔法使いのようにとがった鼻と切れ長の細い目は、まさに砂漠の王様。黒いマントを羽織れば、そのまま映画に出られそう。

その内面には外敵から自分たちの「家」を守る長男であり、家長でもある厳しさを隠し持つ。気軽に話しかけられる雰囲気はない。


ある朝、あまり気の進まない僕と妻を無理矢理、ラクダに乗せて、その辺を一周。

日本人なら「サービスかな」と思うが、イスラムで決してそんなことはありえない。

10分の散歩が終わると、ハッサンが、


 『 2000円だ 』


ある程度、予想していたとはいえ、1泊200円の宿で、2000円とは。

イスラム教としては限りなく妥当なことだが、日本的資本主義では、


 「 戦争しようってのか? 」


と考えるのが、これも至極当たり前。

だから、世の中から戦争がなくならない。

僕たちは、もちろん、戦争したくないので、2000円を払ってきた。砂漠で頑張って暮らしているラクダとハッサンの家族のために。

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………



ハッシム

ハッサンの弟。典型的な「弟」。分かりやすく言えば、武田信繁か羽柴秀長。

(すごくわかりやすいね。)


厳しい兄のフォローをして、敵との関係を上手く取り持つ、優しい弟。

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↑「ジャパンといえば、カラテだろ?」といって、対戦を挑まれた。


僕たちは、ハッシムの自宅にまで招待され、赤ちゃんとテレビを自慢された。

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自宅では紅茶をごちそうになったが、料金は請求されなかった。無料の飲み物なんて、海外で初めて飲んだ。



………



ハマダ

砂漠の原住民。


差別的表現と言われるかもしれないが、これぞアフリカ人という黒い肌。

夜は透明人間になるが、真っ白な歯と眼球だけは、逆に目立つ。

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このホテルで唯一、英語を話せないので、会話の機会がほとんどないのが残念。

(ちなみにモロッコで使われる言語は、イスラム語、ベルベル語、フランス語、英語の順。ハマダはベルベル語と、かたことのイスラム語しか話せない。)



………



オマール

僕らのガイド兼運転手兼スーパーマン。

↓ひょうきんなオマール。こんな社交的な奴は、イスラム圏にはめずらしい。

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アフリカ人のくせに、気遣いに長けたやつ。日本人と比べても遜色ない。(というか、最近の日本人はレベル低下。特におき○わ。)

もちろん、押すときは押す。僕らが現地人からぼったくられそうになっていると、横槍を入れてくれる。もちろん、運動能力も現地レベル。2時間でも3時間でも、山道を歩き続けられる。


基本的に、モロッコのモロッコ人は、みな優しい。いつも陽気に、親切に話しかけてくれる。モロッコのフランス人とは極めて対称的だ。

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………



砂漠にやってくる観光客も多種多様。


バイクで気ままに旅をしているドイツ人のオジサン。砂漠を走ってきて、お茶だけ飲んで、また旅に出て行った。砂漠の中を自由気ままに放浪しているらしい。

アメリカ人のお兄ちゃんは、学校の夏休みで1ヶ月くらい放浪している。砂漠に何日滞在するかは決めてない、気が向いたら帰る、と言っていた。

世の中には、うらやましい人たちがたくさんいます。


夜になると、砂漠のテントで、毎晩宴会が開かれ、現地人、欧米人関係なく、歌って踊っている。太鼓の音は夜中まで続く。

イスラム教は禁酒。酒を飲まずに、どうしてあんなにはしゃげるのだろう。日本人も恥ずかしさを捨てないといけないね。



………



砂漠の人々(番外編)



化石売りの少女


岩漠の一本道。

前方に水平線。後方も水平線。岩と砂と、舗装不良の道路以外は何もない。

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↑こんな道で、車を停めると…

どこからともなく、小学生くらいの女の子が数人、駆け寄ってくる。

手に手に、綺麗な石のようなものを持っている。


「化石を買ってくれ、と言っている」とオマールが通訳してくれる。

この近くで見つかるのであろう化石を売って、生計の足しにしているようだ。


この子供たちはどこから来たのだろう。

この辺りは、見渡す限りの砂の原。僕の視力では家屋など見当たらない。はるかかなたにの山肌に、横穴式住居を少し近代化したような家というか、穴が見える。あそこから歩いてきたのか??1時間はかかると思う。しかも、砂漠の太陽の光を受けて。

