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2215. この本を読め 『麻雀放浪記』(阿佐田哲也) 平成31年3月

この本を読め 『麻雀放浪記』(阿佐田哲也) 平成31年3月




言わずと知れた「雀聖」が書いた聖書。

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高校生の頃に、映画「麻雀放浪記」が放映された。

人生で最高に感動し、そのまま阿佐田哲也の本を全部読破した。

麻雀放浪記以外にも「ドサ健博打地獄」「東1局52本場」など10冊以上もの本が出版されているが、そのほとんどが現在では手に入らない。


ちなみに、阿佐田哲也は「色川武大」という本名(?)で小説も書いていて、こちらは直木賞だかナンダカを獲得したらしい。興味がないので、全く読んでいない。



映画「麻雀放浪記」は、なぜか白黒の映画。

なぜか、ではなく、映画監督が「雰囲気を表すには白黒がいい」と断言したためだが、高校生で近眼の僕にとっては、非常に見にくい映画だった。主題歌や挿入歌も、高校生にはかなり縁遠い昭和歌謡。「銀座の花売り娘」なんて、戦争中のドラマでしか聴いたことがない。が、そもそも麻雀放浪記が終戦直後の話なので、当然といえば当然。

主役の「坊や哲」を演じたのは真田広之。子供っぽい雰囲気がはまってました。「ドサ健」は鹿賀武史。「私の記憶が正しければ~」の人です。



主人公の名前が「坊や哲」ということもあり、ノンフィクションなのでは?という話題は常に沸き起こるが、当の本人が死んでしまっているので秘密のままである。(本人は、1986年(頃)に心筋梗塞による心破裂で死亡。当時、医学部の学生だった僕たち(麻雀仲間)は、「さすが死ぬときも派手だな」と不謹慎な言葉で賞賛した。



阿佐田哲也が最も愛したギャンブルは競輪だったいう。とても有名な話。

「せっかく3日連続で開催してくれる。調子の良し悪しや人間関係もわかるので、考えれば当たる。」


しかし、作品中に競輪が登場することはほとんどない。もちろん、麻雀が大多数を占めるが、チンチロリン、手ほんびき、バカラなど、「ギャンブル」なら何でもありだ。

「(ギャンブルならなんでも同じ。)押し引きだけだよ。」


ということで、阿佐田哲也の本は、麻雀の教科書ではなく、ギャンブルの教科書。



………



で、なぜ今頃、こんな「教科書」を読み返しているかというと、

あの偉い某先生に、『韓国のカジノへ行こう』と誘われてしまった。ギャンブルは嫌いではないけれど、シロウトが勝てるはずがない。しかし、どうしても断りきれない。

せめて傷口を小さく抑えたい。そのための「教科書」。









by akogarehotel | 2019-03-20 13:44 | この本を読め | Comments(2)  

2214. この本を読め 『逃げ』(佐藤喬、小学館) 平成31年3月

この本を読め『逃げ』(佐藤喬、小学館) 平成31年3月



最近、面白くて、速攻で読みきった本。

ほら、読め!



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ママチャリライダーとして有名なトマル君に、「僕がモデルになっているので買ってください」と言われたのが、『風のヒルクライム』。


早速、アマゾンで購入した。お話自体は架空のものだが、登場人物の一人が、トマル君をモデルにしている。学生服でママチャリに乗っている少年だ。

ただ、この本は中学生向けの書物なので、長男に「読め!」といって押し付けた。



その「風の…」をアマゾンで買ったときに、

アマゾンさんが『あなたにオススメ』として、勧めてきたのが、その隣の本。


(よかった、マジメな本を勧められて。幸福さんとは違うよ。)



………



『 逃げ 』(佐藤喬、小学館)


