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2219. 某名門大学医学部水泳部麻雀部門強化合宿 平成31年3月

某名門大学医学部水泳部麻雀部門強化合宿 平成31年3月



麻雀のようだけど、「受験戦争」の話のつづき。

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………



数日前、某名門大学水泳部5年生のS君(暁星高校出身)からメールが来た。


 『麻雀合宿を3月26日、27日にお願いします。4人で行きます。』


これだけ。

これだけ?



要するに、

(慶応医学部の4人で)2週間後に遊びに行くからよろしく、と。

どこで何をするかも、全部よろしく、と。


「おい、お前らで予定を決めていいよ、というか、決めろ」


と返信したら、


『今、フランスにいるので、日本のことよくわからないんです。3月ギリギリに帰国します。』


いい度胸だけど、麻雀だから許す。



………



近年、麻雀人口はかなり減っている。


30年前、僕が学生の頃は、

1学年100人中

 麻雀ができる奴 30人くらい

 誘えば来る奴 15人くらい

 定期的にやってる奴 5人くらい

 病的にやってる奴 3人


最下段は、僕とF君(麻布高校出身)とK君(駿台甲府高校出身)の3人。

大学の隣にある雀荘へは行くけど、大学には行かない。雀荘へ行けば、必ず顔見知りの先輩がいるので、授業と同等の情報交換ができる。定期券はまるで雀荘に通うためのもののようだ。

(ただ、3人とも、学校には行かないけど部活には行く。僕は水泳部キャプテン、F君はサッカー部キャプテン、K君は管弦楽団でフルート担当。)



最近の学生さんの話を聞くと、

あるいは、雀荘さんの話を聞くと、


麻雀人口は、30年前の半分以下、あるいはもっと少なくなっているようだ。

ネットが流行れば、ゲーセンと雀荘は廃れる運命だ。仕方ない。

そんな環境なのに、現在の水泳部員(6学年で40人)のなかに、たった4人だけども麻雀野郎がいるのは、本当にうれしい。

彼らに、「遊びに行きます、よろしく」と言われれば、当然、接待の限りを尽くしてあげたい。


焼肉とホテルと雀荘と交通費を用意してあげた。



………



わざわざ前橋までやってきた学生さんは4人。先週、彼らは水泳の合宿のために、敷島に来ているので、2週連続の群馬旅行。


 I君、1年生、聖光学院出身

 K君、2年生、聖光学院出身

 M君、2年生、駒場東邦高校出身

 S君(前述)5年生、暁星高校出身


東大に毎年2桁(あるいは3桁)合格する名門高校ばかりです。

この4人に共通することは、名門高校出身であるとともに、麻雀も水泳もちゃんとたしなみ、さらに、30歳も年上の先輩のところまでわざわざやってくる行動力も兼ね備えているということ。

要するに、「勉強ができる」のではなく、「行動能力が高い」。


世の中には、1日の勉強時間を自慢する奇特な人がいる。

 「俺、1日16時間、勉強してるよ」


そんな奴に対して、上の4人は、

 『 その程度の勉強は、しっかり睡眠と糖分をとりながらやれば、8時間で終わる。残りの時間は別のことに有意義に使う。 』

と答えるはず。

そう答えられる学生が、受験戦争で結果を残すのだろうと、僕は思う。



4人のなかでも、前述のS君は、高校時代に、


 『 ボードゲームを極めた。 』


…あの、意味がよくわかんないんですけど、


 『 学校の自習室のひとつに「ゲーム部屋」があって、そこへいくと何でも遊べる。モノポリーなどもあるけど、やはり将棋、囲碁が面白い。今では、他人に教えるレベルになった。 』


なんと、現在「囲碁将棋の家庭教師」をやっているそうです。そんなものの需要があることも驚くけど、もちろん麻雀も極めているようです。



受験も、ツールドフランスも、トライアスロンも同じ。

しっかりと睡眠をとって、砂糖を補給しながら走れば、結果はついてくると思います。

低血糖で勉強するなんて、時間のムダ。

眠いのを我慢して教科書を読むとか、シンデレラレナーイ。

目の前の勉強以外に、大切で必要なものがたくさんある。


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高校時代にそれなりの人生経験を積んでいないと、大学1年からこんなこと(↑)はできないんじゃないかな。



………



ということで、日記。


午後5時、新前橋駅に集合。ホテルに荷物を置いて、焼肉「炭櫓」へ。

グリーンドーム近くの焼肉屋さん。昼から営業していて便利なので、よく使う。コシュと2人で行ったこともあるね。実は人気店で、この日は平日なのに満席だった。


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学生4人なので、テーブルに乗り切らないくらいの注文。


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この店は、デザートのフルーツシャーベットが有名。今日は、ドラゴンフルーツ。


んーーー。

おいしいのかもしれないけど、「おいしそう」とは言えない。外見がどうみても地球外生物。



………



焼肉のあとは、雀荘へ移動して、閉店まで。


麻雀のレベルは5人それぞれ。

「自分があがろうとするのではなく、他人をあがらせないようにする」

が、麻雀の基本だと思うのだけど、


それができている子が2人、まだなのが2人。もうちょっと経験を積んでください。さらなる合宿が必要ですね。

とはいえ、自分の幼い頃を見ている気がして、ほほえましいです。



チョンボが1回だけ発生。

I君が、「ロン」と言って、牌を倒したけど、

 ① 役がない

 ② しかも、フリテン

 ③ しかも、あがってない

満場大笑い。眠いのか?



最後に集合写真。


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(目線を隠すと変なので、そのまま)

↑このあと、学生さんはホテルで仮眠できるけど、僕は、仕事なんですけど…



★★★



翌日、解散したはずの学生が、そろって青山医院へ訪ねてきた。


学生の一人が「財布を落とした」と。

そんなの雀荘か焼肉屋に決まってんだから、と電話したところ、無事に焼肉屋で預かっているとのこと。よかった。

それくらい、自分で探せ。というか、財布を落とすな!