化石を掘って、1100円で売れれば、1ヶ月の食費になる。そのために、1時間かけて道路まで歩き、立ち止まるか分からない旅行者をえんえんと待ち続けていたのだ。


この子達は偉い。気を抜いたら生きてはいけない世界で生きている。


(ところが、後日談。あの全てを理解しているオマールがこの化石をあまり勧めない。小さなカスパでも、住んでる人にチップをやれ、と細かく言ってくれたオマールが、この子供たちにはなんだか冷たい。あとで調べたところ、これらの化石のなかには「偽物」も含まれているらしい。あんなにきれいなのに?素人には見分けがつかなかった。)






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by akogarehotel | 2018-06-13 00:29 | あちこち旅行記 | Comments(0)  

2168. 備忘録日記 平成30年6月10日(日)

備忘録日記 平成30年6月10日(日)



項目だけ。



6月3日(日) 藤岡オープン(卓球)


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 長女(小学4,5年の部) 準優勝

  12試合ぶりに負けた。負けたことがニュースになるイチローレベル。


 長男は、予選で優勝選手と同じ組。不運の予選敗退。それも実力。


 観戦の合間に、ランニングマシーンで10km。練習ができたので非常に満足。



最近の好成績の結果、長女に「関東エリートアカデミー」から呼び出しがかかった。各県4,5名の優秀な小学生を一堂に集めて練習する、いわば全日本代表候補合宿みたいなもの。11月に千葉で開催される。

長女は遠足気分で楽しみにしているが、、、親としては、そこまで本気にならなくてもという感じ。ちなみに、合宿には、「親」ではなく「コーチ」の同伴が必要。これ無理。



………



6月9日(土)


2:00PM

長男の文化祭

長男のクラスはクイズ形式の出し物。なかなか面白かった。


ステージでは高校生のバンド。女性4人グループが「君の知らない物語」「ドーナツホール」。非常にハイレベル。ボーカルの女生徒のアドリブが板についている。企画力、行動力のある生徒が多い。これは認めてよい。

うちの子供に望むこと。勉強と卓球はどうでもいいから、バンドをやれ。



3:30PM ローラー

5:00PM 移動


6:00PM

長野にて。

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大学水泳部が試合のために前泊している。引率の顧問のワダ先生(同期)と2人ぼっちで宴会。

(ワダ君のお子様は東大医学部です。)

大学生からレース用の水着をもらった。なんと、定価2万3000円。

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10:30PM

はなはだ酔っ払いながら、前橋に帰宅。長野は近い。



………



6月10日(日)


長女は卓球の試合。全国クラブチーム県予選(団体戦)。

チームとして3位になり、9月に千葉で開催される東日本大会へ参加できることになった。

千葉って、何か面白いものあったかなぁ?留守番の可能性大。



長男は卓球の練習。

ハトポさんちのお子様と一緒に、いつもの箕郷で練習と、カツどん。


午後は、(久しぶりに)