2014年の全日本ロードという自転車の大会を読み物風に書き上げた作品。綿密に取材した事実によるノンフィクション。

タイトルのとおり、集団から逃げを打った選手を中心に、自転車レースのチーム意識を含めて書かれている。自転車を知らない人でも分かりやすい。

スピーディな展開で、あっという間に読みきってしまった。久しぶりに、時間を忘れて読み込んだ。



………



驚いたのが、2014年のレースなのだが、観客がほとんどいないということ。

観に来ているのは、参加者の家族くらいなものなんだって。

2014年には、そこそこの自転車ブームになっていたはずなのに。それでも、こんなに人気のない斜陽なスポーツだったんですね。


しかも、こんな記述…



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能力のある人たちなのに、世間からの評価が低くてかわいそうです。






by akogarehotel | 2019-03-14 18:43 | この本を読め | Comments(0)  

2175. この本を読む? 『 最後の医者は 桜を見上げて 君を想う 』

この本を読む? 『 最後の医者は 桜を見上げて 君を想う 』



友達の医者から勧められて読んでみたのですが…

なんじゃ、こりゃぁ!



………


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よくありがちな「治療の選択」ものです。

全ての治療は患者の選択にまかせるべきという作者さんの意見には、もちろん大賛成です。



しかし、

しかし、内容が、あまりにもひどすぎて…



登場人物の設定は後述。これがパロディーなのは、仕方ない。大笑いして見逃してやる。



見逃せないのは、主題の部分。


作中には、骨髄移植とアミトロ(筋萎縮性側索硬化症)が取り上げられているが、事実を大きく誤解させる内容。

こんな作品を書かれたら、それぞれの疾患に悩んでいる患者さんが可愛そう。患者さんを冒涜しているといってもいい。

それを作者さんが、多分、気づいていない。だから、「ひどい本」。


「映像化進行中」つまり、いずれテレビが映画になるのかもしれない。

そして、この手のものは人気になる傾向。

でも、もしそうなったら、まずは骨髄移植患者団体から苦情が出るだろうね。でも、売り上げのためなら、突っぱねるんでしょうね。



以上が、「笑ってすませ」られない部分。



………



以下は、「大笑いして見逃し」てあげる部分。


院長の息子が権力を振るう総合病院。

外科のカリスマ医師は、脳腫瘍から心臓バイパスから胆のう癌まで、全てを担当する。

職務怠慢な内科医が皮膚科へ転属させられる。(皮膚科って、そういう奴が行くとこなん?)

その内科医が「手術くらい練習したことある」と言って、喉頭がんの手術をしようとする。

金持ちの政治家が自宅での手術を希望する。



ま、最大のパロディは、登場人物(医者3人、同級生)の出身校が、「とうきょういかだいがく」という設定でしょう。



………



「ブラックジャック」に、安楽死を推奨する「Drキリコ」という医者が登場します。その話をモチーフにしているようですね。ブラックジャックが、一人で、心臓も脳も肝臓も手術してしまうのとも似ています。





by akogarehotel | 2018-07-19 18:27 | この本を読め | Comments(0)  

2152. この本を読め 「読むだけですっきりわかる世界地理」(後藤武士)宝島社

この本を読め 「読むだけですっきりわかる世界地理」(後藤武士)宝島社



すっごい面白い。

大絶賛!


と言っても、好き嫌いがあるでしょう。嫌いな人は嫌いでしょうね。



その前に、【クイズ】


次のうち、日本よりも裕福な国はどれでしょうか?(複数解答)

裕福の定義:一人当たりの国民生産(GDI)が日本よりも高い国。2014年。


(ヨーロッパ)

イギリス、フランス、アイルランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、ベルギー、オランダ、ルクセンブルク、ドイツ、スイス、オーストリア、モナコ、サンマリノ、

(アジア)

ブルネイ、アラブ首長国連邦、イスラエル、カタール

(他)

アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド

答えは下へ。




気になった人は、この本を読め。

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………



著者さんは、僕と同年齢。サーキットの狼が好きで、大学時代に塾の先生になった。理想のような人生です。



本は、簡単に言えば、「地理の教科書」です。

わかりやすく言えば、「口語体で書かれた教科書」。

でも、それで十分でしょう。勉強がそれほど好きでない人でも、まぁ、いつの間にか読み始めて、読み終わってしまいます。


2017年の発行なので、内容は新鮮です。

トランプ大統領になってからの、シリア情勢も説明してくれています。

 中国って、想像以上にこんな国、とか、

 北朝鮮って、想像どおりにこんな国、とか、

 意外とアメリカって、いい国だな、とか

 石油がなくなってもドバイって大丈夫そうだな、とか

いろいろと感じさせてくれます。


じゃぁ、日本は大丈夫?