頭がいいわりに、何かが抜けている、そんな奴らです。

しかし、この財布事件のため、彼ら4人は各所を歩いて移動。


 マーキュリーホテル → 青山医院 → 炭櫓 → 新前橋駅


地元民なら絶対に歩かないコース。10km弱。

やはり、受験に必要なのは「行動力」と「体力」だと思うよ。



★★★



次回の麻雀合宿は、伊香保温泉で2泊3日を想定中。

自転車で行こう。






by akogarehotel | 2019-04-01 10:54 | ただの日常日記 | Comments(0)  

2216. 群馬中高一貫校の神童兄弟  平成31年3月

群馬中高一貫校の神童兄弟  平成31年3月



群馬県の中高一貫校の進学率が悪い、という記事に閲覧数を多く頂いております。

その続編のようなもの。

ただし、まずは長い前置きから。



………



現在、名門大学医学部水泳部が敷島プールで合宿しています。

僕の後輩たちです。


ちなみに、「名門」と表現したのは、「由緒ある」ではなく、「強い」という意味。

最も大事な大会である東日本医科学生体育大会を10年以上連続優勝してしまう「チーム」です。(水泳って「チーム」スポーツなんです。)


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都内では、コースを占有するには費用もかかり過ぎるし、そもそもコースを貸してくれるプールがない。なので、わざわざグンマーまでやって来るのです。

敷島以外では、新潟や東北へまでも、合宿用プールを求めて旅をします。





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都内より安いとはいえ、5コースを1日3時間×2。合計5日間も借りると、学生的には天文学に近い金額になります。

なので、偉そうに先輩ズラをしてプール代を支払ってあげます。

これで、一生「先輩扱い」してくれるので、安いもんです。彼らは将来、日本を背負ってく人材ですから。

 「 前橋で必要な金は、全部払ってやるよ。 」



で、せっかくなので今年は一緒に練習させてもらいました。東日本優勝を繰り返すような大学の練習に。

メインメニュー↓

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メインメニューは、

 200×3

 100×3

という距離的にはたいしたことないのですが、15分インターバルの「もがき」。

試合と全く同じ形式で、スタートと計時をして、ベストタイムに近い数字を想定します。


自転車(競輪)と違って、水泳で「もがき練習」はほとんどありません。インターバル練習が主流。この日だけは、プールの都合で特別に「もがき」練習になりました。


さらに厳しいことに、「併せ馬」(複数スタート)。

同じくらいの速さの選手同士で競争するので、手を抜いたらバレます。

僕の対戦相手は、4年生の女の子。女子とはいえ、前述の大会で入賞を繰り返す実力者です。


僕 『 みんなが見てる前で、女の子に負けるわけにいかないじゃん。。。 』

女の子 『 オジサンに負けるわけないですよ。 』


いじめですね、組み分けを考えた人の?


一本目から超本気の「もがき」。スタートで緊張するのなんて、それこそ学生以来。

 1本目(200m)、○勝ち、2身

 2本目(200m)、○勝ち、1身

 3本目(200m)、○勝ち、1身

 4本目(100m)、○勝ち、1/2身

 5本目(100m)、●負け、微差

 6本目(100m)、●負け、2身


いわゆる「ジャストなマッチング」(^^)で、後半5,6本目は、完全に根性負け。女の子を相手に、根性負け…

フォームもぐちゃぐちゃになり、どんだけ水を飲んだかわからないけど、久しぶりに楽しい練習をさせてもらいました。

(水泳が「チーム競技」である要因のひとつ)




↓練習で着用した「高速水着」。ウェットスーツのように浮きやすく、水の抵抗も少ない。着るのに15分かかる。

2万円。なかなかいい品物です。

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………



そろそろ、本題。


実は、水泳部員のなかに、群馬の某中高一貫校出身の学生がいます。僕の長男と同じ学校です。


この某一貫校は進学率が悪いとは言え、これまでに、実は

 東大医学部2人

 慶応医学部1人(上記)

の生徒を輩出しています。創立10年ちょいということを考慮すると、前橋高校よりは悪いけれど、高崎高校よりはよいと言えるかもしれません。



しかし、しかし、なんと、

 これ3兄弟!!!


水泳部のM君 『 兄2人は東大なんです。僕だけ慶応… 』と、なんだか落ちこぼれコメントでした。



3兄弟が東大、東大、慶応。

なんだ、ダビスタかよ、というのは早すぎる結論。


どこの高校に行こうが、受かる奴が受かる が、結論。

「ちゃんとやれる奴」が受かるんじゃない?


M君いわく 『高校の勉強で十分なはずがない。塾にいったりして、自分で勉強した。』



大学受験の対策を高校に求めたって無理。他人に求めたって無理。そんなものは自分で探す。自分で到達する。

群馬の公立学校は一応、受験対策もどきをするが、「もどき」は「もどき」。だって彼らは予備校の先生の教え方を知らないでしょ?

公立高校の先生は、「学校生活」のプロ。予備校の先生は「受験」のプロ。お互いが補完しあって、ひとつになる。

学校は学校。俺は俺。

自分でしっかりと受験対策をとり、足りないところを塾か予備校に求める。計画を立てて、実行できる奴が受験に成功するってことでしょうね。


麻布や開成の友達が言ってた。受験対策の授業なんてほとんどなく、どちらかというと自由時間ばかりで、生徒が好き勝手にやってる、だそうです。



群馬県民で言うと、

前橋、高崎、一貫、どこの高校に行こうが、学校に頼らずに、自分で計画を立てろ

ということだと思いますね。



………



じゃぁ、なぜ某中高一貫校の合格率が悪いかというと、当然、

 「遠距離通学率が高いから」



半分以上の生徒が通学に1時間かかる。こんなのでは、子供にいくら計画性があっても、実行に移す時間がない。



………



最後に、M君の話。


中学部時代は、水泳部とテニス部。

高校部時代は、1年で部活は終了。塾は、高崎駅近くにある「○○塾」。SEG系列という塾だそうです。

M君『 群馬には何もないですからね。せめてSEGなら? 』


1年浪人。浪人時代は、有名S予備校(御茶ノ水)という王道。(僕と同じ!)






by akogarehotel | 2019-03-22 18:41 | 子育てられ | Comments(0)  

2123. 受験戦争今昔(外伝)

受験戦争今昔(外伝)



マジメな内容です。

書こうかどうか悩んだけど、記録として残すために。


すぐ下げます。



………



僕の長男は1歳半検診で異常を指摘された。


1歳半検診では、意味のある発語が3つ必要だ。(ぱぱ、まま、ぶーぶーなど)

しかし、長男は、3つどころか、1つも言語を発していない。「あー」とか「うー」しか言えない。


発育障害の疑いと言われ、県立小児医療センターへ通わさせられた。

しかし、何かの治療をしたところで言語を発するようになるわけもなく、数ヶ月通ったところで通院を中断した。

そのまま、言語を発っせずに1年以上が経過する。

このまま何も喋れないのだろうか。



ただし、自発言語はないものの、こちらの言語は理解している素振りがある。名前を呼べば振り向くし、あっち、こっちという親の指示にも従う。ジェスチャーのようなもので、コミュニケーションも可能だ。