ハトポさんちのお子様と一緒に、いつもの「コミカル堂」でデュエマ。



コミカル堂にはWCCFが置いてある。ゴミ箱からカードを拾って眺めてたら、また「アルゼンチン」なんぞを始めてみたくなった。でも、始めたら後悔するんだろうなぁ。



ちなみに、今、一番熱中しているゲームは、


「携帯 信長の野望」


あれです。

再々再々登録して2マップめは東北。全員で訓練しても、2冬に兵50練200になりません…

松前土木(政68)が大黒柱です。



………



ゲームつながりで、


最近、一緒に三国志大戦をすることが多い「男道」さん。

元競輪選手の方ですが、そのお子様が、なんと


全日本学生ロード優勝。


おめでとうございます。

お父様のコメント


 『 仕事帰りに三国志やってたので、優勝したことを知らなかった。教えてくれてありがとう。 』



………



競輪選手のご子息のつながりで、


30年近く破られていなかった1000mTTの高校生記録(埼玉川越工業の人)を、そのお子様が破ったそうです。親子おそろいの写真がFBで流れてきました。

選手になるまで、あと1年ちょい、お父さん、がんばれ。



市田選手のお子様も、熊本の全国大会の1000mTTで優勝。こちらも、あと1年。



かえるの子は、おたまじゃくし。






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by akogarehotel | 2018-06-11 19:11 | ただの日常日記 | Comments(6)  

2167. 「モロッコ格安新婚旅行1999」(13) 砂のホテル

「モロッコ格安新婚旅行1999」(13) 砂のホテル



砂漠で夜を過ごしたい場合、方法は2つ。



ひとつは、テントを背負って、ラクダに乗る砂漠ツアー。

夜になったら、テントか寝袋で就寝。水を持参し、食事は自炊。トイレは砂の上。



さすがに、これは敷居が高い。

もうひとつの方法が砂漠のホテル。

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砂浜の上に建物は建てられない。

岩漠の上にしか建てられないので、砂漠と岩漠の境界線上に数軒の宿が並んでいる。一応「ホテル」と呼ばれるているが…



私たちのサハラの宿 「オーべルージュ ラバラカ」





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↑「ホテル玄関」


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↑各部屋への入り口

壁は石だか砂だか、そんなものでできている。こするとくずれてくる。

天井には大きな木材が数本渡してあり、そこに木の枝や葉っぱを乗せて、屋根がわりになっている。

雨が降れば、雨漏りどころか、ビショビショになりそうだし、砂の壁は解けてしまいそうだが、もちろん、雨なんか降るわけがない。

しかし、雨は降らなくても、虫はいる。すきまだらけの屋根は、虫にとっても出入り自由。あまり見たくない生き物が、ちょこちょこと動き回っている。

多分、さそりではない、多分。



生活するうえで心配なのは、水と電気。

ホテル脇にある大きな水タンクが僕らの命綱。

でも清潔ではないから、飲み水には使えない。煮立てて料理にするか、最低限のシャワーと手洗い用。うがいも危険。

飲み水は、自分で用意しないといけない。1日1リットル。2人で2泊3日で6リットルを持参した。もしもこぼしたら死ぬよ、と思わないといけない貴重な水。



電気は自家発電。

ホテルの外にあるガソリン発電機がぶんぶんと回っている。一応、アラブ地域なので、ロシアとは違い、ガソリンは豊富なようだ。

ただし、無駄遣いはダメ。電気はあくまでも、調理や緊急用。照明には使わない。昼間は太陽。日が沈めば、ろうそく。当然、テレビやラジオはない。もちろん、必要とも思わない。



ホテルの部屋。

↓部屋の入り口から。

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約8畳の一間。トイレなし、水道なし。

天井に裸電球が1個ぶらさがっているが、夜12時で消える。

床と壁は、外と同じ石と砂。多少の虫には我慢が必要。さそりじゃなきゃ、許す。

↓室内のようす。

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シャワーは、冷たい水。

しかし、冷たかろうが、水があるだけで感謝しないといけない。こんな砂漠の真ん中で、シャワーを浴びるなんて、申し訳ない。

こたつに入って、カキ氷を食べるようなもんだ。


トイレは溜め式。ただし、汲み取りに来てくれるのか不明。砂地だから、そのまま地球に吸い込まれていくのかもしれない。くさくて、あまり観察できなかった。



宿泊料は1泊200円。

食事は別料金で1食200円。アルコールなし、売店なし、お菓子なし、自動販売機なし、飲料水なし。

↓ある日の朝食、二人分。

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ラマダン中は朝食と昼食なし。

しっかりと準備していかないと、餓死するよ。



ラマダン(断食月):