僕たちは、学校で「日本は金持ちの国」と教わったのですが、

そうでもないみたいですよ。



ということで、

 【解答】 上記の全ての国


日本って、いつの間にか「それほど金持ってない国」になってます。

ヨーロッパのほぼ全ての国に抜かれてます。

イタリアやスペインと同レベルって、まずくない?

いずれ、あんな国のように貧富の差ができてしまうんじゃない?


日本より下位にいる韓国がいい見本です。

ちなみに、中国は「ひとりあたり」に計算するので、ものすごーーーーく低い数値です。






by akogarehotel | 2018-04-18 13:16 | この本を読め | Comments(0)  

2126. この本を読め 『三国演義 全6巻』安能務 

この本を読め 『三国演義 全6巻』安能務 



ちなみに、区星はもう負け組。5品になって、1勝2敗。

そう甘くはないな。

呂布と管亥がおもしろいくらいに焼かれます。

カクが孤軍奮闘というおかしな状況が発生してる。



………



久しぶりに「読め」。

興味深い本だと思います。

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数ヶ月前、吉川英次の三国志を再読し始めたら、意外とつまらなかった。子供の頃は神様のように思っていたのに。

そんな折に、愛知県の信長マニアさんからオススメされたのが、この「安能務」の「三国演義」。


何が驚いたっていうと、


 真実はひとつではない!



曹操が英雄で、呂布が豪傑で、張飛が酒癖が悪くて、

劉備が天然の人情家で、孔明が天才。


これが本当なのかウソなのか、誰にもわかるわけないじゃん。今から1800年も前の話だよ。彼らが本当に存在したかどうかさえ疑わしいよ。

ということで、


作者によって、人物の描き方が変わるんだなと痛感させられた作品。


でもって、


基本的に、登場人物全て、要するに「中国人全て」が悪人。

権力のために人を殺し、人を疑い、誹謗中傷の嵐。

昨日の仲間は、今日の敵。

権力を握った人間は、何でもやりたい放題。



とてもじゃないけど、三国志って、子供に読ませるべき本ではない。

吉川三国志とは全く別物の作品、ということで、非常に面白く、ワクワクしながら読みました。

孔明が死んだ後の経過が長いのもうれしい。魏がクーデターで消滅して晋になり、蜀と呉が滅亡するところまで続く。あまり知られていない部分ですね。どす黒い話が延々と続きます。もはや「ヒーロー」なんて人物は一人も出現しません。



………



ところで、

あまり書かれていないことなのですが、


三国志当時の中国(西暦200年)って、奴隷制度まっさかりなんですね。

兵隊はほとんどが奴隷。

どっかから連れてこられて命令されて戦う。忠義なんてかけらもないから、負けそうになったらすぐ逃げる。

逃げたら生活できないから、またどこかの軍隊に戻ってくる。

給料がもらえればどこでもいいし、給料がもらえないなら逃げていく。

基本的に彼らに家族はない。


ホント、中国って、いやーーーーな国です。



★★★



さて、次は何を読もうか。

実は、「論語」と「学問のススメ」を読み始めています。いまさらじろー。







by akogarehotel | 2018-02-16 12:49 | この本を読め | Comments(2)  

2093. この本を読む?  三国演義 安能務 平成29年11月24日(金)

この本を読む?  三国演義 安能務 平成2911月24日(金)



☆その前に、

ネタがないのでブログが更新できません。決して、手抜きしているわけではありません。

仕事して、子供の卓球の送迎して、な毎日。

暇を見つけて、ローラーを20分程度な毎日。


子供が卓球で4位だったこととか、ピアノ発表会は名探偵コナンの独演だったとか、ドラム発表会はドラムソロだったとか、水彩画で表彰されたとか、のネタならありますが、まさに親バカなので自重課長。