でも、親(俺)は心配でたまらない。

少しでも、子供の脳みそに刺激を与えようとする。

毎日、昼休みに帰宅して、2時間近く一緒に遊んだ。

長男は楽しければ笑う。笑うことによって、言葉を発するのではないかと期待して、ひたすら遊んだ。

歌を聴けば歌いだすかと思い、「おかあさんといっしょ」の歌をひたすら聴かせもした。



当時、長男は乗り物とアンパンマンが大好きだった。

特に電車は、見るのも、乗るのも楽しいようで、何度も駅に連れ出した。「わーわー」言いながら、電車を見て喜び興奮していた。高崎駅の新幹線ホームには何度行ったことか分からない。そのまま適当な電車に乗って、本庄くらいまで二人旅をもした。



しかし、2歳で保育園に通っているときも、意味のある発語はなかった。

担当の保母さんはとてもいい人で、長男に非常に優しく対応してくれていた。

保育園からは何も言われなかったが、何か心配なまなざしで見られていた気はする。



長男が、もうすぐ3歳になる頃、長女が生まれた。

その前後くらいに、やっと、長男に変化があった。


僕と長男が公園で遊んでいるとき、

忘れもしない、大利根公園(ミネさんちの目の前)のコンクリート山の上で、

長男が、遠くの車を見て、『ぶーぶー』と言った。

2歳10ヶ月くらいの子供が、生まれて初めて、「ぶーぶー」と言った!


自分の人生史上、一番うれしかった日かもしれない。

大学受験なんて1浪すれば受かるし、水泳でいい成績出したって人生が変わるわけないし。どう考えても、この日以上にうれしかった日はないと思う。



その後、3歳の誕生日前後に言葉が増えていき、4月に幼稚園に入園するとき(3歳9ヶ月)は、周りの子供とほぼ同程度になった。



………



特に男児には、言葉の発達が非常に遅い子供がいる。

とは、聞いたことがあるものの、いざ自分の子供のこととなると心配で仕方がなかった。


当時のことを、今、長男に言うと、本人はまったく気にも留めず、『ふぅーん』としか言わない。

そりゃ、そうだ。



長男は、その後、親に似て非常に聡明な少年に成長し、小学校でも優秀な成績となり、先日の「どうでもいい」受験も合格してくれた。

受験については、「非常に不甲斐ない試合内容」だったので、その夜は激怒したが、

幼児期のことを考えると、受験できるようになっただけで十分に幸せだし、

言葉の発育が悪かった子供が、記述中心の試験に合格した、ということも喜ばないといけないことと思う。


これまで、このことは誰にも言わず、長男に心配させられた約3年間は、友達付き合いも断っていた。

もしかして気づいていた人がいたかも?

特に○福さんとかね、あいつ、意外と繊細だから。






by akogarehotel | 2018-02-10 13:54 | 子育てられ | Comments(2)  

2122. 受験戦争今昔(あとがき、その2)

受験戦争今昔(あとがき、その2)



「この大学」は、一般に「品のいい金持ち」の大学と誤解されがちですが、必ずしもそうではありません。

(某広告研究会のことを思えば、「品がいい」なんて、決して言えません。)



僕自身は、親の約束どおり、遊びながら大学生活を送りましたが、ほとんどの学生が、特に地方出身者はほぼ全ての学生が、アルバイトで稼ぎながら生活していました。


アルバイトは家庭教師です。

相場は時給4000円から6000円。

それなりの大学なので、それなりの時給になります。友達には時給10000円なんて破格の設定もいました。

僕も「夢が塾の先生」なので、家庭教師をしていましたが、お金のためではないので、時給3000円という親切設定です。小学生~女子高生まで担当しましたが、楽しい仕事です。少なくとも、医者より楽しい。

(フランス人の女子高生に数学を教えろ、ただし英語で、ってのは困った。)



………



この大学では、「医者の子」率はそれほど高くはありません。1割くらい。

しかし、他の私立医大では圧倒的に高くなります。その理由はもちろん、学費。


1年間の学費(30年前):

 国立(東大他) 90万円

 慶応  200万円

 慈恵  400万円

 他の私立 1000万円


↓参考までに現在の学費

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順天堂に合格したサトケン(前述)が、入学時に払った金額は2000万だそうです。施設費や寄付金を含めると、卒業までの6年間で1億円に達する大学がざらにあります。それらの大学では、当然、「医者の子」率は高いでしょうね。


つまり、昔は、金を積めば医者になれる、と言われた。



しかし、現在は違います。

最近は、医学部志向が非常に高いため、


『東大に入れるレベルにないと、どこの医学部にも受からない』

(あやのいち談)


だそうです。たとえ、K医大でも、K医大でも、K医大でも、(Kばっかり)、

現在は、かなりの学力が必要です。



………



有名なことですが、「この大学」の学生は非常に愛校心が強いです。

ラグビーや野球など、たかがOBなのに一所懸命に応援します。その理由は、学校がそのように煽っているからです。

「高田馬場にあるおバカ大学」をライバルに仕立て上げているのも、愛校心を煽り立てる道具にするためです。

(半分くらいの学生OBはそれを知っています。知ったうえで、あえて仕立てあげられたライバルとの掛け合いを楽しんでいます。)



愛校心を煽る目的は、当然お金です。

OBの集まりにはもれなく「寄付金募集」がついてきます。お付き合い程度に諭吉一人を寄付するだけでも、もともとの人数が莫大なので巨額の寄付金になります。(この大学に限っては、「福沢諭吉」以外のお札を寄付する人は絶対にいませんから。)



ふざけてますね。

大嫌いです。


寄付金というのは「足」で集めるものです。

「通達」という紙切れで集めるものではありません。


たとえば、今だと、

   「大学病院新棟建築費 寄付金 100万円から」

なんて紙切れが回ってきます。

アホらしいので、当然無視してます。


しかし、洗脳されている学生やOBは寄付しちゃうんだよね。そんなお金があるのなら慈善団体に寄付しなさい。僕はそうしています。

お金は、足りなくて困っている人に寄付してあげるべきでしょう?

