東京散歩2日目 川崎 令和6年1月4日
僕はギャンブルってものにあまり縁がないから、競馬のことをよく知らないんです。
行ったことがある競馬場は、帯広、福島、中山、東京、阪神くらいだから、全国の半分にも届いていません。
今回、月野さんと川崎競馬へ。
本当は、川崎大師へお参りしようと思ったのです。しかし、1月4日にも関わらず、川崎大師行きの電車はものすごい混雑でした。仕方ない、その手前の川崎競馬場で途中下車せざるをえなかったのです。
仕方ない、電車が混んでたためです、仕方ない。
………
4大公営ギャンブルのうち、もっとも売り上げのよいのが競馬。
ギャンブルなんて縁がない人でさえも、名前を聞いたことがあるでしょう?
メジロマックイーンとか、ナリタブライアンとか、オグリキャップとか、武豊とか、佐野量子とか。最近は、林先生が競馬番組を担当するくらいです。それくらい、潜在的に好意的に受け入れられているということです。
しかし、人気があるのは、あくまでも中央競馬です。
地方競馬は残念ながら衰退の一途です。
高崎競馬場は廃止され、跡地にはGメッセという群馬県最大のイベント会場ができあがりました。宇都宮競馬場の跡地は、とちぎ国体のメイン会場となり、つい去年、卓球の関東選抜が開催されました。どちらかというと、廃止が歓迎されているムードかもしれません。
なので、川崎競馬も肩身の狭い思いで開催されているのだろうと想像していました。
ところが、
これです↓
なにこれ?!
中央競馬並みの豪勢なスタンド。
けいりん場とは桁が違う。
………
さて、1月4日の朝。
ネットで調べて驚いた。
「川崎競馬場の入場券はネット予約でのみ販売」
お客さんの中にはネットに接続できない年金老人がたくさんいるはずです。
ずいぶんと殿様商売です。
そういう私も、ネット接続力は弱く、1円スマホで悪戦苦闘。
まずは、販売代理サイトにIDを作って…
などとやってたら、余裕で30分経過。
どんだけ面倒なの?途中で何度かあきらめかけました。
で、いざ買おうと思ったら、指定席は売り切れ!
そんなに人気なの?
約1時間の労力と引き換えに、入場券(200円)だけを購入できた。
時刻はもうすぐ10時。新宿のホテルを出て、川崎へ向かいます。
↓冬晴れの都庁。つい写真。
たまたま、湘南新宿ラインが事故で運休。
仕方ないので、都営大江戸線から京浜急行で京急川崎へ。
京急川崎からは、大師線で1駅なのですが…
川崎駅に、すごい人。人。人。
これみんな競馬場へ行くの?
なわけない。
これみんな川崎大師へ行く。
新宿の朝のラッシュ並みです。
1月4日なので、もう大丈夫だろうと思ってたのですが、想定外でした。
ということで、電車に乗らずに、川崎駅から歩くことにしました。
しかし、道を知らないのです。方角はわかっていても、道筋がわからないのです。
仕方なく、グーグルマップ。でも、建物が多くてよくわからない。
すると、目の前にそれらしい人たちが。
華やかさのかけらもない男性2人。おそらく目的地は同じ。
『 この人たちに着いていきましょう。 』 と、小声で月野さんに言うと、
『 さすが、嗅覚が違いますね。 』 と褒めてもらいました。
結果的に、最短経路で競馬場の前まで案内してもらいました。
競馬場の入口前は予想通りの光景。
ネットなんて言葉が辞書にないご老人たちであふれかえってなす。彼らは、当然、ネット予約なんてしないで競馬場へ来てます。入口で係員に説明されながら、不慣れなスマホをいじってます。そんな人が50人くらい。
主催者は、年金世代よりも、新規の若者を取り込みたいんでしょうね。でも、露骨。
そのスタンスは、前橋けいりんも同じ。で、当然だけど、前橋競輪より盛ってます。
競馬場内はとてもきれい。
売店があり、記念グッズを買おうか、そそられちゃいます。食事も迷ってしまうくらい。
馬場内(丸いコースの内側)には、子供の遊び場があり、家族連れはそれだけのために来ている様子もあります。
そして、コースは目の前。近い!
柵1つの向こう側をウマが疾走していきます。
この臨場感はたまらない。
早速、ビールと大判焼きで宴会。
え、競馬場って、宴会をするところですよね?
競馬も競輪も、お客の目的はギャンブルではありません。
楽しくお酒を飲むことです。
ちょっと入場料が高くなるかもしれませんが、楽しくお酒が飲めて、おいしい食事ができればそれでいいのです。
(だから、最近流行の馬券車券のネット販売ってものは、意味が分かりません。禁酒の競輪場は集客を全否定しています。)
レース間隔は約20分。
その間に、ビール500mlを飲み干して、大判焼きを食べて、急いで馬券を買って、ターフ前の柵にしがみつきます。
大忙しです。
次のレース間隔では、急いでソフトクリームを食べて、首の後ろが痛くなって、慌てて馬券を買って、柵にしがみつきます。
ま、まともに予想なんてするわけないので、当たりはずれは運次第です。買い間違えもいつものこと。
そもそも、当てに来てませんからね。
でも、一応、この日の結果。
2レースめ、買い間違えが的中。
第6レースで5000円(50倍)という馬券を的中。
結局、入場料は9000円でした。
50倍を当てたのに、お金を払って帰るなんて、酔っていた証拠。
そんだけ遊んでたってわけです。
………
午後3時、
川崎から東京駅へ戻って、月野さんとお別れ。
こんな正月に遠くまでありがとうございました。
………
そして、神田のアパホテルへ。
チェックインして、すぐまた出発。
東京駅から総武線快速に乗って、ふたたび九十九里へ。
………
午後6時。九十九里、茂原。
卓球合宿(といっても、1泊)が終わった長女を出迎え。お疲れさま。
監督先生がわざわざ駅まで送ってくれました。
その道中でお聞きしたのですが、地震の被害がかなりあるらしい(1月4日時点)。テレビではほとんど何も報道していないのに。
………
夜9時。
神田アパホテルへ帰着。
長女は、明日、友達とふたりでネズミの国へ行く。そのため、群馬へ帰らずに、神田に宿泊。
長女の友達はすでにホテルに到着していた。彼女らの部屋で、もうはしゃぎ始めた。
夜10時。
さて、私の任務は終了。
じゃぁ、せっかくだから、隣の秋葉原へ。
駅前に新しいゲーセンができていたので探検しておく必要がある。
中央通り。駅すぐの角のビル。1階から9階までゲーセン。そんなに大きいゲーセン?かと思ったら、細長い鉛筆ビルだった。ワンフロアーが、ワンルームマンションくらいの広さしかない。
小さなエレベーターが1つだけ。階段は、なんと外付けの非常階段。9階で利用したら、足元から地面まで見える。防護ネットがあるけれど、風が強くて、アトラクションレベル。
こんな夜なのに、そこそこお客さんがいます。みんな、近くに住んでるのかな?
麻雀ファイトクラブとドラムを叩いて、24時閉店。
ホテルへ帰って、長い1日が終わりました。
………
1月5日、朝5時起床。
子供の卓球の荷物を持って、東京駅6時半の新幹線で帰ってきました。
そして、8時半から仕事始め。
あけましておめでとうございます。
# by akogarehotel | 2024-01-15 18:32 | あちこち旅行記 | Comments(2)