………



デュークさんに勧められたので、6冊セットで購入しました↓

2巻まで読んだら、やっと孔明が出てきた。

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三国志って、要するに、


 『中国という国を嫌いにさせる本』


なのですね。



あの国は、今も昔も、賄賂と汚職の国だ。と再確認させる本。


吉川英次は、「子供に楽しく読んでもらう本」を目指して、三国志を書いたようだが、

この安能さんは、「もうちょっとその国の文化を探ってみよう」と思って、書いてくれたらしい。


権力を奪った人間は、必ず専横に走り、その権力者にはおこぼれをもらいたい小物が群がってくる構図。別に、董卓だけが悪人ではない。呂布も曹操も、横暴な権力者で、劉備も同じようなものらしい。


「日本の侍もの」とは全然違う。

三国志の中に、「義」を重んじる武将って?関羽のほかに、誰?

負けて潔く切腹した武将って、関羽のほかに、誰?



戦争に負けると、ほとんどの武将が「ごめん」といって降伏する。で、何かの折にまた裏切る。

負ける降伏する裏切る、の繰り返し。ほぼ全員が松永弾正状態。



戦争の形態も全然違う。

(ご存知の通り、)何万人の戦争だろうが、基本は「一騎打ち」。

一騎打ちで負けたほうは、兵隊が何万人いようが、あっという間に退散する。だって、「親分」が一騎打ちで負けて死んじゃったら、自分が戦う必要はない。

「親分」に対する義理や信頼なんて、これっぽっちもないから、戦う理由がない。



日本なら、主君が戦死したら仇をとろう、となるのだろうが、大陸の国には、そんな侍スピリッツはない。一目散に逃げていく。

てことは、戦争が「一騎打ち」で片がつく時代に、「軍師」っているのか?軍師って必要なのか?

日本の戦国時代のような戦争ではないのだから、軍師が戦争を左右するってのは、そうそうあることではないらしい。

だから、孔明を「へぼ軍師」呼ばわりするのも納得できる。


孔明といえば、三顧の礼。

その「三顧の礼」の解釈は、


 孔明は、『わざわざ三度も訪ねていくほどに、素晴らしい人材』


と一般的に解釈される。

が、それは間違いらしい。本当は、


 劉備は、『在野にうもれたどこの馬の骨かわからない人物に、わざわざ三度も訪ねていくほど、民のことを考えて他人の言葉に耳をかたむける素晴らしい君主』


と思わせるのだそうだ。

 へーへーへー

別に、孔明が天才だという理由はない。



では、その劉備はヒーローなのか?

あたかも『努力と魅力と忍耐の人。その誠実さで人を惹きつける。』

というのが、もしかして一般的でしょうか。


しかし、実際は腹黒政治家で、(これも本当かどうかは誰も知らないけど)、

 呂布に味方して、すぐに裏切り殺し、

 曹操に味方して、すぐに曹操暗殺計画に加わり、

 袁紹に助けてもらって、すぐに裏切り、

というか、そもそも袁紹は、劉備が限りなくお世話になった公孫讃を殺した人間。そんな人間に頭を下げて助けてもらうほど、信念とか義理とか、全く持ち合わせていない人物。


ついには、

 劉表にイソウロウして、その領地を奪ってしまう。


よく考えたら、寄生虫みたいだな。

安納さん曰く、「誰にでも簡単に頭をさげることのできる、薄汚い政治家」だそうです。

はげしく納得。



じゃぁ、曹操がヒーロー?

実は、大量虐殺や無罪の処刑を何度も繰り返してる。信長の比叡山どころじゃない。

じゃぁ、呂布がヒーロー?

父親と呼んだ人間を2人も殺している。

じゃぁ、孫権?