(今年は甲子園に出場するから、がっぽガッポですね。)



………



何事もそつなくこなす学生が多いので、勉強だけの「ガリ勉」タイプはほとんどいません。


しかし、例外はあるもので、

1学年に1人か2人くらい、勉強以外のことを何も知らない、人生で勉強だけしかしてこない生徒がいます。もちろん、僕からすると尊敬に値します。自分には「勉強だけ」なんて人生は絶対に無理だから。



同級生のイシイ君は、ひたすら勉強しかしてこないタイプ。

大学でも全ての授業に出席して、すべてのノートをマジメに記載する。彼がいたおかげで、私たちの学年では「出席者ゼロ」の授業が発生しませんでした。

そんな彼は、そのマジメさと勤勉さのおかげで、ついに精神を病んでしまいました。

むずかしいですね。


余談ですが、

イシイ君は学習院小中高卒業で、皇室の方と小学生からのご学友で仲良しだそうです(新天皇の弟さま。カワシマキコさんとご結婚された人。)。

遠足に行って、お弁当を分け合ったり、結婚式には個人的に贈り物を送ったと。



★★★



大学に入ってからの私。


大学では、期末テストで満点を取ろうが、最下位でギリギリ通過しようが、どっちでも同じです。もう順位は関係ありません。試合ではありません。


勉強が「試合」ではなくなると、一気にヤル気がなくなりました。

それまで大好きだった数学・物理・化学は、最低限の勉強をした。けれど、それ以外は本当に最低ラインをすれすれ通過。

医学という学問は「暗記勝負」なので、理系の脳みそには縁遠かったのも大きな要因です。


5年生から6年生になるときに、かなりやばく留年しそうになりながら、一応、6年で卒業。卒業時に、6年間総合の成績順が発表されて、105人中100番でした。

まったく意味のない数字なので、何も気にしていません。


が、

前述の洋子さんは1位。

このへんが「運命の人」ではない理由でしょうね、当然。



………



医者になるのに、医学が嫌いでどうするの?


と言われても、

くどいけど、医学部に入った理由は「親の命令」です。心底、医者になりたいと思ったことは一度もありません。

そのため、在学中も、常に違う職種へのチャンスをうかがっていました。


麻雀プロの試験を受けたけど、落ちた。

DJの一般募集試験の日時を確認したけど、自重した。

あの「光栄」の入社資料を取り寄せて、「三国志I」の解説を書いて送った。

(火攻のやつ。PCゲームの名作。)

当時、最も住みたかった町「越後湯沢」を放浪もした。

(働き口がないと悟り、あきらめた。)

保険会社の面接も行った。



ま、「どうせ医者になる」という甘えた気持ちがあったから、就活もヤル気が中途半端だったのでしょう。

お恥ずかしい。

ちなみに、当時(学生だったので)競輪の存在を知らなかった。知っていたら当然、受験していたでしょうね。受かるわけないのに。



★★★



僕が中央中等を否定する理由は、僕の大学の同級生にあります。


同級生には、灘とか麻布とか開成とか、錚々たる中高一貫校の出身者がいますが、

こいつらが、到底、6年間勉強してました、なんてわけがない。


もともとのデキも違うけれど、

本気で受験勉強をしたのは後半2年程度。それでは不十分なことが多いから、浪人して、一浪で合格。

こんなパターンばかりです。

僕は、これが個人の能力を最大限に引き出す方法だと信じています。


1年生(中学1年)のときから、猛勉強(猛練習)したって、6年間も気力体力が維持できるわけがない。

それなのに、群馬の中高一貫は、公立なので、残念ながら、杓子定規に

 「6年後の大学受験を目指してがんばれ」

なんです。


だから、いまだに、前橋高校に進学率で勝てないんだよ。

リンク(中央中等、前橋高校、高崎高校の進学率へ)






by akogarehotel | 2018-02-09 18:23 | 子育てられ | Comments(0)  

2121. 受験戦争今昔(あとがき) 『品のいい大学のこと』

受験戦争今昔(あとがき) 『品のいい大学のこと』



長文失礼。

興味のない人は無視してください。

芦田マナのファンならどうぞ。




「品のいい大学」の医学部の定員は100人。

そのうち、60人が一般受験生。「外部」という。

残りの40人が付属高校からの進級。「内部」という。


40人の内部生のうち、

 慶応義塾高校 28人

 慶応女子高校 4人

 慶応湘南高校(神奈川) 2?

 慶応志木高校(埼玉) 4?

 ニューヨーク高校(海外) 1?



慶応義塾高校は、「嵐」のナントカ君が通っていた男子高校。いわゆる「慶応高校」。神奈川県の日吉という町にある。マンモス高校で、1学年は24クラス(45人)くらい。

そのうちの28人しか、医学部には進学できない。クラスで一人だけ。


進級の判別方法は、高校3年間の「通知表」による。

音楽、体育、美術を含めた、全ての教科の通知表を20段階で数字にして、3年間の平均値が高い順に医学部へ進学できる。


数学の1点と、体育の1点が同じ価値ってのは、はてしなく納得がいかないが、

当人たちによると、


『医学部希望を表明していると、美術音楽体育の先生がいい点数をくれる』


とのこと。それはそれで、問題じゃないの?とは思うが、

いずれにしろ、

高校1年のときから「いい子」にしていないと医学部へ進級できない。しかも、クラスで一人だけなので、1年生のころからライバル意識がぶつかり合う。

俺には無理… 絶対に無理。




さらに厳しいのは女子。

慶応女子高は6クラスくらい。そのうち4人なので、クラスで1番でも医学部へ進学できない。元来、女子は男子よりも優秀だから、より一層難しい。

とすると、中学生の頃から、ライバルと意地の張り合いと思われるが、意外と皆様はお互いに仲がよいようだ。そして、当然に、医学部に進学してくるような女子は、キレキレの秀才ぞろい。その反面、外見は多種多様。

ちなみに、昭和の時代の慶応女子校は超ミニのタイトスカートで有名でした。


某有名子役女優さんが、こちらの中学に入学したそうです。医者になりたいらしいですが、むしろ他の学校に行くべきでしょう。どんなに成績が良くても、出席日数が少ない生徒が医学部に進学したら、まわりじゅう敵だらけになります。



………



一方、外部生は、受験のエキスパート。

理数系の超難問を「大好き」と言えるヘンタイばかり。

東大理Iは受かるが、理IIIは受からないという、微妙な立ち位置。

ほとんどが関東~東日本出身。関西は1学年に5,6人。

各地の有名高校から一人ずつ、という具合の合格者。なので、出身高校を見れば、全国受験レベルの風潮がわかる。

群馬県は前橋高校だけ(過去30年)。隣の市の高校は、総理大臣が出て、新幹線が停車するくせに、合格ゼロ。へーん。



現役と浪人生は、半分半分。

僕の頃の、最大勢力は「駿台予備校」。現役浪人含めて、入学者の半分くらいが「駿台卒業」でした。高校別にすると、各校一人くらいだけど、駿台予備校の理3アルファクラスからは、10人以上が合格(当時)。