太陽が出ている間は飲食禁止。水を飲むことも、つばをのむことも禁止。一ヶ月つづく。病人と旅行者は免除。リバプールのFWモハメド・サラー(エジプト人)はチャンピオンズリーグ決勝当日がラマダンにあたり、断食をしていたという。(結果は、セルジオラモスの攻撃を受けて鎖骨骨折。競輪かよ。)



………


↓ホテルのロビー兼食堂兼集会所

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僕らは、この新婚旅行で、ここに2泊した。







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by akogarehotel | 2018-06-03 00:43 | あちこち旅行記 | Comments(2)  

2166. 「モロッコ格安新婚旅行1999」(12) 星の砂漠と、朝日の砂漠

「モロッコ格安新婚旅行1999」(12) 星の砂漠と、朝日の砂漠



せっかく砂漠までやって来たのなら、昼のほかに、夜と朝も感じ取っていかなければならない。

夜。

(真っ暗なので写真はなし)



日が沈むと、本当に真っ暗になる。

たとえ群馬の山奥にある天文台でも、日本にある以上は、真夜中でも文明の光がわずかに見えてしまう。アウトドアとかいうくせに、キャンプ場では真夜中でも明かりが煌々と照らされている。それが文明国家。


しかし、サハラ砂漠には「電気」なんてものは全くない。

夕食時に灯すわずかな自家発電とろうそくは、食事終了とともに吹き消される。すると、その瞬間から完璧な暗闇の世界が始まる。



空を見上げてみると…

プラネタリウムなんてものじゃない。

あれよりも、何倍も大きな星が、無数に、すぐ手の届きそうな高さに、「コロコロと」光っている。


モロッコって、日本よりも宇宙に近いんだって(うそです)。

真っ暗なために、星が大きく近くに見える。

空気が乾燥していることも大きい。

赤道に近いから、わずかに宇宙に近い?それは関係ないんじゃないかな。

新婚旅行でなくても、感激すること間違いない。

(真っ暗なので写真がないのが残念。)


いつから夜空の星の光に気づかなくなったのだろう(by セカオワ)



………



僕ら日本人が、見慣れない星の光に驚いているころ、

砂漠のテントがやけに賑やかだ。

↓昼間のこのテント

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オマールやハッサンたちが、太鼓を叩きながら、歌を歌っている。

毎晩恒例の「宴会」だそうだ。わが道を行くアメリカ人旅行者は、宴会の輪にまざっているが、遠慮と思慮の深い日本人はどうしても近寄りがたい。

彼らはイスラム教なので、酒を飲まない。アルコールもないのに、よくもあんなに陽気に元気にいられるものだ、こんな厳しい自然の中で。

心から尊敬する。


ちなみに、どんなに大声ではしゃいでも、隣の家まで2kmくらいあるので、誰にも文句は言われない。



………



さて、朝。


皆様のご想像どおり、かなり寒い。

昼の気温は実測40℃超なのに、日没とともに気温が一気に下がり始る。深夜から早朝には気温5℃前後(推定)になる。

乾燥地域は一日の気温差が大きい、って社会科で習いましたね。



早朝4時。

朝日を見るために、散歩に出かけた。可能なら、砂山の頂上で夜明けを見たい。「登山」の時間を考えて、早めに部屋を出た。

が、限りなく寒い。用意していった全ての衣類を着込んだ。セーターを2枚着た。それでも寒い。

しかも、真っ暗。

懐中電灯で足元を照らしながら、裸足になって、昨日登った山を目指す。


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(明るいのは懐中電灯の光)

紛失しそうなので、靴は宿の玄関に置いておく。まるで自殺するみたいだ。


しかし、数100m歩いたところで、危険と判断。寒くて、暗くて、遭難しそう。


一度、部屋に戻り、数分後再出発。

そのへんの小高い丘で我慢した。

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↓日の出。

暗いから、よくわからない。雰囲気だけでも。

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by akogarehotel | 2018-06-01 00:02 | あちこち旅行記 | Comments(0)