一番まともな部類かもしれないが、単に情報がないだけかも。



大統領になったら、利権を食い物にして、やりたい放題。

あの辺のやつらは、

どこの国も、どこの時代も、悪役もヒーローも、みんな一緒だな。



………



さて、今、第3巻。

吉川英次よりは、面白いかもしれない。

がんばって6巻のゴールを目指す。





by akogarehotel | 2017-11-24 19:11 | この本を読め | Comments(6)  

2088. この本を読む? 『君の膵臓をたべたい』 平成29年10月31日(火)

この本を読む? 『君の膵臓をたべたい』 平成291031日(火)



医者には、間違いなく嫌われる題名。

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当然だけど、題名からして期待できないので、読む気がなかった。

でも、同級生(医者)に勧められたので、読んでみました。



読んでみてビックリ。

とても新鮮な気持ちにさせてくれる、未知の世界を教えてくれる小説。

泣ける、ということは全然重要ではない。

新しい気持ちにさせてくれる本。


結末に不満があるけれど、間違いなく他人に勧めたくなる本です。



………



クラスで人気者のその女の子は、実は膵臓の病気であと1年の命。家族しか知らないその秘密を偶然にも知ってしまった「僕」は、同じクラスだけど、友達が一人もいない目立たない存在。その2人が、残りの人生をどう過ごすか。



つづきが楽しみで、ワクワクしながら、どんどん読んだ。

ネットカフェにわざわざ自分の本を持っていって読んだ。

めずらしく3日で読みきった。



結末には大きく異論があります。

作者が「こんなこと誰も想像してなかっただろう?」と鼻高々な様子が浮かぶけど、「誰も想像しえない結末」は推理小説だけでいいよ。

みんなが思うような想像通りの結末になってくれても、十分に感動する大作だったと思います。


言い換えると、結末なんてどうでもいいんだよね。

作品のなかの一言一句すべてが、新鮮で素晴らしいから。


【注】結末というのは、ラストシーンのことではなく、主人公の結末です。

(読んだ人にはわかると思う。誤解のないように。)



本来なら、100%大絶賛だけど、上記の欠点があるので、75%。

映画をDVDで観ようかどうかは、迷うところ。(でも観てしまいそう。)



次はデュークさんに勧められた「三国演義」です。




by akogarehotel | 2017-11-01 12:56 | この本を読め | Comments(0)  

自分から勉強する子が育つお母さんの習慣(村上綾一著) 平成26年11月1日(土)

自分から勉強する子が育つお母さんの習慣(村上綾一著 ダイヤモンド社) 平成26年11月1日(土)



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幼稚園から小学校低学年の子供を持つ親なら、ちょっと読んでみてはいかが?

という本です。
目からうろこ、の部分もあるし、
そうでしょ、そうでしょ、という部分もあるはず。


………


随分前に、「あ」の人がこの本を送ってきたくれた。
毎回ありがとうございます。
ところが、その本がおばあちゃんの目に止まり、そのまま返してくれない。
仕方ないのでアマゾンでもう1冊購入しました。売り上げ貢献。



たとえば、
笑いをとる目的で突っ込もうと思えば、

『子供は、テレビやゲームでストレスを発散することはできません。外で体を動かしたり、スポーツをさせましょう。』

さんざんゲームをやっていたあなたが、それを言う?


でも、こんな突っ込みは著者さんの本意ではないだろうから、このへんまで。
(続きはアルコール付で。)


まじめに、
内容は、
・マンガ、テレビなどにも必ず「プラス」がある
・勉強と運動はセットで
・読むか読まないかに関係なく、身近に本があればいい
・ちょっとだけ得意だ、という感覚を育てるコツ
これ以上はネタバレリーナになるので、、、、。
とりあえず、我が家でも「ドラえもん」シリーズを補充しておきました。(その理由は本書内に。)


以上のようなことが、読者層である保護者を想定して、非常に簡単にわかりやすく書いてあります。どこかのブログ以上に、簡単に読み進められるので、読書が苦手なお母さんにも、忙しいお父さんにもオススメです。


それにしても、よくもこんなにたくさんのことを思いついて本にすることができますね。
常にメモ用紙を持ち歩いていて、ネタが浮かぶとメモしておく。まるで芸人のような生活をしていたのでしょうか?そんなそぶりは全然ありませんでしたが。むしろ、暇があればゴルフをしていたような…


………


そんな「あ」の人の履歴っぽいことが背表紙に載っている。
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・教材製作のかたわら、個人的に依頼された生徒を目白の事務所で指導する。
・2006年 理系専門塾エルカミノ創設。


僕が初めて「信長」に登録したのが2000年の冬。
初オフが2001年の冬だったか。
目白の事務所で徹夜でスーパーマリオをご披露いただいたのが2002年冬だったか。

あれから10年。
感慨深い10年です。



そんな本の、ある1ページ。
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誰が突っ込む?