外部生の半分以上が、Z会(通信添削)の会員。入学後3ヶ月くらいは、ペンネームや問題の難しさの話題で盛り上がれる。



外部から入学する女子は6人だけ(当時)。

男子のほうが成績がよいのか、

それとも、(東大の噂のように)男子を優先して合格させているのかは、不明。

模試の成績からすると、たぶん、何も操作していないと思いますが。



(女子も含めて)外見上、いかにも勉強ばかりしている生徒は1割くらい。ほとんどの同級生が、楽器、スポーツ、あるいは「おしゃれ」「放蕩」など、何かしらの特技を持っている。

外見でいうなら、群馬出身で浪人歴のない僕は、まるで、


 「田舎から出てきたばかりの、勉強しかできない眼鏡の学生」


でしたね。



★★★



医学部には、医学部だけの「部活(体育会)」があります。

全学部生が加入する「通常の体育会」は、基本的に毎日24時間以上練習にあけくれています。彼らには、「学校の授業」ってものが存在しませんから。

しかし、医学部は、「最低限の授業」がある。通常の体育会に入ることは物理的に不可能です。留年しても不可能です。

なので、医学部だけ別の組織として「医学部体育会」が存在します。医学部水泳部とか、医学部野球部とか。


もちろん、レベルは通常の運動部にくらべて、ガクーーーーと下がりますが、練習意欲と練習時間だけは、通常の運動部に非常に近くなっています。



医学部運動部は全国の全ての医科大学に存在します。が、それらに対する学生の意識は、各大学によってまちまちです。


慶応

 ほぼ全ての生徒が、なにかしらの運動部に入ります。どんな運動オンチでも、どこかに所属しています。無所属は、100人中、1人か2人。一方、


東大医学部「あんなもん、マジメにやってるって、笑っちゃう?」

 ごく一部の生徒を除いて、基本的に運動部には入らないそうです。天才の考えることは常識を超えています。


福井や群馬などは、半々だそうです。



………



それが目的ではありませんが、医学部運動部に入ることにより、非常に堅固な縦のつながりができます。


縦のつながりは、医学の世界でも特に重要で、たとえば、

大学病院で働いているときに、あの科の偉い先生は同じ部出身というだけで、お互いに「異様な」親近感がわきます。当然、困ったときの助けになります。


「私失敗しませんから」などとほざく医者は、世の中に一人も存在しません。

誰かの助けを借りないと、たとえスーパードクターKでも「失敗します」。縦のつながりは、この業界では「失敗しないために」とても重要で、それを構築してくれるのが運動部なんです。

だから、運動部が新入生を勧誘するときに誘う甘い言葉が、


『うちの部は、歴史が古いから、あの教授とか、あの院長とか、あの医師会長とか、みんなOBなんだよ。』


野球部のように由緒ある運動部が良く使う常套句です。



………



まぁ、運動部に入るかわりに、それ以上のものをやってる!と言えれば、それで十分です。何かがやれる能力と環境があればね。

おそらく東大は、そういう意識なのでしょう。


(あとがき後半へつづく)







by akogarehotel | 2018-02-08 18:31 | 子育てられ | Comments(0)  

2120. 受験戦争今昔(14) 『塾で教えないこと』

受験戦争今昔(14) 『塾で教えないこと』 



勉強は「競技」。

スポーツと同じ「競技」。


練習して、力をつけて、応用練習をして、自分の能力を確認して、試合に挑む。

ライバルを意識して、足りない部分を補強すれば、最大限の成果を生み出す。

(しかし、それでも勝てないときには勝てないよ。)



眠い目で勉強してもムダ。

それと同じくらいに、低血糖で勉強してもムダ。

それと同じくらいに、つまらないと思いながら勉強してもムダ。


楽しいと思ったら勝ち。

試合を思うと、練習したくなる。練習が好きな人は強い。

試合に向けて、練習メニューは自分で組み立てる。他人がわかるわけない。横槍を入れる他人は、親であろうと無視。

試合なんだから、ライバルがいるといい。賞品があってもいい。



………



そういえば、僕が小論文の「医者になりたい理由」で、どんなことを書いたか?


 『 僕は子供の頃から喘息もち。病気の僕を内科医である母親が一所懸命に看病しれくれた。母親自身の仕事も夜遅くまであるのに、その忙しいなかで僕を治療してくれた。僕も大人になって、母親の仕事を手伝ってあげたい、と子供心に思った。だから僕は医者になりたい。 』


みたいな内容を書いた記憶がある。涙が出そうだ。

もちろん、大ウソ。全ウソ。こんなの作り話に決まってる。

だって、僕が医者になった理由は、


 『 父親が、「医学部以外の大学に行っても仕送りはしない。医学部ならば、卒業するまで学費と生活費を払ってやる。」と言ったから。 』


そんな真実を書いたら、合格するわけない。

だから小論文なんて無意味なんだよ。



では、今現在は「医者になりたい」と思っているか?

僕のもっともあこがれる職業は、これは高校3年生のときから今まで変わっていないが、


   学校の先生になりたい!


高校3年のときの多胡先生に感化された。学校の先生になりたい。

でも、公立学校の先生ってのは、本当に大変らしい。

(なるのも大変だけど、なったあとも、)一言一句、指示されたとおりに授業をしないといけないらしい。

僕のもっとも嫌いとする「指示通り」という指示だ。


うーん、じゃぁ、


  予備校の先生になりたい!


駿台に通いながら、心からそう思った。その気持ちは今でも変わっていない。

だから、たまにそれっぽいアルバイトを引き受けている。

環境が許すなら、今にでも転職する。

学生のころ、親にちょこっとそんな話をしたことがある。すると、


『予備校の先生は大変だよ。人気が落ちたらすぐクビだから。芸能人みたいなものだよ。』



………



最後に、本文に登場した友達たちのその後。


3年7組 2位 サカタ君

一浪して、東大医学部、「育ちのいい大学」医学部、名古屋大学医学部のすべてに合格し、東大医学部へ入学。学生時代からベンツに乗り、卒業後は精神科へ入局。


3年7組 3位 カドムラ君

一浪して「品のいい大学」医学部へ入学。僕の後輩になった。医学部のサッカー部でキャプテンとしてぶいぶい言わせて、卒業後は外科へ入局。


1年7組 2位 アダチ君

高校入学時に同じ組だったアダチ君。一時、僕より成績上位だったこともある彼は、脅威の文系人間。現役で東大(文科系)に入学し、学校の先生となり、数年前から前橋高校に国語の先生として赴任。そして、水球部顧問として活躍中!

