人気ブログランキング | 話題のタグを見る

平成21年11月21日(土)

平成21年11月21日(土)

インフルエンザ日記、二日目。
適当に仕事。この言葉は、もはや日常。

1歳児は37.5度しかない。それなのに、元気がない…
「37.5度」というのが間違いだろう。

赤ちゃんの体温は非常に測定しずらい。
そもそも、いやがってまともに測らしてくれないし、さらに脇の下から少しでもずれれば、低めに測定される。
赤ちゃんの循環水分量は大人に比べて非常に少ないので、体の温度が全ての場所で一定ではない。
体の中心部は、いわゆる体温(37度くらい)だが、末梢に行くにつれて温度が低下する。
首の付け根は「中心部」だが、鼻や頬は「末梢」。おでこは微妙。
おでこを触って冷たく感じても、熱があることがよくある。
さらに手足は当然「末梢」。
40度くらいの発熱をしているにも関わらず、手足が冷たい場合は、温度が体に行き渡っていない、つまり、循環している水分が非常に少ないことを意味する。
要するに、「脱水」で危険な状態。
水分を飲めなければ、点滴が必要。

1歳児のおでこを触ると、熱い。
でも、体温計は37.5度。測り方の問題なんだろうな、残念だけど。
だって、元気がないもん。
しかし、幸いにも食欲はある。
もともとが大食いだから。女の子のくせに、僕に似て大食いだから。それが功を奏する。
もちろん、こんなときは食べなくてもいいから、飲め!
飲め、飲め、飲め!

100%果汁ジュースは、ビタミンCが空っぽの胃を刺激するので、多くは飲まないほうがいい。アクエリアス、ポカリなどのスポーツドリンクが最適なのは分かるが、おいしくないから子供が飲みたがらない。
「果汁の入ってない」オレンジジュースみたいので十分。砂糖と水で十分。欲を言えば塩。野菜ジュースを少量追加。
アンパンマンのジュースを大量に購入。キャラ物の威力絶大。
アンパンマンって、本当に偉いんだね。みんなの味方。


一方、長男は元気100倍。ほぼ回復。
でも、インフルエンザの規定で「5日間はシャバに出てはいけない」。
誰もそんなこと守らないけどね。


発症から12時間以上経過したので、1歳児の検査をしてみた。
結果は予想通りに陰性。
子供は鼻の穴を擦りにくいし、治療によりウイルス量が減っているから、検査で捕まえることができない。でも、もちろん、検査なんか関係なく、診断は新型インフルエンザ。
マイルCSのカンパニーくらい固い。(ん、単勝2倍?)

# by akogarehotel | 2009-11-26 12:56 | ただの日常日記 | Comments(0)  

平成21年11月20日(金)

平成21年11月20日(金)

ついに、インフルエンザ日記。。。。

長男がインフルエンザになった。

昨夜(19日)、元気にお風呂に入って、いつもどおりに、はしゃいで、騒いで、、
そろそろ寝ようか、という時間になって、

「寒い…、もっと布団かけて」と。

ギクッ。
元気に遊んでいた子供が、たった10分の間に突然発熱。
39.5度。

こんな急激な発熱はインフルエンザ以外に考えられない。
京王閣の村上以上の確信を持って、新型インフルエンザで固い。
速攻で薬(タミフル)を内服。こればかりは、特技発動。

インフルエンザの治療は時間との戦い。発症してから、いかに早く薬(タミフル)を飲むかによって決まる。
それなのに、
「発症してから12時間しないと検査で出ない。検査してから薬。」とか、
「検査して陰性だったので薬は不要。」とか、
いまだにアリエンな医者が多すぎて困る、というか、驚く。


しかし、一生に一度は通らないといけない(感染しないといけない)道なので仕方ないとはいえ、
39度の熱を出して、うんうんうなっている子供を見ると、親はつらい。
一晩中、付き添い。
途中、夜中に鼻血を出した。

【出血症状】
ある特定のウイルスには、血管そのものに感染する力がある。血管を破って出血させてしまう。
マールブルグ出血熱、エボラ出血熱などの恐いウイルスが有名だが、「強毒型」鳥インフルエンザも出血症状がある。
そして、今回の「弱毒型」新型インフルエンザも、鳥インフルエンザと同様の構造を一部に持っているので、出血症状を呈すると考えられている。
水戸で医療従事者が感染後の脳出血で死亡、とか、小児が脳症後に脳出血で死亡などの例が報道されている。


心配な一夜を過ごして、朝(11月20日)。
体温36.9度!
すげぇな、タミフル。
いくら発症後超速攻(約10分)で服用したとはいえ、インフルエンザが1日で治った。
というか、10時間足らずで治った!

さすがに「治った」というのは言いすぎだけど、夜に比べれば元気100倍。
しかし、次には1歳児がいる。
咳をゴホゴホしている患者(兄)と、これだけ濃厚に接触していて、うつらないわけがない。今は、100%元気にしているけど、かわいそうだけど、悲しい未来が見える。


そんな状態で、仕事なんて平常心でできるわけない。
ん?いつもと同じとも言える?
午前の仕事を早めに切り上げて(そんなことが可能か?!)、昼休みに帰宅すてば、予想通りに、1歳児発症。
同じく、速攻タミフル。タミフルのショートカウンター。タミフルのアーリークロス。

ついでに、長男のインフルエンザ検査なんてものをやってみる。
完全に趣味の世界。だって、症状を考えれば診断は確定しているから。
「子供の場合は陰性に出やすい。」ので、あまり期待してなかったが、、出た!

A型陽性。つまり、新型。
(よかった、よかった)

その夜。
1歳児は、なんとか37.5度で発熱が止まっているものの、元気なく、しかも鼻血。。。
再び、心配な夜を過ごす。
でも、1歳児のインフルエンザが37度台ですむなんて、そんな幸運なことはないんだけどね。

長男によると、
月曜日に熱を出して幼稚園を休んだ友達が、たった二日しか休まず、水曜日に登園したらしい。インフルエンザの検査が陰性だったので、それ以上の出席停止扱いにはならなかったそうだ。
でもって、うちの子が木曜日に発症。

あきれる、という単語のレベルをはるかに越える。

自分の身は自分で守れ。
自分の子は自分で守れ。
てことだ。
世の中、リスクだらけ。

# by akogarehotel | 2009-11-26 12:55 | ただの日常日記 | Comments(0)