『たった、100人かよ!』

by akogarehotel | 2014-11-01 13:44 | この本を読め | Comments(4)  

ヒルクライマー(高千穂遙 小学館文庫) 平成25年12月26日(木)

ヒルクライマー(高千穂遙 小学館文庫) 平成25年12月26日(木)

「この本を読め」

自転車に乗るようになってから、読書量が増えた。
以前は「忙しい」と言いながら、読むものといえばWCCF読本くらいだったが、現在は、「忙しいけれど」本を読む。
そのしわよせがどこかによっているはずだけど、、、ま、いいか。


ヒルクライマー
高千穂遙 小学館文庫
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40歳でヒルクライムに魅了されたサラリーマン。生活の全てを自転車に費やし、家族とも疎遠になり、でもそのおかげで日本でも屈指のトップクライマーとなる。
それを追いかける20歳の青年。マラソンランナーで、大学へもスポーツ推薦で入学。しかし運動部内の確執で退部、そして退学。目的を失っていたところに、知人の遺品としてロードバイクを受け取り、人生が変わる。

………

自転車に乗る前橋市民が、必ず読まなければいけない本。
遅まきながら、やっと読みました。これで私も前橋市民です。

その理由は、
非常に有名な話ですが、

この小説は、2009年の作品。
そして、作中に「赤城山ヒルクライム」が登場する。
スタート地点は上細井の交差点。近くの庁舎がスタート集合場所。県道4号(赤城県道)を封鎖してレースが開催される。
『赤城県道を封鎖してレースをするなんて、前橋市も思い切ったことをするわね』と登場人物のコメント。

というこの小説をもとに、その後、「実際の」まえばし赤城山ヒルクライムが開催されるようになった。
偉い!開催を決定した誰かさんを非常に褒めてあげたい。よくも、赤城県道を封鎖することに踏み切ったものです。
こういうところに税金が使われるなら、いくらでも市民税を払おう。

しかし、
前々から文句を言っている通り、「いつか事故が起こる危ないコース」だ。
開催を決定した誰かさんが、本書に倣う(ならう)ことを優先したために、スタート地点が上細井の交差点になってしまったからだ。
「市街地のヒルクライム」になってしまったからだ。

じゃぁ、一歩ゆずって、本番はこのコースでも仕方ないから、
「本番以外での県道4号、上細井-畜産試験場間(下り)は通行禁止」
そして、「練習のためには迂回路(赤城白川沿い)をお通りください」と掲示すればいい。
ちなみに、迂回路を前橋駅方面まで延々と下ってくると、かの有名な滝沢さんちのすぐ近くを通ることになる。そのほうが便利でしょ?


………

そんな前橋市民のどうでもいい事情は無視しておいて、

二十歳の主人公の成長ぶりにワクワクどきどきしながら、あっという間に読みきってしまう、興奮と感動で涙する名作です。
著者が「ストレートな作品」というとおり、とりあえず素直に楽しめる。
映画化されてもいいんじゃない?


まさか、ヒルクライムを楽しむ人で、まだこの本を読んでない人がいるわけないとは思いますが、、、
え、まさか、いないよね?え?え?
そんな人は、早いとこ、、今のうちに、、まわりとの話題に乗り遅れないように、、
本屋へ急げ。

………

オッズもエンゾも、そしてこの本も、
作者が本当に自転車が好きなんだよね、という気持ちがにじみ出ている。
高千穂さんの場合は、特に「坂を登ること」が好きで好きでたまらないようです。
そして、もちろん僕も。
だから、本にのめりこんでしまう。のめりこまされてしまう。