(泳げないけど)



洋子さんのことも書く?

お茶ノ水女子大学付属高校から、現役で「超絶品のいい大学」医学部へ入学。管弦楽団でホルンを演奏するかたわら、バドミントン部(選手)、アメフト部(マネージャー)でも活躍。そのうえ、勉強も手を抜かず、大学を主席で卒業。卒業後は眼科に入局。

現在独身。

↓早春物語の原田知世

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慶応病院HPに現在の写真が掲載されています。俺の夢を壊すな!

(はい、そこ、検索しないっ。)



★★★



師、のたまわく、


これを知るものはこれを好むものに如かず

これを好むものはこれを楽しむものに如かず

(最近、読んだばかりの「論語」の一節)


 【訳】如かず(しかず)=かなわない



勝負は「練習(勉強)」が好きかどうかで決まる。

練習が好きな奴は強い。


では、練習が嫌いな奴は、どうする?

少しでも得意な分野、わずかでも興味のあることから始めればよい。

そうすれば、だんだん好きになるよ。



僕が思っていたことを、孔子も言ってます。

奇遇だな、これは。







by akogarehotel | 2018-02-07 22:32 | 子育てられ | Comments(0)  

2119. 受験戦争今昔(13) 『最終試合』 

受験戦争今昔(13) 『最終試合』 



 「 おい、二次試験を含めて6000円って言ったろ 」



という、ひと悶着は置いといて。



すぐに二次試験がある。

小論文と面接。


 「 二次試験は、病的な性格の持ち主を排除するため 」


というのが当時の通説だった。当然、何も準備していない。

「なぜ医者になりたいのか」だけ考えておいて、試験会場の日吉へ。



ちなみに、ホテルはまた池尻大橋。

再び、先日のゲーセンで夜を過ごし、再び、先日の定食屋で夕食を食べ、

再び、田園都市線のラッシュで渋谷から日吉へ。


小論文の題名は記憶にない。もしかして「医者になりたい理由」だったかも。

面接の内容も覚えていないが、こちらでも「医者になりたい理由」を聞かれたかも。




★★★



ちなみに、面接試験は医学部の医者が担当する。


僕が大学病院勤務だったころ、先輩医者が「今日は面接の試験官だよ、めんどくせー」と言って出かけていった。

彼は正しい。

5分程度の面接で人間の優劣を判断できるはずがない。点数をつけられるはずがない。そもそもが、面接で振り分けようということ自体が間違っている。

だから、面接は「異常な性格」「異常な思想」を持っている人間を排除することだけが目的。

そんな仕事はめんどくさい。入院患者さんの仕事を放り投げて行くべきことではない。



面接で子供を判断して、合否を振り分けるなんてのは、完璧に大人の暴挙。思い上がり。

そんなことをする学校のほうが「異常」だ。

「総合問題」という名の下に、そんなことをする学校が少なくない、というのは困ったものだ。



★★★



「日吉にある大学」の二次試験の合格発表の前に、東大の入学試験があった。



3月3日。

東大の試験は本郷で行われる。

御茶ノ水のビジネスホテルを予約してもらった。ここからなら、歩いていける距離だ。


前日、試験会場をスクーリング。

周りにいる人が、みな東大生かと思うと、自然に背筋が伸びてくる。

ひとしきり「観光」したあとは、恒例のゲーセン探し。

というか、探す必要がない。

大学の目の前には、ゲーセンがずらーーっと並んでいた。もちろん、今のような大規模のものではなく、50円のテーブルゲームばかり。

「大工の源さん」と「熱血硬派くにお君」(パチンコではない)があったのを強烈に覚えている。



試験は、惨憺たる内容。

数学ができなかった。得意種目で得点できない。先行選手が後方7番手で何もできずみたいなもの。これでは論外。桜田門外。

理科英語はまぁまぁなので、来年なら大丈夫だろうな、とは思ったけど…



………



ふたつの大学の合格発表が出ないうちに、もうひとつ大事な試験がある。今期の最終戦。



駿台予備校。

入塾試験に失敗すると、理3アルファクラスに入れない。

気持ち的には、ここが本命。本心からの本命。

大学の発表なんて待たなくていいから、予備校の近くに、さっさと下宿先を探して引越ししたいくらいだ。


試験内容は上々。というか、完璧。

こちらは、早々に結果発表があり、無事に理3アルファ合格。

大学の発表前に駿台入塾を申し込むと、割安料金だという。申し込んじゃってもいいよ、と親に言ったら、まぁ待て、となだめられた。



………



3月中旬。

「東京タワーの近くに本部がある、育ちと品のいい、芦田マナが将来通うであろう大学」の二次試験の発表は、三田校舎に掲示された。

なぜか見に行った。

大学生のおねいさんが見てくれることになっていたが、(信用できないので?)見に行った。



結果は、 「補欠」

二次試験受験者は180人。そのうち、60人が「合格」、60人が「補欠」、60人が「不合格」という。素直に一次試験の点数順だと思う。


定員が65人なんだから、「補欠」はほとんどが無理だと思っていた。



ところが、約7日後、「補欠」が「繰上げ合格」になる連絡が来た。

そして、その3日後、東大は「不合格」だった。


受験戦争は終了した。

通算戦績 6戦5勝





by akogarehotel | 2018-02-06 23:21 | 子育てられ | Comments(0)  

2118. 受験戦争今昔(12) 『試合』 平成30年2月

受験戦争今昔(12) 『試合』 



高校3年の冬、

年が明けて1月。共通一次試験が間近に迫ってきた。

この頃は、ほとんど高校に行っていない。出席日数を計算すると、1月中旬以降は一日も登校しなくても卒業できる計算だった。当然、計算通りに、一日も登校しなかった。



1月下旬、

共通一次試験。(今のセンター試験)


前の日から興奮して眠れなかった。

意気が昂(たかぶ)って高揚して気合が入りすぎて、眠れなかった。こんなことは人生で、後にも先にもこのときだけだ。

やや睡眠不足で試合に臨んだけど、まぁまぁな感触。


センター試験は5教科。各200点で、合計1000点満点。

理科、数学、英語は満点の200点だった。

社会でちょっと間違えて、でも、もっと悲惨なのは国語の141点。平均点よりちょっといいだけ?

で、合計すると909点。

予備校が発表した東大理III(医学部)の合格目安得点が910点。あと1点足りない。


要するに、「これじゃ受からない」。


しかし、そもそもが今年合格するつもりはないので、この909点という結果には満足。当初の予定通り、東大理IIIを申し込んだ。

もちろん、前橋高校(多胡先生を除く)からは文句ぶうぶう。


 「 東大理I(理工学部)なら超安全圏なのに~ 」



★★★



東大の二次試験(試合)は3月。

その前に、別の試験。


2月中旬。

東京タワーの近くに本部のある「育ちと品のよい名門大学」の医学部。

受験会場は神奈川県の日吉(ひよし)という街。

東京の渋谷から、東横線で40分くらい。


今回の受験には父親はついてこない。ホテルを取っておいたから一人で行って来い、って。しかし、その予約してくれたビジネスホテルの場所が、、、池尻大橋?

渋谷から別路線で2駅。

つまり、日吉に行くには、超ラッシュの渋谷駅を経由しないといけない。

(受験時期はホテルの確保が大変なんです。)

なんか、神様が「渋谷で遊べ」って言ってる?



………



試験前日、ホテルに荷物を預けて、試験会場まで下見へ。いわゆる、スクーリング。

大混雑の渋谷駅で、東急線に乗り換え。代官山、田園調布など、田舎モノには敷居の高い駅を過ぎて、ほどなく日吉へ。

この日は、理工学部の入学試験日だったので、そこそこの人数が出入りしている。



大学の入り口を確認して、帰ろうとすると、

いきなり、世に言う「女子大生のお姉さん」数人に取り囲まれてしまった。


なに??


 『 君は地方からの受験生?遠くまで合格発表を見に来るの大変でしょう?確認して連絡してあげる。特別に、2次試験の結果まで含めて、6000円にしておくよ。 』


なるほど、大学にはこういう学生もいるのか。

サークルってのは、こうやってお金を稼がないといけないのか。

よくぞ、こんな詐欺まがいの方法を考えついたねぇ。

それにしても、このおねいさんたちは品がないなぁ。

でもって、俺って見るからに「田舎から来た受験生」なんだなぁ。



こういうアクシデントは楽しくて仕方ない。

隣では、同じような受験生がいやがって帰ろうとしているのを、無理矢理に手をつかまれている。


 「縁起物は断らない」


いくつかある座右の銘のひとつ。

6000円払って、お願いした。

縁起物なので値切らない。

合格発表くらい自分で見ろ、というべきだが、このときは合格する気がなかったので、発表(落選)を確認してもらえるのは手間が省けてうれしい。



………



池尻大橋のホテルに戻ったら、まだ夕方5時。

さて、、、探検に出かけよう。

この頃から、


 「 初めての街に出かけたら、ゲーセンを探す 」


という習慣が身についていた。

この習慣は現在まで続いている。先日の帯広でもゲームセンターを捜し歩いた。



ホテルから適当に歩き出す。雰囲気とにおいのする方向へ歩き出す。

この嗅覚は、まさにファンタジスタ。

5分もせずにゲーセンを発見。


 「 勝負前にはゲーセンで遊ぶ 」


はジンクスであるとともに、緊張をほぐすという根拠もある。疲れるほど遊んじゃいけないけどね。

1時間くらい遊んで、定食屋で夕食。

この定食屋のテレビでかかっていた名曲「マイ・レボリューション(渡辺美里)」は、今でも忘れられない。何かのドラマの主題歌でしたね。自分の人生の思い出の一曲。



………



翌朝、試験当日。

渋谷(田園都市線)のラッシュは尋常じゃない。押しつぶされながら、乗り換えて、日吉へ移動して、いざ試験。


今シーズンの2試合め。結果は上々。

数学、物理、化学はほぼ満点(推定)。

しかし、英語は半分より、ちょっといいかな程度。

(英語の問題は狂っているとして非常に有名。)


試験会場で会ったサカタは、『物理が難しかったぁ』と。

(だから、お前は、常に2番なんだよ)



さて、

その後、

1週間もしないうちに、女子大生のおねいさんから電話が来た。


 『 おめでとうございます。合格してましたよ。二次試験も合格確認をご希望なら、また6000円を振り込んでください。 』







by akogarehotel | 2018-02-05 18:40 | 子育てられ | Comments(0)  

2116. 受験戦争今昔(11) 『練習メニューの作り方』 平成30年1月

受験戦争今昔(11) 『練習メニューの作り方』 平成30年1月



高校3年のとき、

夏に水球部を引退した後は、ホント、勉強ばかりやっていた。

だって、楽しいから。


水球も勉強も「競技」。

試合(テスト)でいい成績を残すために、日頃から練習(勉強)する。

僕が練習好きであることは、この自転車ブログで確認済み。それは勉強でも同じこと。時間を惜しんで勉強していた。



夏以降のタイムテーブル(駿台に行かない日)

 午後4:00 学校から帰宅、食事 

 午後5:00 寝る(2時間)

 午後7:00 起きる、犬の散歩

 午後8:00 勉強(4時間くらい)

 深夜1:00頃 勉強終了 寝る


一度寝てエネルギーを蓄え、犬の散歩で目を覚まし、真っ暗でシーンとした真夜中に勉強する。

より効率的に練習するために編み出した、時間の使い方。

それでも4時間程度しか勉強できない。


  「勉強する時間がなーい」



学校へ行く時間がムダだ。

超名門前橋高校は非進学校なので、3年生の2学期なのに受験と関係のない授業をえんえんとやってる。体育は必要だけど、古文とか、社会とか、いらねぇだろ?


校則を確認すると、公立高校は規定日数の5分の1は休んでよいとのこと。規定日数を計算して、ギリギリまで休むことにした。まるで「不登校」のように、


 『 今週は学校に行かなくていいや。よーし、勉強するぞ! 』



………



時間の工夫のほかに、練習の組み立てももちろん大切。


自転車では、練習して脚力が上がると、次の試走でタイムが縮まる。力がついたことを実感し、次への練習意欲が増す。

これは、勉強も同じ。

勉強して能力をつければ、次に似たような問題をすれば、簡単に正答できる。

自転車よりも簡単に、力がついたことを実感できる。そして、さらに練習意欲が増す。


 練習問題 → 似たような問題 → できるから楽しい → また似たような問題 → またできるから楽しい → …

 練習 → 楽しい → また練習 → …


ひたすら、この繰り返し。



………



「達成感」も重要な要素。


「これだけやった!」という達成感でドーパミンが分泌され、また明日からの勉強が楽しくなる。

だから、「ここまで」と決めたところまでは必ずやる。


しかし、そこまでできたら「その先」はあまり無理しない。時間が余ったら、マンガやテレビでも全然かまわない。

時間があるからといって、「その先」に手を出してしまい、それを中途半端な状態で残してしまったら、せっかくの「達成感」が消えてしまうから。


だから、僕は夜中にサイクリングに出かけることが時々あった。

早く終わってしまったら、あとは勉強することがないから。



勉強が楽しくないって人のことが、不思議で仕方がない。

そういう人は、明らかに「練習方法」が間違っている。



………



具体的な練習内容:

前述のZ会(物理、化学、数学、英語)

赤本(過去問のこと。東大、慶応)


これだけ。

これだけ?