高千穂遙といえば、SFアニメ「ダーティペア」の原作者だそうだ。
今ではダーティペアなんて知ってる人がいるのだろうか?
宇宙を舞台に美少女ヒロイン二人が悪を倒すという、まさにヲタクアニメの原典みたいなもので、私が大学1年の頃にテレビで放映されていた。「うるせいやつら」の次を狙ったような放映タイミングだったと思うが、当時はアニメの種類も少なかったので、それなりの人気になっていた。
個人的には、当時、「帰ってダーティペアを見るから」といって合コンを断っていた記憶がある。
そんな、一見、アニメヲタクな作家が、こんなスポーツ青春小説を書くなんて、ねぇ。


自転車って、いいね。

by akogarehotel | 2013-12-27 15:54 | この本を読め | Comments(0)  

オッズ(小学館)、オッズGP(双葉社 石渡治) 平成25年12月2日(月)

オッズ、オッズGP(石渡治) 平成25年12月2日(月)

「この本を読め」


いまさらです。
恥ずかしながら、今さら読み、今さら感動しました。
全巻を大人買いした。マンガなんて買ったのは何年ぶり?
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ロードバイクが好きで、競輪を知っている人にピッタリ。
あるいは、
ロードバイクが好きで、競輪を少しだけ知っている人にピッタリ。
あるいは、
ロードバイクが好きで、競輪を全然知らない人にピッタリ。

ん?



主人公の辻堂リンタロウは、高校時代はロードバイク選手。
高校卒業とともに競輪に転向し、成長していくドラマ。
涙なくては読みきれない、、、?そんな感動スポーツ友情マンガ。

作者の石渡治は『BB』や『火の玉ボーイ』で知られるスポーツ的漫画家?
自身もロードバイクに乗り、赤城山ヒルクライムにも参加したことがある「自転車バカ」だそうだ。
作者がそれだけ自転車が大好きな様子が、マンガのなかにもあふれている。
だから、同じような「自転車バカ」読者にはたまらない。


たとえば、
辻堂のライバルの藤沢が、年末グランプリ開催のA級決勝戦で辻堂のレースを見おわったら、急に帰ってしまった。
その後のS級決勝戦とグランプリを見ずに帰ってしまった。
その理由は、、?
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そうなんです。
「本当」の競輪を見ると、自転車に乗りたくてたまらなくなるんです。


または、
作中の辻堂のことば。
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あるあるある!
1000%同意だよね。


競輪を全く知らない人でも、分かりやすく解説がついているので大丈夫。

というか、、、
作者さんは、連載当初は競輪を全く知らなかったんでしょ?
それが、取材を重ねるうちに、もんんんんのすごく詳しくなってる。
オレより知ってるんじゃない?!

まわりに素晴らしい協力者がいるんでしょうね。
作中にも登場する選手の方々とかがね。

その登場人物について。
架空の人物は、苗字が「地名」になっている。
辻堂、藤沢、寒川、秋谷と。

じゃぁ、「長津田選手」は?
長津田は地名だから架空の人物かと思ったら、、、モデルは長塚だよね?
って、「長津田」を地名と認識する日本人のほうが少ないものね。

そのほか、後閑らしき人物が要所要所に登場するので笑ってしまう。
作中では「五漢」という名前だが、群馬には「後閑」という地名があるから、そのまま使ってしまえばよかったのに。


作者さんが競輪初心者であるゆえの、でも全く気にならないくらいのミスはいくつかある。
例えば、初日特選に出た選手が翌日の準決勝でヨーロッパとか。
でも、本当に、そんなことは全く気にならない。
それくらい、ストーリーに引き込まれてしまっているから。

ただ、
ちょっとだけ言わせてもらうと、

…番手を美化しすぎてない?


『聖書』によると、
番手:番手捲りのタイミングを見計らっている
3番手:流れ込み重視。

ま、聖書『ギャンブルレーサー』が「客目線」で書かれているのに対し、
こちらは(おそらく)「選手目線」だから。
それも、練習が大好きで仕方ない選手目線。
だから、
自転車が大好きで仕方ない「ロードバイクばか」は、この本を読まなければならない。

そして、競輪場へ行こう。



追記:
作中に「体幹」とか「腰をたてる」という言葉が出てくる。
石渡さんもエンゾ信者でしょうか、それとも、たまたま?

by akogarehotel | 2013-12-02 18:22 | この本を読め | Comments(3)