あとは、、苦手な英文法の問題集(駿台)と、大好きな物理の問題集(駿台)。



国語と社会は全く勉強しない。

だって、嫌いだから。

無限大に時間が余っているなら勉強してやってもいいけど、そんな状況ではなかったからね。


ちなみに、

東大の試験科目は、センター試験:5教科(全)、と二次試験:3教科(理数英)。

慶応医学部の試験科目は、3教科(理数英)、と二次試験:小論文、面接。



★★★



しかし、志望校が志望校だけに、そう簡単に合格するわけはない。

数々の模試で、東大理Iの合格可能性は上限に届いていたが、東大理IIIの可能性は下限。どこまで低い数値が設定されているのか、調べているようなものだった。

それも当然。

本気で勉強を始めたのが、水球を引退した夏休み。たった半年程度の勉強で受かるほど、世の中は甘くない。気持ち的には浪人予定。


なので、真の第一希望は、駿台予備校。

ただし、そこでも「入塾テスト」があるから、いずれにしろ勉強は必要。

ちなみに、駿台のトップクラスの「理3アルファ」に入るには、東大理Iに入るのと同じくらいの学力が必要です。






by akogarehotel | 2018-02-03 13:42 | 子育てられ | Comments(0)  

2115. 受験戦争今昔(10) 『駿河大帝国のお姫さま』 平成30年1月

受験戦争今昔(10) 『駿河大帝国のお姫さま』 平成30年1月




とりあえず、当時は、猫も杓子も、バカもアホも、逃げも差しも、全て駿台。



通常通うクラスのほかに、夏期講習や参考書・問題集も駿台。

ぼろもうけだな、ホント。



参考書:

「○○先生の××」というシリーズで100種類くらい販売。


そのなかで、僕が、聖書とあがめるのが「坂間の物理」。

物理学の法則はすべて、数学の微分積分で説明できる、という本。こんなことは大学の物理なら当然のことだが、高校時代にこれを知った僕の感動は計り知れない。


え、速度を積分すると距離になるの?

力を積分するとエネルギーになるの?


勉強(練習)が楽しくて仕方ない。まさに魔法の道具、というか麻薬でした。

高3の12月は物理しか勉強してなかったかも。

もちろん、本人の授業も神がかり的に面白い。大人気なのでなかなか受講できなかった。



………



夏期講習:

各教科ごとに数々の短期講座が開かれる。

「誰々先生の代数幾何」とか「誰々先生の英文法」とか。

各講座は約1週間。講座の数は、夏休み全体で200種類以上になる。


駿台予備校の夏期講習は、異常なほどに、全国的に大人気。

夏休み中だけなら、ということで群馬からも大挙して生徒が押し寄せる。ほぼすべての講座が申し込み即日満員。しかも、申し込みのために3時間くらいの行列待ち。前述の「坂間の物理」なんて、よほど早起きしないと申し込み不可能。

御茶ノ水市谷だけでなく、大宮や横浜校舎もフルに使って夏期講習が開催され、駿台はこのときばかり、と大儲けする。濡れ手に粟の時代だった。



夏期講習は、本当に楽しい思い出しかない。

だって、東京に1週間、泊り込みだよ?!御茶ノ水のビジネスホテルに1週間だよ!

勉強なんて、午後5時には終わるんだから、そのあとは…


サカタと一緒に、御茶ノ水の隅から隅まで探検した。

当時は、御茶ノ水地域には10軒くらいゲーセンがあったが、その全てを見て回った。今とは違って、50円のテーブルゲームしかない時代。毎日3時間くらいゲーセンで過ごした気がする。もっとも遊んだのが「1942」と「チャイコフスキー、ピアノ協奏曲第1番がBGMの車のゲーム」(名前忘れた)


でも、これでも、御茶ノ水エリアの外には出なかったのだから偉い。

同じ前橋高校のコジマ君(本名)とヒロサワ君(本名)は、わざわざ新宿まで遊びに行って、10万円するコーラを飲んだらしいよ。(実話)

東京恐い。



………



そんな夏期講習の、ある日、大宮校舎の、ある講座で、


僕のとなりに、恐いくらいにかわいい女の子が座った。(座席は指定席)

「早春物語」の原田知世に似ている。


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しかし、彼女には見覚えがある。たしか、通常授業のときの同じクラスの女の子だ。

通常授業と、夏期講習は扱いが全く別々で、夏期講習は校舎・日程・科目が多種多様。自分の好みと都合により、200以上の講座の中から、受講する講座を選ぶ。

通常授業で同じクラスとはいえ、夏期講習まで同じクラスになるのは、かなりの偶然だ。しかも、大宮校舎。でもって、隣の席!

これぞ、ドキがムネムネ状態。


その女の子は、お茶の水女子大付属高校の洋子さん(本名)。大宮に住んでいる。

しかし、それ以上は聞けなかった。

純粋な群馬の少年には、ここまでが限界だったよ。


でも、その1週間の講座は、まさにパラダイスだったなぁ。

勉強が手につかない?そんなわけはない。

同じレース(試験、授業)に出ている女性に対して、いいところを見せなきゃいけないんだから、それはそれは一所懸命に練習(勉強)しましたよ、、、、、多分。



 「おれ群馬の神童。わからないことがあったら、聞いてよね」



………



しかし、人生は奇なり。

人類の浅はかな想像を、はるかに越える。



翌年の4月、

その女の子が、同じ大学の同じ学部の同じクラスにいる!


僕の医学部の定員は、たったの65人。そのうち女子はわずかに6人。

クラスはその半分。



これって、奇跡?運命?

運命だと思ったんだけどなぁ、俺は。。。。

(平成30年現在、洋子さんはまだ独身です。)




………



駿台予備校のおかげで今の俺がいる、というお話でした。








by akogarehotel | 2018-02-02 18:00 | 子育てられ | Comments(0)